物資運搬「事前通知」へ 南シナ海での中国との衝突受け フィリピン

AI要約

フィリピンのベルサミン官房長官は南シナ海での船舶衝突を「誤解に基づく偶発的な事故」と表現し、今後は事前に物資運搬の予定を通知する考えを示した。

マルコス大統領もこの提案を受け入れたと報じられている。

ベルサミン氏は衝突を武力衝突とは見なさず、フィリピンが実効支配するアユンギン礁への物資運搬を今後も定期的に行うことを明らかにした。

 【マニラ時事】フィリピンのベルサミン官房長官は21日、記者団に対し、南シナ海のアユンギン(中国名・仁愛)礁付近で起きたフィリピンと中国の船舶衝突について「誤解に基づく偶発的な事故」とした上で、「今後は事前に(物資を運搬する)予定を通知したい」と述べた。

 マルコス大統領もこの提案を受け入れたという。

 ベルサミン氏は、17日に起きた衝突を「武力衝突とは捉えていない」と表明。フィリピンが実効支配するアユンギン礁への物資運搬に関し「今後も定期的に実施していくが、スケジュールは事前に明らかにすることが賢明だと思う」と語った。