イスラエル戦時内閣が解散 戦闘継続、極右の発言力増か

AI要約

ネタニヤフ首相は戦時内閣の解散を決定し、連立内閣は維持しつつハマスとの戦闘を続ける見通し。

ガンツ前国防相の辞任や極右勢力の発言力増大が懸念される状況。

極右政党がハマス停戦案合意に反対し、戦時内閣への加入要求がある。

 【エルサレム共同】イスラエルのメディアは17日、ネタニヤフ首相が16日の会合で戦時内閣を解散することを明らかにしたと報じた。連立内閣は維持し、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦闘を継続するとみられる。戦時内閣の解散で対パレスチナ強硬派の極右勢力の発言力が増す可能性がある。

 戦時内閣で一定の歯止め役を担ってきたガンツ前国防相が9日、辞任を表明していた。

 連立内閣に参加する極右2政党はハマスとの停戦案合意に反対している。そのうち極右「ユダヤの力」党首ベングビール国家治安相は9日夜、ガンツ氏の後任として自身を戦時内閣に加えるよう要求した。