豪に貸し出しのパンダのつがい、交代へ 中国首相が表明

AI要約

中国の李強首相は、オーストラリアから貸し出されていたジャイアントパンダのつがいを本国に返し、新たなつがいを貸し出す計画を明らかにした。

現在のパンダつがいは15年間様々な繁殖失敗を経験しており、中国に帰国することが決定された。

李強首相は、別の美しいつがいをすぐに提供すると約束し、パンダ外交の一環としての保護計画を強調した。

豪に貸し出しのパンダのつがい、交代へ 中国首相が表明

【AFP=時事】オーストラリア訪問中の中国の李強(Li Qiang)首相は16日、貸し出し中のジャイアントパンダのつがいを本国に戻し、別のつがいを新たに貸し出す考えを明らかにした。現在のつがいは約15年にわたり貸し出されているが、繁殖に何度も失敗していた。

 中国の「パンダ外交」を兼ねた世界的な保護計画の一環として、アデレード動物園(Adelaide Zoo)では2009年から、中国から貸し出されたオスの網網(Wang Wang)とメスの福妮(Fu Ni)が飼育されている。

 パンダの繁殖は非常に難しく、同園でも人工授精を含む妊娠の期待はこれまで何度も打ち砕かれてきた。

 李強首相は「網網と福妮は15年も故郷を離れており、とても恋しがっていることだろう。2頭は年内に中国に帰ることになる」と語った。

 その上で、「同じくらい美しく、愛らしい別のつがいをできる限り早く提供することを約束する」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News