“AIが人類より優位に立ってはならない”ローマ教皇が自律型兵器の開発・使用など規制の急務訴え G7サミットに初出席

AI要約

イタリアで開かれているG7=主要7か国首脳会議で、ローマ教皇がAIに関する協議に初参加。AIが人類より優位に立つことに警鐘を鳴らす。

ローマ教皇はAI利用の影響が増大する中、人間が適切にコントロールする必要性を訴える。自律型兵器の禁止を求める。

人工知能を活用し、ルール作りを進める責任は政治にあると各国首脳に訴える。

“AIが人類より優位に立ってはならない”ローマ教皇が自律型兵器の開発・使用など規制の急務訴え G7サミットに初出席

イタリアで開かれているG7=主要7か国首脳会議で、AI=人工知能に関する協議にローマ教皇が初めて参加し、AIが人類より優位に立つことがあってはならないと訴えました。

ローマ教皇は演説で、AIの利用が人の生き方や社会的関係などに、ますます影響を及ぼすようになることは間違いないとした上で、AIによる選択を人間が適切にコントロールをすることの必要性について話しました。

AIが人間の命を奪うかどうか選ぶことがあってはならないと述べ、武力紛争において、自律型兵器の開発と使用を再考し、使用を禁止することが急務であると訴えました。

ローマ教皇は演説の最後に、各国首脳らに対し、「人工知能をうまく活用できるようにし、実りあるものにするための条件を整える責任は政治にある」として、ルール作りを求めました。