ブラジル 世界最大級の湿地帯で火災 東京都の約1.5倍が焼失
AI要約
南米ブラジルにある世界最大級の湿地帯で2024年に発生した甚大な火災被害について報告されています。
パンタナルでは2023年の同じ期間よりも約10倍の火災が発生し、東京都の1.5倍に相当する面積が燃えました。
専門家は2020年以降最悪の山火事の被害を警告し、地元住民も動物への影響を憂慮しています。
南米ブラジルにある世界最大級の湿地帯で水不足などによって火災が広がっていて、過去最悪だった2020年以来の甚大な被害が出ています。
ロイター通信によりますと、ブラジル中西部に広がる湿地帯パンタナルで2024年5月末までの間に発生した火災は、2023年の同じ時期に比べて約10倍に上りました。
現在も火災が広がり続けていて、これまでに東京都の約1.5倍に相当する面積が燃えました。
この地域は通常9月に山火事のピークを迎えますが、専門家は、全体の3分の1が焼失して記録的な被害となった2020年の始まりよりも2024年の山火事の方がひどいと警告しています。
地元住民は「火の勢いが強ければ動物を取り囲んでしまうかもしれない」と話し、パンタナルに生息する動物への影響も懸念されます。（ANNニュース）
