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マクロン氏、「どんな結果でも」辞任せず 仏総選挙
フランスのマクロン大統領は、極右「国民連合(RN)」の躍進を受けて行われる解散総選挙に関して、いかなる結果になろうと辞任しないことを表明した。
総選挙は6月30日と7月7日に行われ、RNの勝利に対してマクロン氏は憲法と大統領の地位の明確さを強調し、辞任の必要性を否定した。
フランスの欧州議会選で中道の与党連合がRNに大敗し、総選挙でもRNが優勢とされる中、マクロン氏は世論調査を信じず、国益のための決断を強調している。
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【AFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は11日に公開されたインタビューで、欧州議会(European Parliament)選挙で極右「国民連合(RN)」が躍進したのを受け踏み切った国民議会(下院)の解散総選挙について、いかなる結果になろうと辞任することはないと明言した。
総選挙は6月30日に第1回投票、7月7日に決選投票が行われる。
マクロン氏は仏誌フィガロ・マガジンのインタビューで、RNが総選挙で勝利して辞任を求めてきたらどうするかと問われると、「憲法を起草するのも、その精神を生み出すのもRNではない」「制度も大統領の地位も明確だ。総選挙がいかなる結果になろうとも」と答えた。
また、過去2回の大統領選の決選投票で下したRNのマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏については、再び討論する用意があると述べた。
突然の解散総選挙に踏み切ったことについて「正気か」と問われると、「私はフランスのことだけを考えている。国益のための正しい決断だった」と一蹴。「恐れず投票に行きなさい」と国民に呼び掛けた。
フランスで9日に投開票された欧州議会選では、マクロン氏率いる中道の与党連合がRNに大敗。
世論調査で予想された通りの結果となったが、総選挙でもRNが優勢と伝えられている。
だが、マクロン氏は「世論調査など一度も信じたことはない」「新たな選挙戦が始まっている」として、欧州議会選の結果にとらわれて判断すべきではないと語った。【翻訳編集】 AFPBB News