国王肖像画にアニメキャラ貼り付け 動物愛護活動家が訴え 英

AI要約

英国の美術館で行われたアートパフォーマンスについて報告されました。

動物愛護団体のメンバーがチャールズ国王の肖像画にアニメキャラクターの顔を貼り付け、農場での家畜の飼育環境改善を訴えました。

肖像画は無事保護され、安全でしたが、行動を通じて動物の権利をアピールしました。

 【ロンドン時事】英ロンドンの美術館フィリップ・モールド・ギャラリーで11日、2人の動物愛護活動家が公開間もないチャールズ国王の肖像画にアニメキャラクターの顔を貼り付け、農場での家畜の飼育環境改善を訴えた。

 絵はガラスで保護されており、被害はなかった。地元メディアが伝えた。

 2人は動物愛護団体「アニマルライジング」の支持者。肖像画に英国のクレイアニメ「ウォレスとグルミット」の主人公ウォレスの顔と、「チーズはだめだよ。農場の残酷さを見て!」などと書かれた吹き出しを貼った。この絵は真っ赤な背景に赤い軍服姿の国王が描かれ、戴冠後初の公式肖像画として先月公開されて話題を呼んでいた。

 アニマルライジングは先に、農場で豚や鶏などが過酷な環境下で飼育されているとの調査結果を発表。国王がこのアニメのファンであることや、農場の認証団体を支援していることから、「これ以上の方法は思い付かなかった」と主張している。