水+塩だけで3日間…韓国・10代の間で流行する危険な「骨やせダイエット」

AI要約

夏に向けて韓国の10代の間で流行する極端な水断食ダイエットによる「骨やせ」スタイルの危険性が指摘されている。

水断食は一時的な体重減少をもたらすが、体脂肪以外の重要な体成分である筋肉も同時に失われることが研究で示されている。

特に青少年期に行われる極端なダイエットは健康リスクや発達への悪影響をもたらす可能性があり、注意が必要である。

水+塩だけで3日間…韓国・10代の間で流行する危険な「骨やせダイエット」

【06月12日 KOREA WAVE】「骨やせ」。夏が近づき、アイドルのスタイルを追求する韓国の10代の間に、水だけを飲む極端なダイエット「水断食」が広がっている。身体の70%が水分であるだけに、短期的な体重減少の効果は明確にならざるを得ない。発育がまだ終わっていない10代の健康に赤信号が灯った。

骨やせスタイルは、肋骨がすべて露出するほど痩せた体。身長から体重を引いた数値が125以上であることを意味する。IVEのチャン・ウォニョンのような体が羨望の対象になり、こうした極端なダイエットが流行している。

MBC番組で昨年、俳優イ・ジャンウが3日間断食し、水と塩だけを摂取して4㎏を減量する姿が放送されたりもした。

しかし、研究によれば、水断食で、体脂肪よりも体脂肪以外の体成分(筋肉)がより早く失われるという結果が出ている。

米イリノイ大学の栄養学者、クリスタ・バラディ教授の研究チームが長期の水断食の効果について研究した論文によると、5~20日間、長期間、断食で減少した体重の約3分の1だけが体脂肪であり、残りは脂肪型筋肉だった。

水断食は血圧、コレステロール、血糖値の改善などを導く一方、改善効果が現れるのは短期間で、断食をやめるとすぐに消えることがわかった。

特に青少年期の極端なダイエットは、無月経症と骨粗しょう症、摂食障害などのさまざまな問題を引き起こし、肉体・精神発達に悪影響を及ぼす可能性がある。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News