24年世界成長、2.6%に上げ 日本は消費鈍化で下方修正 世銀見通し

AI要約

世界銀行が最新の経済見通しを発表し、2024年の世界の実質GDP伸び率を2.6%と予測。

米国の成長を反映し、世界経済は安定しつつあるとの見方を示した。

日本の成長率は一部の要因により不透明で、一部改善が見込まれている。

 【ワシントン時事】世界銀行は11日公表した最新の経済見通しで、2024年の世界の実質GDP(国内総生産)伸び率を2.6%と、1月時点の前回予測から0.2ポイント引き上げた。

 堅調な米国の成長を反映した。25年と26年はそれぞれ2.7%と予測。「世界経済は安定しつつある」(ギル世銀チーフエコノミスト)との見方を示した。

 日本の24年の成長率は0.7%と、消費や輸出の鈍化、訪日観光客需要の落ち着きを受け、1月時点の予測から0.2ポイント引き下げた。25年は消費などの小幅改善により、1.0%へ加速すると見込んだ。