浮桟橋からの物資配給停止 イスラエルの人質救出作戦受け WFP

AI要約

国連の世界食糧計画は、ガザに設置された米軍の浮桟橋からの物資配布を一時停止することを決定した。

この措置は、イスラエル軍の人質救出作戦による多数の死者が出た事案を受け、現地の安全を確認するためとされている。

WFPの報道官によると、職員らの安全確保のために十分な調査が行われるまで浮桟橋での作業が一時中止されるという。

 【ニューヨークAFP時事】国連の世界食糧計画(WFP)は、パレスチナ自治区ガザに米軍が設置した浮桟橋からの人道支援物資の配給について、一時的に停止すると決めた。

 国連のドゥジャリク事務総長報道官が10日、明らかにした。ガザ中部でイスラエル軍が8日行った人質救出作戦で274人が死亡したとされる事案を受け、現地の安全を確認するための措置という。

 ドゥジャリク氏は「職員らの安全を確保するため、十分な調査が行われるまで桟橋での作業を一時中止すると、WFPから伝えられた」と説明。「これだけの犠牲者が出た(イスラエルの)作戦の後、状況把握のために中断するのは通常の対応だ」と述べた。