ゼレンスキー氏への信頼低下 侵攻後初めて6割切る ウクライナ

AI要約

ウクライナの国民のゼレンスキー大統領への信頼がロシアによる侵攻以降、初めて6割を下回ったことが調査で判明。

ゼレンスキー氏は様々な試練に直面し、信頼度が低下している状況。

しかし、国民の多数派はまだゼレンスキー氏を信じており、正統性を保っているとの見解も示されている。

 【キーウAFP時事】ウクライナのゼレンスキー大統領を信頼する国民が、ロシアによる侵攻が始まった2022年2月以降で初めて6割を下回ったことが、主要調査機関「キーウ国際社会学研究所(KIIS)」が7日公表した世論調査で明らかになった。

 ゼレンスキー氏は昨年来、反転攻勢失敗や動員を巡る世論の反発、政権高官の汚職スキャンダルなど数々の試練に直面している。

 KIISによると、今年5月に実施した調査でゼレンスキー氏を「信頼する」と答えた人は59%。侵攻開始間もない22年5月は9割を超えていた。KIISは「ゼレンスキー氏はまだ正統性を保っており、国民の多数派は引き続き彼を信じている」としながらも、「信頼の低下傾向が続いている。人事などが必ずしもうまくいっていないことが主な理由だ」と分析した。