チャールズ国王の新紙幣、英国で流通開始
AI要約
英国でチャールズ国王の肖像が入った紙幣の発行が始まった。
新しい紙幣は徐々に流通し、旧紙幣との交換も受け付けられる。
現金の利用が減少しており、カード決済が主流となっている。
ニューヨーク（ＣＮＮ） 英国でチャールズ国王の肖像が入った紙幣の発行が５日から始まった。
英イングランド銀行によると、同銀行の発行する紙幣に肖像が描かれる君主は、チャールズ国王の母、故エリザベス女王に続いて２人目。同銀行が紙幣の君主を変更するのは初めてだった。
新紙幣の肖像画は２０２２年に発表された。
チャールズ国王の肖像が入るのは５ポンド、１０ポンド、２０ポンド、５０ポンドの各紙幣。それ以外のデザインは、エリザベス女王の肖像をあしらった現在の紙幣と変わっていない。
新紙幣は非常に緩やかなペースで流通する見通しだが、期間限定で旧紙幣と新紙幣の交換を受け付ける。
この夏にかけては、シリアル番号の数字が低い紙幣の慈善オークションも実施される予定。
英国で現金を使う人は減りつつある。英小売業協会は２０２３年、現金の利用が１０年ぶりに増えて約１９％になったと発表した。決済は依然としてカード利用が圧倒的に多く、８５％を占めている。
