ガザ中部で65人死亡、イスラエル軍攻撃で

AI要約

イスラエル軍によるガザ地区中部の攻撃で65人が死亡し、現地の病院で遺体が運ばれる様子が映像で確認された。

攻撃を受けた建物には子どもや女性が犠牲になり、避難の警告がなかったとして家族らが悲嘆に暮れている。

イスラエル軍はハマスの戦闘員をターゲットにした作戦を展開し、空爆により数人の戦闘員を殺害したと発表した。

ガザ中部で65人死亡、イスラエル軍攻撃で

(CNN) イスラエル軍は4日から5日にかけてパレスチナ自治区ガザ地区中部のデイルアルバラを攻撃し、現地の病院職員が明らかにしたところによると65人が死亡した。

アクサ病院の職員によると、5日朝に65人の遺体が同病院に運ばれた。

CNNが入手した現地からの映像で、ある女性は娘が住んでいた建物が5日早朝に攻撃を受け、就寝中だった娘と孫1人が死亡したと語った。同じ建物内にいたその他の孫4人は病院の集中治療室(ICU)に入っているという。

女性は娘が住んでいた建物がある一帯がイスラエル軍の標的になるとの警告はなく、「退避を呼びかける警告があれば娘たちは避難していたはずだ」と訴えた。

映像には子どもや女性らの遺体が病院に置かれ、犠牲者の親戚らが悲嘆している様子が映っている。

イスラエル軍は同日、中部ブレイジ地区とデイルアルバラ東部で標的を絞った作戦活動を空と地上から開始したとの声明を出した。イスラム組織ハマスの戦闘員がいることを示す「情報」に基づいたものとしている。

声明によると、作戦ではハマスの軍事施設や武器貯蔵施設、地下インフラなどを狙って空爆を行い、ハマスの戦闘員数人を殺害したという。並行して南部ラファでも作戦を継続していることも明らかにした。