水原一平被告が罪を認める「彼のお金を使うことしか思いつかなかった」 大谷翔平選手もコメント「前に進む時期が来た」

AI要約

元大谷翔平選手の通訳である水原一平被告が、法廷で銀行詐欺など2つの罪を認めた。

水原被告は裁判所で無言で姿を見せ、質問には一切答えなかったが、治療が進んでいることをうなずく姿があった。

水原被告は大谷選手の口座から巨額の不正送金を行った他、所得を過少申告していた罪に問われており、量刑は10月25日に決定される見通し。

水原一平被告が罪を認める「彼のお金を使うことしか思いつかなかった」 大谷翔平選手もコメント「前に進む時期が来た」

大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告は、法廷で銀行詐欺など2つの罪を認めました。

4日、水原被告は黒っぽいジャケットに、黒いズボン、そして今回はYシャツではなく丸首の白のシャツ姿で出廷し、裁判所の前でメディアからは再び多くの質問が投げかけられましたが、今回もずっと前を見て、一言も言葉を発しませんでした。

しかし、カメラのない法廷の前の通路で水原被告に対してしゃべられないなら、大谷選手に申し訳ない気持ちがあったらうなずいてほしいと伝えると前をむいて小さくうなずき、ギャンブル依存症の治療が進んでいるか尋ねると、再び小さくうなずきました。

水原被告は、大谷選手の口座から約1700万ドル日本円で約26億円以上を不正に送金していたほか、納税申告の所得を410万ドル、6億円以上を過少に申告していた罪に問われています。

前回出廷は、手続きの形式上、「無罪」だと答えていましたが、今回は、裁判官が変わったことで2つの罪についてそれぞれ答弁を変更し「guilty」、つまり「有罪です」と答えました。

また、法廷で水原被告は「私は被害者の銀行口座にアクセスできました。そして、ギャンブルで借金をしていました。彼のお金を使うことしか思いつきませんでした」などと話しました。

次回の量刑の言い渡しは10月25日に決まりました。裁判所の判断にはなりますが、水原被告と検察側は禁錮刑の期間について、4年9カ月から5年11カ月の期間なら、互いに控訴しないことで合意しています。

裁判所は、前回セキュリティーの都合を理由に法廷画家以外の傍聴を一切認めませんでしたが、裁判所は、公開の原則に反していて誤った判断だったと謝罪をする異例の事態となり、今回は裁判官が冒頭に「裁判所は公開の場所です。みなさんようこそ」と発言をして60人ほどのメディアが傍聴しました。

水原被告の代理人は、裁判所に入る際に、あとで囲み取材に応じると話していましたが、結局、今回も取材に応じることはなく水原被告は、無言で車に乗り込み裁判所から去っていきました。