国際的批難浴びるイスラエルのネタニヤフ首相、米議会で演説へ…「栄誉に感激している」

AI要約

イスラエルのネタニヤフ首相が米議会で演説することを明らかにした。

演説では、パレスチナ自治区ガザでの戦闘について国際的な非難を受けながらも、米国に支援を訴えるとみられる。

民主党内では、ネタニヤフ氏の演説をボイコットする議員もおり、路線対立が際立つ可能性がある。

 【エルサレム=作田総輝、ワシントン=淵上隆悠】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は1日、米議会から招待を受けた上下両院合同会議での演説を行うと明らかにした。パレスチナ自治区ガザでの戦闘で国際的な非難を浴びるなか、同盟国の米国に支援継続などを訴えるとみられる。

 ネタニヤフ氏は1日の声明で、「米国民の代表者と全世界に対し、正義の戦争の真実を語るという栄誉に感激している」と述べた。

 上下両院合同会議での演説は、民主、共和両党指導部が5月31日、ネタニヤフ氏に招待する書簡を出していた。米メディアによると、共和党のマイク・ジョンソン下院議長は8月までの実現を目指している。

 民主党内では、すでにネタニヤフ氏の演説をボイコットする意向を表明している議員もおり、実現すれば民主党内の路線対立が際立つことになりそうだ。