# 障害者支援

国連障害者権利委に田門氏 日本2人目「重責果たす」
2024.06.12

国連障害者権利委に田門氏 日本2人目「重責果たす」

 【ニューヨーク共同】米ニューヨークの国連本部で11日、障害者権利委員会の委員に日本政府が擁立した聴覚障害者の弁護士田門浩さん(57)=福島市出身=が選出された。2025年1月から4年間の任期を務める。日本人が同委員に選ばれるのは静岡県立大で教授を務めた石川准さん以来、2人目。 

聴覚過敏の人も安心してショーを 福岡市のマリンワールドが15日に「静かな水族館」 マイクや音楽使わず演出
2024.06.12

聴覚過敏の人も安心してショーを 福岡市のマリンワールドが15日に「静かな水族館」 マイクや音楽使わず演出

 大きな音が苦手な聴覚過敏の人も安心して鑑賞できるよう、福岡市東区西戸崎の水族館「マリンワールド海の中道」が15日午後6時~9時、音楽やマイクを使用しない「聞いて、見て~音を感じる水族館」を初めて実施する。「静かな環境で生き物の声や水の音を楽しんでほしい」と企画した。 きっかけは

国連障害者権利委員に弁護士の田門浩さん
2024.06.12

国連障害者権利委員に弁護士の田門浩さん

 【ニューヨーク共同】米ニューヨークの国連本部で11日、障害者権利委員会の委員に日本政府が擁立した聴覚障害者の弁護士田門浩さんが選出された。同委員会の委員に選出された日本人は2人目。

弓道三昧だった男性が左脚切断で諦めかけたが…車いすで弓構える女子高生に希望、大会出場果たす
2024.06.12

弓道三昧だった男性が左脚切断で諦めかけたが…車いすで弓構える女子高生に希望、大会出場果たす

 医療事故で2年前に左脚を切断した山口県光市の矢後雍信さん(83)が、義足をつけて車いすに乗り、60年以上前に始めた弓道に打ち込んでいる。両足で踏ん張れず、車いすで利用できる施設が限られるといったハンデを抱えながらも、健常者に交じって大会にも積極的に出場。「障害があっても弓道を楽しめることを多

ダイバーシティ宣言300件 多様性推進の茨城県制度 企業や自治体、登録増
2024.06.12

ダイバーシティ宣言300件 多様性推進の茨城県制度 企業や自治体、登録増

多様性を認め、尊重し合う社会を目指し、茨城県が推進する「ダイバーシティ宣言」団体に登録する県内自治体や県内外の企業は、本年度中にも300件に達する見込みとなった。県内で労働人口が減少する中、多様な人材を確保し、能力を発揮する仕組みが求められ、県は引き続き、理解と浸透を促す。同宣言

障害児者数1164万人 精神が57%増で最多に(厚労省推計)
2024.06.11

障害児者数1164万人 精神が57%増で最多に(厚労省推計)

 厚生労働省は5月31日、2022年12月時点の障害児者数は1164万6000人で、5年前の前回調査に比べて24・3%増えたとする推計を発表した。障害種別でみると前回は身体障害者が最多だったが、今回は精神障害者が56・6%増の614万8000人で最多となり、全体の5割強を占めた。

「チーズ工房」10年間で倍増、340超に 〝豊富な種類〟ニーズつかむ
2024.06.11

「チーズ工房」10年間で倍増、340超に 〝豊富な種類〟ニーズつかむ

 チーズ工房の数が年々増えている。農水省によると国内工房数は2022年度で346カ所に上り、10年間で1・9倍となった。フレッシュタイプや白カビタイプなど多様な種類の国産チーズを楽しみたいという消費動向に応える。近年では、チーズの食べ方などを消費者に直接提案できる飲食施設を備える動きもある。<

「食べた時、幸せな気持ちに」卵を使わないクッキー 焼き菓子コンテストで2連覇の作業所 大宮のホテルで7月から販売開始
2024.06.11

「食べた時、幸せな気持ちに」卵を使わないクッキー 焼き菓子コンテストで2連覇の作業所 大宮のホテルで7月から販売開始

 埼玉県内の福祉作業所が作る焼き菓子を対象とした選考会の本選「焼き菓子コンテスト~Premium Quality Cup 2024 in SAITAMA~」(パレスホテル大宮主催)が1日、埼玉県さいたま市大宮区の鐘塚公園で行われ、あゆみ作業所(深谷市)のクッキー「たまごのチカラはかりてません 

【パリ五輪】遠いバリアフリー…道は段差だらけ・地下鉄エレベーター無しで車椅子・ベビーカーの移動困難「失望」パラリンピアン嘆き
2024.06.10

【パリ五輪】遠いバリアフリー…道は段差だらけ・地下鉄エレベーター無しで車椅子・ベビーカーの移動困難「失望」パラリンピアン嘆き

パリオリンピック・パラリンピックの期間中、車椅子に乗る人、ベビーカーを押す人など、多くの人がパリを訪れる。しかし、パリの公共交通機関はエレベーターがないなど、「バリアだらけ」なのが実情だ。政府はタクシーを増やすなどの応急対策に乗り出したものの、街中はこのところ、大渋滞で混乱が広がっている。果た

障害者の就労支援につなげる 加東市で山田錦の田植え体験/兵庫県
2024.06.10

障害者の就労支援につなげる 加東市で山田錦の田植え体験/兵庫県

兵庫県加東市にある障害者の自立を支援する施設の利用者たちが6月10日、地元で栽培される酒米・山田錦の田植えを体験しました。加東市藪の田んぼで酒米・山田錦の田植えを体験したのは、障害者の自立を支援する施設「でんでん虫の家」の利用者8人です。兵庫県は全国有数の山田錦の産

「死のうとも思ったが、動くこともできなかった」自転車事故で脊髄損傷…ヘルメット着用の大切さ訴え
2024.06.10

「死のうとも思ったが、動くこともできなかった」自転車事故で脊髄損傷…ヘルメット着用の大切さ訴え

 自転車事故で脊髄を損傷し、車いす生活を送っている熊本市中央区の長江浩史さん(61)が熊本県立熊本工業高で講演し、生徒約1200人にヘルメット着用の大切さを訴えた。 長江さんは約10年前、自転車で転倒して首の骨を折る大けがをした。ヘルメットは着用していなかった。事故後、下半身の感

重度障害の息子が見せてくれた一筋の光 絵画を発信、自立後押し
2024.06.09

重度障害の息子が見せてくれた一筋の光 絵画を発信、自立後押し

 ◇牧(まき)みずほさん 障害者が描いた絵画作品の魅力を、展示会やSNS(ネット交流サービス)を通して発信している。「障害者が社会とつながり、親も安心して子育てできる環境を作りたい」。3月に横浜市から高松市へ活動の場を移し、四国から後押しを始めた。 長男の勇武(いさ

「第32回全国身体障害者野球大会」千葉ドリームスター 昨年の悔しさを胸に掴み取った開幕投手と4番の座。原動力となったチームの存在
2024.06.09

「第32回全国身体障害者野球大会」千葉ドリームスター 昨年の悔しさを胸に掴み取った開幕投手と4番の座。原動力となったチームの存在

6/1~2の二日間、神戸市で「第32回全国身体障害者野球大会」が開催された。全国38チームから選抜された16チームが全国の頂点を競った。千葉県唯一のチームである「千葉ドリームスター」も参戦し、2日間最後まで手に汗握る熱戦を繰り広げた。ドリームスターは14年に初出場し

自慢のコーヒー飲み比べ 9福祉施設がイベント 北上・パル【岩手】
2024.06.08

自慢のコーヒー飲み比べ 9福祉施設がイベント 北上・パル【岩手】

 県内の障害者福祉施設による「厳選!自家焙煎(ばいせん)珈琲飲みくらべフェスタ」が7日、北上市北鬼柳の江釣子ショッピングセンターパルで始まった。来場者は各施設が製造したコーヒーを味わい、お気に入りの品々を買い求めている。10日まで。 コーヒーを自家製造する福祉施設は多いものの、販

障害者ホームでの子育て容認 新居確保まで、厚労省通知
2024.06.07

障害者ホームでの子育て容認 新居確保まで、厚労省通知

 厚生労働省が、グループホーム(GH)での障害者の子育てを「想定していない」としていた従来の方針に加え、新たな住居が見つかるまで子どもとの同居は「差し支えない」と容認する見解を示したことが分かった。北海道のGHで障害者が不妊処置を受けていた問題に関連し、全国の自治体に通知した。関係者が7日、明

週刊誌対策で病院内では偽名を使っていた…頸髄損傷で政界を引退した谷垣禎一氏が「自助」で頑張り続けるワケ
2024.06.07

週刊誌対策で病院内では偽名を使っていた…頸髄損傷で政界を引退した谷垣禎一氏が「自助」で頑張り続けるワケ

自民党元総裁の谷垣禎一さんは党幹事長を務めていた2016年7月16日、趣味のロードバイクで転倒し、頚髄を損傷した。下半身に重い障害が残り、政界を引退して車いすの生活を送っている。著書『一片冰心 谷垣禎一回顧録』(扶桑社)より、事故後のリハビリのエピソードを紹介する――。■ベッドで

介助犬、車いす障害者支える~心いやす役割も~
2024.06.07

介助犬、車いす障害者支える~心いやす役割も~

 路上や建物内で、盲導犬が活躍している光景を目にした人は多いだろう。一方、「介助犬」という名前を知っている人は少ないかもしれない。手足に障害があり、車いすの生活を送っている人には不便が多い。介助犬はそういう場面で活躍し、日常生活をサポートする。利用者が落とした物を拾う。靴や靴下を脱がす。それは

知名町3位で九州大会へ 県身障者グラウンド・ゴルフ大会
2024.06.06

知名町3位で九州大会へ 県身障者グラウンド・ゴルフ大会

 第18回鹿児島県身体障害者グラウンド・ゴルフ大会(鹿児島県身体障害福祉協会主催)は5月28日、鹿児島市の鹿児島ふれあいスポーツランドであった。団体戦で知名町が3位に入り、昨年に続き九州大会(10月17~18日、熊本県)への出場を決めた。 団体戦は県内各地から23チームが出場。8

障害ある生活保護受給者、車の使用制限で市を提訴 「生活に不可欠」
2024.06.05

障害ある生活保護受給者、車の使用制限で市を提訴 「生活に不可欠」

 生活保護受給者の車の使用を制限されたのは違法だとして、障害のある40代女性が北海道江別市を相手取り、市による指導の取り消しを求めて札幌地裁に提訴した。原告弁護団は「日常生活を満足に送れなくする制限で、障害者いじめではないか」と訴えている。提訴は4日付。 訴状などによると、筋ジス

“碁石の色は表の突起で判別” 県立盲学校で初の囲碁体験会 子どもたちがチャレンジ《長崎》
2024.06.05

“碁石の色は表の突起で判別” 県立盲学校で初の囲碁体験会 子どもたちがチャレンジ《長崎》

子どもたちに囲碁の楽しさを知ってもらおうと、県立盲学校で初めての体験会が開かれました。体験会は、日本視覚障害者囲碁協会の呼びかけで行われました。使うのは「アイゴ」と呼ばれる専用の囲碁盤。格子状の線は立体的に盛り上がっています。碁石の色は表