# 鋳造

トヨタがギガキャスト用大型鋳造設備の導入先に、愛知の「自社工場」を選んだ理由
2024.09.02

トヨタがギガキャスト用大型鋳造設備の導入先に、愛知の「自社工場」を選んだ理由

 日本経済新聞は2024年8月21日、トヨタ自動車が電気自動車(EV)などの車体部品を一体成型するためのギガキャスト用大型鋳造設備を愛知県内の自社工場に年内に導入すると報じた。この鋳造設備は国内最大級で、型締力は9000t級、UBEマシナリー(山口県宇部市)が納入する。 ギガキャ

軽金属鋳物のJMC、アルミ用大型低圧鋳造機増設。ギガキャスト試作用の能力倍増
2024.08.29

軽金属鋳物のJMC、アルミ用大型低圧鋳造機増設。ギガキャスト試作用の能力倍増

 アルミニウムやマグネシウムの鋳物などを製造販売するJMC(本社・横浜市港北区、社長・渡邊大知氏)は大型のアルミ用低圧鋳造機を1基増設する。自動車分野で注目が集まっているギガキャストの試作品向け需要を捕捉することが狙い。新設備は年内に設置を完了し、来年中には稼働させたい考えだ。同社の大型低圧鋳

能登地震の廃材で作る万博案内板、大阪鋳物師ルーツの金沢企業が「始祖の地」で技アピール
2024.07.27

能登地震の廃材で作る万博案内板、大阪鋳物師ルーツの金沢企業が「始祖の地」で技アピール

元日の能登半島地震の被災地で発生したアルミを含む廃材を用い、2025年大阪・関西万博の案内板を製作する取り組みを金沢市の企業が進めている。400年前の江戸時代に加賀藩主に呼び寄せられた鋳物師(いもじ)をルーツとし、砂型鋳造の技術を受け継いできた「金森合金」の24代目、高下裕子さん(38)は「被

ロシアで新型輸送機の「4分の1が飛行不能!」その理由は実にお粗末なものだった?
2024.07.23

ロシアで新型輸送機の「4分の1が飛行不能!」その理由は実にお粗末なものだった?

 ロシアの経済紙である「コメルサント」は2024年7月19日、Il-76MD-90A輸送機の車輪用のベアリングで低品質の製品が使用されていたため、ロシア空軍が保有機のうち5機の運用を停止していると報じました。 コメルサントによると、IL-76の部品を供給しているバラシハ鋳造機械工

〈水素でアルミを鋳造!?〉ヤマハが鋳造工程の実験施設を森町工場に新設
2024.07.16

〈水素でアルミを鋳造!?〉ヤマハが鋳造工程の実験施設を森町工場に新設

ヤマハ発動機は7月10日、水素エネルギーの実証施設を森町工場(静岡県周智郡)に新設すると発表した。多くのCO2を排出するアルミの鋳造工程における水素エネルギーの活用を検証するのが目的で、同社が掲げる「2050年のカーボンニュートラル」を加速させる取り組みだ。アルミを鋳造する工程で

大豊工業 パワー半導体用冷却部品開発 鍛造に比べコスト30%低減
2024.06.24

大豊工業 パワー半導体用冷却部品開発 鍛造に比べコスト30%低減

 軸受けメーカーの大豊工業(本社豊田市)は、鋳造製のパワー半導体用冷却部品「ヒートシンクピンフィン」を開発した。自動車ではインバーター(電力変換器)などに用いられる部品。構造が複雑なことから、複数の鍛造工程を経て製造されることが一般的だが、開発品は鋳造による一発成型などで、鍛造に比べ30%程度

日本鋳造、中期計画を策定 ROE8%へ 26年度目標
2024.06.20

日本鋳造、中期計画を策定 ROE8%へ 26年度目標

日本鋳造は19日、2024年度をスタートとする3カ年の中期経営計画を策定したと発表した。目指すべき姿として、「多様な人財と高い技術力を生かして、サステナブルな社会の構築へ貢献し、産業基盤として必要不可欠な価値を提供する企業」を掲げる。 これを踏まえて、新中計は「外部環境の変化に適

自動車部品鋳造のアイシン高丘 溶解炉用バイオ燃料量産へ 来年8月からインドネシアで開始
2024.06.13

自動車部品鋳造のアイシン高丘 溶解炉用バイオ燃料量産へ 来年8月からインドネシアで開始

 自動車の鋳造部品を製造するアイシン高丘(本社豊田市)は12日、二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロになる溶解炉(キュポラ)向け燃料「バイオ成型炭」を、インドネシアで2025年8月から量産すると発表した。今年7月に現地のパーム油メーカーと合弁会社を設立し、ボルネオ島に工場を開設する。年間の生産

リアル「ロビンマスク」を造った老舗鋳造メーカーの業績が好調な理由
2024.05.16

リアル「ロビンマスク」を造った老舗鋳造メーカーの業績が好調な理由

釣り鐘の技から生まれたウイスキー蒸留器 経営再建中のメーカー15代目は機械鋳造で世界へ
2024.05.06

釣り鐘の技から生まれたウイスキー蒸留器 経営再建中のメーカー15代目は機械鋳造で世界へ