# 規正法改正案

社説:規正法衆院通過 抜け穴残し先送りでは
2024.06.07

社説:規正法衆院通過 抜け穴残し先送りでは

 肝心の中身が軒並み「後から検討」の法案を通すのは、無責任に過ぎる。改革には程遠く、国民の政治への不信は拭えまい。 政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正を巡り、自民党が3度修正した改正案が衆院本会議で可決され、参院へ送られた。 自らの不祥事への甘さか

対自民で強硬、公明の事情 修正協議の舞台裏◆政治資金規正法【解説委員室から】
2024.06.07

対自民で強硬、公明の事情 修正協議の舞台裏◆政治資金規正法【解説委員室から】

 派閥の裏金事件を受け、自民党が提出した政治資金規正法改正案は6日、与党と日本維新の会の賛成多数で衆院を通過し、今国会での成立が確実となった。この間、改正をめぐる自民、公明両党の協議は難航し、岸田文雄首相が自ら調整に乗り出す異例の事態に発展。連立政権の基盤が揺らごうと、自身の主張を譲れない公明

7日の朝刊(都内最終版)☆1
2024.06.07

7日の朝刊(都内最終版)☆1

【1面トップ】〔朝日〕抜け穴残し衆院通過 規正法改正案「検討」も多数〔毎日〕「特定帰還区域」認定7% 全域の居住再開遠く 福島原発事故 制度導入から1年〔読売〕北タンカー 露の港に 4月に複数 石油密輸常態化か 本社画像分析 国連制裁違反の疑い

規正法改正で何が変わる? パー券、政策活動費などメス「金持ちだけが政治家に」と懸念も
2024.06.06

規正法改正で何が変わる? パー券、政策活動費などメス「金持ちだけが政治家に」と懸念も

6日に衆院を通過した自民党提案の政治資金規正法改正案は、政治資金の透明性向上や議員の罰則強化に重きを置いている。派閥の政治資金パーティー収入不記載事件の再発防止だけでなく、使途報告義務がなかった政策活動費などにもメスを入れたが、具体的な制度設計は検討にとどまった項目も多い。実効性が確保されなけ

規正法改正案が衆院通過、岸田首相「引き続き緊張感持って取り組む」
2024.06.06

規正法改正案が衆院通過、岸田首相「引き続き緊張感持って取り組む」

 岸田首相は6日夕、政治資金規正法改正案が衆院を通過したことについて、「参院での審議はこれからだ。改正を確実に実現するために引き続き緊張感を持って取り組んでいかなければならない」と首相官邸で記者団に語った。「実効性がないという指摘はまったく当たらない」とも述べた。

国民民主・玉木代表「ザルに申し訳ないザル法」 規正法改正案
2024.06.06

国民民主・玉木代表「ザルに申し訳ないザル法」 規正法改正案

 国民民主の玉木雄一郎代表は6日、衆院を通過した政治資金規正法改正案について、「ザル法です」と指摘した上で、「ザルに申し訳ないですね。ザルの方がもっと物がすくえる。(改正案は)もう穴が開きまくっている。裏金問題の対策にまったくなっていない」と断じた。国会内で記者団に語った。 自民

規正法改正案が衆院通過 7日に参院で審議入り
2024.06.06

規正法改正案が衆院通過 7日に参院で審議入り

自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受け、自民が提出した政治資金規正法改正案が6日、衆院本会議で与党や日本維新の会などの賛成多数で可決され、衆院を通過した。参院では7日の政治改革特別委員会で趣旨説明を行い、審議入りする。23日の今国会会期末までに成立する見通しだ。

政治資金規正法改正案が衆院通過 公明・維新も賛成、今国会成立へ
2024.06.06

政治資金規正法改正案が衆院通過 公明・維新も賛成、今国会成立へ

 自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正案が6日の衆院本会議で、改正案を提出した自民に加え、公明党と日本維新の会、教育無償化を実現する会の賛成多数で可決し、衆院を通過した。立憲民主党、共産党、国民民主党などは反対した。賛成した4党は参院でも過半数を占めており、改正案は今国会で成立する見

【図解】規正法に新たな「抜け穴」=領収書黒塗り? 保存義務も不明確―岸田首相曖昧、野党は追及継続
2024.06.06

【図解】規正法に新たな「抜け穴」=領収書黒塗り? 保存義務も不明確―岸田首相曖昧、野党は追及継続

 後半国会で最大の焦点となっている政治資金規正法改正案の審議が一つのヤマ場を越えた。

岸田首相「ルールは法案成立後に各党で検討」10年後の領収書公開に野党「本当にできるのか」
2024.06.05

岸田首相「ルールは法案成立後に各党で検討」10年後の領収書公開に野党「本当にできるのか」

 岸田文雄首相は5日の衆院政治改革特別委員会で、政策活動費について領収書を10年後に公開するとしていることについて、「本当に出来るのか」と問われ「具体的な領収書などの取り扱いのルールは、これから詳細を詰める」と答えた。国民民主党の長友慎治議員の質問に答えた。 長友氏は「政務活動費

“ドタバタ修正”政治資金規正法改正案あす衆院通過へ…「具体的ルールはこれから」
2024.06.05

“ドタバタ修正”政治資金規正法改正案あす衆院通過へ…「具体的ルールはこれから」

5日、都議会の議場に立った小池知事…都知事選への言及はあったのでしょうか。一方、国会に立ったのは岸田総理。6日の通過を目指す政治資金規正法改正案、「具体的なルールはこれから作る」と答弁しました。5日、蓮舫氏の姿は、参議院の本会議にありました。蓮舫氏を含め、これまでに

「常識外れ」と怒号…政策活動費「50万以下想定なし」、維新反発で削除も釈明 岸田首相は責任転嫁
2024.06.05

「常識外れ」と怒号…政策活動費「50万以下想定なし」、維新反発で削除も釈明 岸田首相は責任転嫁

 政治資金規正法改正案を審議した5日の衆院政治改革特別委員会で、岸田文雄首相(自民党総裁)出席による締めくくりの質疑が行われた。「政策活動費の領収書公開対象を50万円超の支出に限る」とした規定を巡り日本維新の会の反発を受け削除した騒動について、金額の根拠を「党としてそれ(50万円)以下の支出の

自民の規正法改悪案は「政務活動費」だけにあらず…収支報告書「要旨」の公表義務削除の姑息
2024.06.05

自民の規正法改悪案は「政務活動費」だけにあらず…収支報告書「要旨」の公表義務削除の姑息

 派閥の政治資金パーティーを受けた政治資金規正法改正案を巡り、衆院政治改革特別委員会で審議してきた「改正案」に対する姿勢が二転三転した自民党。 自民は日本維新の会との党首会談で、「政策活動費」について「年間の使用上限を設定し、10年後に領収書、明細書等とともに使用状況を公開する」

規正法改正案、自民が維新の反発受け「50万円超」を削除…5日の特別委での採決合意
2024.06.04

規正法改正案、自民が維新の反発受け「50万円超」を削除…5日の特別委での採決合意

 衆院政治改革特別委員会は4日の理事会で、与野党の政治資金規正法改正案について、5日の特別委で採決することで合意した。自民党の改正案が自民、公明、日本維新の会3党の賛成多数で可決され、6日の本会議で衆院通過する見通しだ。 理事会では、5日の特別委での採決に先立ち、午後に岸田首相(

政治資金規正法改正案、4日の採決見送り 衆院通過は6日にずれ込み
2024.06.04

政治資金規正法改正案、4日の採決見送り 衆院通過は6日にずれ込み

自民党は4日の衆院政治改革特別委員会の理事会で、日本維新の会の要求を踏まえ、すでに国会に提出していた政治資金規正法改正案を改めて修正すると申し出た。これを受け、与野党は同日予定していた質疑と採決の見送りを決めた。改正案の衆院通過は6日にずれ込む見通しだ。与野党は理事会で、5日の特

首相「さらに踏み込んだ案の作成進めている」 規正法改正案巡り
2024.06.04

首相「さらに踏み込んだ案の作成進めている」 規正法改正案巡り

 岸田文雄首相は4日、首相官邸で開かれた政府与党連絡会議で、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正案について、公明党や日本維新の会との法案協議に触れ「政治の信頼回復のため、さらに踏み込んだ改革案の作成を進めているところだ。与党を超えた幅広い合意形成を目指しつつ、今国会

政治資金規正法改正案、自民が出し直しへ…立民・安住氏「迷走ひどい」
2024.06.04

政治資金規正法改正案、自民が出し直しへ…立民・安住氏「迷走ひどい」

 衆院政治改革特別委員会は4日午前の理事会で、同日に予定していた首相入り質疑と採決を見送ることを決めた。自民党が3日に提出した政治資金規正法改正案について、日本維新の会の要求を踏まえて取り下げ、改めて提出することにしたためだ。 理事会では、自民の大野敬太郎・与党筆頭理事が4日の委

政治資金規正法改正案、4日の委員会採決見送り…維新の要望を踏まえ出し直しへ
2024.06.04

政治資金規正法改正案、4日の委員会採決見送り…維新の要望を踏まえ出し直しへ

 衆院政治改革特別委員会は4日午前の理事会で、同日に予定していた岸田首相(自民党総裁)入りの質疑と、採決を見送った。自民党が3日に提出した政治資金規正法改正案について、日本維新の会の要望を踏まえ、出し直しを決めたことから、自民から委員会の流会を申し出た。

岸田総理はなぜ“丸のみ”したのか? 政治資金規正法の改正 専門家「議員は“年商2000万円の零細企業の経営者”であり、自ら作ったルールを自ら破り、新しい抜け穴を探している」
2024.06.03

岸田総理はなぜ“丸のみ”したのか? 政治資金規正法の改正 専門家「議員は“年商2000万円の零細企業の経営者”であり、自ら作ったルールを自ら破り、新しい抜け穴を探している」

 政治資金規正法の改正案について、岸田総理は公明党や日本維新の会の要求を取り入れる形で合意した。  岸田総理はなぜ“丸のみ”したのか? JX通信社 代表取締役の米重克洋氏に聞いた。━━どのような背景から、岸田総理は妥協・合意したのか?「前提として、政治

規正法改正の自民案、4日衆院通過へ 維新の反発受け領収書公開「50万円超」削除
2024.06.03

規正法改正の自民案、4日衆院通過へ 維新の反発受け領収書公開「50万円超」削除

与野党は3日、自民党など各党が提出した政治資金規正法改正案を巡り、4日午前の衆院政治改革特別委員会に岸田文雄首相(自民総裁)が出席して質疑を行った後、採決する日程で合意した。自民案が賛成多数で可決される見通しで、午後の衆院本会議に緊急上程して採決し、衆院通過する見通しだ方向だ。自民は3日、政策