# 自然保護

知床半島 携帯基地局・太陽光パネル計画 羅臼町長「計画通り推進を」 工事中断するなかHPで意見表明
2024.06.20

知床半島 携帯基地局・太陽光パネル計画 羅臼町長「計画通り推進を」 工事中断するなかHPで意見表明

世界自然遺産の知床半島に携帯電話の基地局を整備する計画を巡り、羅臼町の湊屋稔町長が「人命を第一に考え、計画通り推進することを切に願う」との声明文を、町のホームページに掲載しました。基地局の整備計画は、おととし4月に乗客乗員26人を乗せた小型観光船が沈没した事故を受けて、国や事業者

ちょこちょこ 日本最小のキツツキ「コゲラ」 ヘッドバンギングする「益鳥」/兵庫・丹波篠山市
2024.06.20

ちょこちょこ 日本最小のキツツキ「コゲラ」 ヘッドバンギングする「益鳥」/兵庫・丹波篠山市

 兵庫県丹波篠山市内の並木で、ちょこちょことせわしなく木肌を動き回る鳥の姿。つぶらな瞳が愛らしい野鳥の「コゲラ」だ。 全長15センチほどで、日本で最小、最軽量のキツツキの仲間。背中のこげ茶と白い模様が特徴的。年間を通じて各地で見られる「留鳥」で、都市部の公園などでも見ることができ

“吉祥の鳥”トキの繁殖で日本と中国が協力し合えるものとは?
2024.06.20

“吉祥の鳥”トキの繁殖で日本と中国が協力し合えるものとは?

日本の特別天然記念物トキの繁殖をめぐっては、日本と中国が技術や資金面で協力し合い、保護してきた歴史がある。東アジア情勢に詳しい、飯田和郎・元RKB解説委員長は6月20日、RKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』に出演し「環境問題は日本と中国が協力し合えるテーマの一つ」とコメントし、トキ

国の特別天然記念物「コウノトリ」の“ひな”3羽が巣立つ 島根県雲南市
2024.06.20

国の特別天然記念物「コウノトリ」の“ひな”3羽が巣立つ 島根県雲南市

6月18日、島根県雲南市の雲南市教育委員会は市内の小学校でふ化したコウノトリのひな3羽が巣立ったと発表しました。雲南市立西小学校の人工巣塔では、コウノトリのつがい、オスの「げんきくん」とメスの「ポンスニ」のペアが6年連続で巣作りをし、ひなが誕生しています。雲南市教育委員会によりま

国天然記念物の植物群、40年調査せず 近くで採掘、絶滅危惧の花消滅か
2024.06.20

国天然記念物の植物群、40年調査せず 近くで採掘、絶滅危惧の花消滅か

 埼玉県秩父市と横瀬町にまたがる武甲山(標高1304メートル)にある国指定天然記念物の石灰岩地植物群落について、1982年以降、管理する横瀬町が植生などの現地調査を実施していないことが毎日新聞の取材で判明した。石灰岩の採掘地近くで人が立ち入らない場所のため、町は「調査に伴う環境負荷による『変化

知床岬の携帯基地問題、地元町議会で「遺産価値損失」と反対意見出る
2024.06.19

知床岬の携帯基地問題、地元町議会で「遺産価値損失」と反対意見出る

 知床世界自然遺産の知床岬で進む携帯電話基地局の整備事業について、北海道斜里町議会の6月定例会議が19日開かれ、一般質問で計画に反対する意見が出された。議会で反対が表明されたのは初めて。 金盛典夫議員は「計画反対」を明言した上で、太陽光パネル群の設置による「世界の宝・知床の価値の

コウノトリのオブジェ設置 人工巣塔の営巣促す 老舗発酵食品会社敷地内に
2024.06.19

コウノトリのオブジェ設置 人工巣塔の営巣促す 老舗発酵食品会社敷地内に

国の特別天然記念物・コウノトリの営巣を促そうと、兵庫県香美町香住区三谷の発酵食品会社「トキワ」が、隣接する花畑「さとの風ファーム」の一角に、コウノトリのペアのオブジェを設置した。会社の敷地内にはコウノトリの人工巣塔があるが、コウノトリの飛来がなく、同社の担当者は「ペアのオブジェで、本物のコウノ

美しい珍種クモ「ツシマトリノフンダマシ」 親子が発見 岐阜
2024.06.19

美しい珍種クモ「ツシマトリノフンダマシ」 親子が発見 岐阜

 報告例が非常に少ない珍種クモ「ツシマトリノフンダマシ」が、岐阜県各務原市の「各務野自然遺産の森」で見つかった。テントウムシのような美しい模様のクモで、岐阜県内では初報告の可能性が高い。 自然遺産の森で5月19日に同市の自然学習講座「おもしろ昆虫楽習」が開かれ、参加者らが昆虫観察

ゆうゆう泳ぐ “アリゲーターガー” いつ捕獲?どうやって? 苦悩する公園管理者…さらに “成長” していく可能性も 富山・高岡市
2024.06.19

ゆうゆう泳ぐ “アリゲーターガー” いつ捕獲?どうやって? 苦悩する公園管理者…さらに “成長” していく可能性も 富山・高岡市

先月に続き富山県内で今年2件目となったアリゲーターガーの目撃…。富山県高岡市にある高岡古城公園の管理事務所は困惑しています。6月1日と3日に高岡古城公園のお堀で、まさかの “アリゲーターガー” が目撃され、その棲息が確実となったのです。しかも公園全体の3分の1を占めるお堀は面積700平方メート

「船の上を走り回るほどびっくりしました」生きたリュウグウノツカイの幼魚をマリンワールドの職員が発見
2024.06.19

「船の上を走り回るほどびっくりしました」生きたリュウグウノツカイの幼魚をマリンワールドの職員が発見

福岡市西区の小呂島の漁港で、生きた「リュウグウノツカイ」の幼魚が見つかりました。幼魚はその後すぐに死んでしまいましたが、マリンワールド海の中道では、今後、標本にすることを検討しています。6月13日正午すぎ、小呂島の漁港の岸から2メートルほど離れた場所で見つかったのは

ツバメが巣を作ったらどうすれば?見守り方は?「子育て応援団ハンドブック」のススメ
2024.06.19

ツバメが巣を作ったらどうすれば?見守り方は?「子育て応援団ハンドブック」のススメ

家にツバメが巣をつくったけど、どう見守ればいいのかわからない……。ツバメは全国的に減少傾向にある一方、鳥類では珍しく「好んで人の生活圏内で繁殖をする鳥」でもありますが、その子育てをどう見守ったらいいのでしょうか。「あなたもツバメ子育て応援団」ハンドブックを制作した「日本野鳥の会」に、その経緯や

白糠町の海岸にクジラ死骸が漂着 体長9~10メートル、傷み激しく死んでから時間が経過か 19日町が建設機械で撤去へ
2024.06.18

白糠町の海岸にクジラ死骸が漂着 体長9~10メートル、傷み激しく死んでから時間が経過か 19日町が建設機械で撤去へ

 18日正午ごろ、北海道白糠町の海岸に、クジラ1頭の死骸が漂着しているのが見つかりました。 死骸が見つかったのは、白糠町の恋問海岸で、18日正午ごろ、通りかかった人が見つけ釧路海保に連絡しました。 白糠町によりますと、クジラの大きさは9~10メートルほどで、傷みがか

知床岬の基地局整備に懸念、日本自然保護協会がユネスコに通知書を提出
2024.06.18

知床岬の基地局整備に懸念、日本自然保護協会がユネスコに通知書を提出

 日本自然保護協会と北海道自然保護協会は、知床における携帯電話基地局の整備について、現在の状況と懸念点をまとめた通知書を、国際自然保護連合(IUCN)を通じてユネスコ 世界遺産センターへ提出した。整備による環境への影響を懸念したもの。 通知書では、整備計画の概況や普遍的価値への影

自然保護活動とモデル・俳優業を両立 華みきさんの持続可能な未来への提案とは
2024.06.18

自然保護活動とモデル・俳優業を両立 華みきさんの持続可能な未来への提案とは

モデルや俳優としてのキャリアを持つ華みきさんは、自然保護活動にも熱心に取り組んでいる。現在は沖縄の自然保護に力を注ぎ、ラジオのパーソナリティーやドキュメンタリーの制作を通じて自然環境の重要性を広めている。俳優として、そして自然保護活動家としての道のりと、その思いを聞いた。(聞き手 編集部・池田

サケ水揚げ、最少378匹 福島県内11河川...温暖化、台風影響か
2024.06.18

サケ水揚げ、最少378匹 福島県内11河川...温暖化、台風影響か

 福島県内11の河川で2023年度に水揚げされたサケの数が、前年度の2003匹を大きく下回る378匹にとどまり、記録が確認できる1951年以降で最少だったことが17日、県水産海洋研究センターへの取材で分かった。専門家などによると、地球温暖化による海水温上昇の影響に加え、2019年の東日本台風に

渡り鳥の移動ルートを追ったら、何が分かった? LUSHの徹底した「リジェネラティブ」を読み解く
2024.06.18

渡り鳥の移動ルートを追ったら、何が分かった? LUSHの徹底した「リジェネラティブ」を読み解く

 1995年に英国で設立された、ナチュラルコスメブランドの「LUSH」は、2016年頃からサステナブルの先にある「リジェネラティブ」(再生)に目を向け、取り組みを続けてきた。 「サステナブルと事業成長はトレードオフ」という考え方があり足踏みする企業も多い中で、LUSHがサステナブ

世界自然遺産を主導した元町長が語る胸中、「知床の不便さこそ宝」
2024.06.18

世界自然遺産を主導した元町長が語る胸中、「知床の不便さこそ宝」

 知床半島の「核心部」とも言われる知床岬。容易に人が立ち入れず、厳格に守られてきた岬で、携帯電話基地局の建設が始まった。秋には大規模な太陽光パネル設備が完成する計画だ。2005年に知床を世界自然遺産登録に導いた午来昌・元斜里町長(87)に心境を聞いた。 あの知床岬の台地をほじくっ

和歌山市のギャラリーで「へんなハゼ展」 卵からの成長つづる写真展示も
2024.06.17

和歌山市のギャラリーで「へんなハゼ展」 卵からの成長つづる写真展示も

 ハゼ研究者の池辺裕子さんが6月29日、写真展「変なハゼ展~河口から上流まで棲(す)むハゼたち~」を「小松原アートスペース」(和歌山市吹上)で開催する。(和歌山経済新聞) トビハゼ、ゴマハゼ、ミミズハゼ、ムツゴロウなど、約10点の写真に加え、5~6種類のハゼやムツゴロウなどの生体

知床対応でユネスコに緊急通知書 岬付近基地局整備で自然保護団体
2024.06.17

知床対応でユネスコに緊急通知書 岬付近基地局整備で自然保護団体

 世界自然遺産の北海道・知床半島で携帯電話の基地局を整備する事業について、日本自然保護協会(東京)は17日、環境面での懸念点を挙げた「緊急通知書」を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産センターに送付し、日本政府と協議して問題解決を図るよう要請したことを明らかにした。 通知書

まちなかにホタルの名所誕生 福島県須賀川市の翠ケ丘公園内「つばきの里」
2024.06.17

まちなかにホタルの名所誕生 福島県須賀川市の翠ケ丘公園内「つばきの里」

 福島県須賀川市の翠ケ丘公園内「つばきの里」にホタルが現れ、まちなかで観賞できる名所として話題になっている。 つばきの里を流れる小川周辺では、数十匹が光を点滅させながら飛び交っている。 同公園は公募設置管理制度(Park―PFI)を導入している。一部の整備などを請け