# 自己免疫疾患

手指の関節の赤みから皮膚筋炎と大腸がんが見つかった…自己免疫が原因なら薬で治療できる
2024.08.23

手指の関節の赤みから皮膚筋炎と大腸がんが見つかった…自己免疫が原因なら薬で治療できる

 膠原病といえば、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどが挙げられることが多いが、次いで多いとされるのが「皮膚筋炎」だ。皮膚と筋肉に炎症が起こる自己免疫疾患で、60歳前後の中年に発症しやすい。悪性腫瘍との合併も多く報告され、悪性腫瘍によるデルマドロームとして皮膚症状を引き起こすケースも少なく

リウマチは遺伝する?
2024.08.22

リウマチは遺伝する?

 リウマチは自己免疫疾患の一つで、関節に炎症を引き起こす病気です。遺伝的要因が関与しているとされますが、必ずしも遺伝するわけではありません。 そこで今回は、リウマチの症状や発症要因について詳しく説明します。早期診断と適切な治療を行うためにも、リウマチの初期症状や発症年齢、環境要因

【闘病】肩こり・運動不足だと思っていた不調が複数の「膠原病」の症状だった…《難病》
2024.08.12

【闘病】肩こり・運動不足だと思っていた不調が複数の「膠原病」の症状だった…《難病》

混合性結合組織病(MCTD)は、複数の膠原病(全身性エリテマトーデス・強皮症・多発性筋炎/皮膚筋炎)に特徴的な症状が混在する、自己免疫疾患です。膠原病の一種で、見た目だけではわからないため、闘病者は周囲の不理解などの問題もあるようです。今回は混合性結合組織病を抱えるKyuさん(仮

「スター・ウォーズ」主演女優がバセドウ病を告白 「体調が良くない」と言うことの大切さ説く
2024.08.08

「スター・ウォーズ」主演女優がバセドウ病を告白 「体調が良くない」と言うことの大切さ説く

 映画「スター・ウォーズ」のレイ役で知られる女優デイジー・リドリー(32)がバセドウ病を患っていることを明かしている。昨年9月、サイコスリラー映画「マグパイ」の撮影後にデイジーはホットフラッシュと倦怠感があったため、医師の診察を受けたところ、自己免疫疾患である同病気と診断されたという。

映画『スター・ウォーズ』出演俳優、バセドウ病の診断を受けたことを公表
2024.08.07

映画『スター・ウォーズ』出演俳優、バセドウ病の診断を受けたことを公表

映画『スター・ウォーズ』シリーズで知られるデイジー・リドリー。昨年バセドウ病だと診断されたことを雑誌『ウイメンズ・ヘルス』のインタビューの中で公表した。昨年、体の火照りや疲れを感じたというデイジー。主治医の診察を受けたところ内分泌専門医に診てもらうよう勧められた。ちょうどスリラー

【闘病】夏バテと思っていた症状が「全身性エリテマトーデス」だったとは…
2024.08.05

【闘病】夏バテと思っていた症状が「全身性エリテマトーデス」だったとは…

育児の真っ只中に病気が発覚したら、多くの人が「もしもの時、子どもはどうしよう……」と不安になるのではないでしょうか。闘病者のカヨコさん(仮名)は、お子さんが幼稚園児のときに、SLE(全身性エリテマトーデス)と診断されました。SLEは、免疫機能が自身の身体に向けて攻撃してしまう「自

「関節リウマチ」のサイン? 僅かな手足・指のこわばりや関節の痛みが初期症状 早期発見がカギ
2024.07.24

「関節リウマチ」のサイン? 僅かな手足・指のこわばりや関節の痛みが初期症状 早期発見がカギ

関節リウマチは、なんとなく見た目の変形で診断できそうなイメージがありますが、診断には定められた基準があり、しっかりとした検査が必要なのだそうです。「もしかしたらリウマチかも?」と思ったときに知っておきたいリウマチの基本と検査方法について、リウマチ専門医の上原武晃先生(湘南リウマチ

【闘病】「まさか自分が」長女妊娠中に『特発性血小板減少性紫斑病』その経験をSNSで発信する理由
2024.07.06

【闘病】「まさか自分が」長女妊娠中に『特発性血小板減少性紫斑病』その経験をSNSで発信する理由

特発性血小板減少性紫斑病(Idiopathic thrombocytopenic purpura, ITP)とは、自己免疫異常によって血小板が減少することで全身から出血しやすくなるといった血液に関する症状が現れる疾患です。成人の場合は原因がわからないまま発症することが多く、国の難病にも指定され

フィンランドとロシア「2つのカレリア」に見る衝撃の事実…いまや免疫学の常識となった「衛生仮説」を証明する「1型糖尿病の罹患率」
2024.07.05

フィンランドとロシア「2つのカレリア」に見る衝撃の事実…いまや免疫学の常識となった「衛生仮説」を証明する「1型糖尿病の罹患率」

「エピデミック」(感染爆発)と、そして、「自己免疫疾患」や「アレルギー」。両者の驚くべき関係を明らかにして話題になっている1冊の本がある。自己免疫疾患の専門医が書いた『遺伝子が語る免疫学夜話』(晶文社)だ。本書の一部を特別公開する。「衛生仮説」とは、「若いころに非衛生的な環境で暮

アレルギーは進化によって生まれた…現代人を悩ませる免疫暴走による病は、じつは「感染爆発の繰り返し」が出現させた、という「衝撃の指摘」
2024.07.04

アレルギーは進化によって生まれた…現代人を悩ませる免疫暴走による病は、じつは「感染爆発の繰り返し」が出現させた、という「衝撃の指摘」

「エピデミック」(感染爆発)と、そして、「自己免疫疾患」や「アレルギー」。両者の驚くべき関係を明らかにして話題になっている1冊の本がある。自己免疫疾患の専門医が書いた『遺伝子が語る免疫学夜話』(晶文社)だ。本書の一部を特別公開する。「免疫」とは、”疫を免れる”と書く字の通り、「一

将来「寝たきり」にならないために…40歳以上の女性が「健康診断」で追加すべき「指標」を知っていますか?
2024.06.25

将来「寝たきり」にならないために…40歳以上の女性が「健康診断」で追加すべき「指標」を知っていますか?

 毎年1回は受けることが義務付けられている職場健診。健診結果の異常を示す「*」がついた数値には、実は気にしなくて良いものもあれば、今すぐに再検査を受けなければならないものもある。果たしてあなたは診断結果の本当の意味を理解しているだろうか。 BMI・血圧・尿糖・眼底など項目別にその

ヒトiPS細胞から制御性T細胞に似た細胞を作製 医療応用に期待
2024.06.07

ヒトiPS細胞から制御性T細胞に似た細胞を作製 医療応用に期待

 ヒトiPS細胞から、免疫を抑える役割がある制御性T細胞と同等の性質を持つ細胞をつくるのに、京都大や名古屋大、武田薬品工業の研究チームが世界で初めて成功した。免疫が自分の体を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患などで将来、細胞治療につながることが期待される。研究成果が学術誌「セル・ステム・セル」に

橋本病公表の元フジアナ石本沙織「元気で、仕事もさせていただいていますのでご安心下さい」
2024.06.07

橋本病公表の元フジアナ石本沙織「元気で、仕事もさせていただいていますのでご安心下さい」

 元フジテレビアナウンサーで現在はフリーアナウンサーの石本沙織(43)が6日、自身のインスタグラムを更新。橋本病と向き合う心境を公表したネット記事への反響に言及した。 石本アナは6日朝にアップされたネット記事の中で、34歳で長女を出産後、自己免疫疾患の一つの橋本病(慢性甲状腺炎)

iPSから免疫制御細胞作製 拒絶反応抑制に期待 京大など
2024.06.07

iPSから免疫制御細胞作製 拒絶反応抑制に期待 京大など

 過剰な免疫反応を抑える「制御型T細胞」を、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製することに京都大などの研究グループが成功した。ヒトiPS細胞からの作製は世界初といい、実用化できれば移植医療における拒絶反応抑制などに有効な同細胞を大量作製することが可能になるとしている。論文は7日、米科学

iPSから免疫抑える「Tレグ」に近い細胞…京大チーム成功、関節リウマチなど治療期待
2024.06.07

iPSから免疫抑える「Tレグ」に近い細胞…京大チーム成功、関節リウマチなど治療期待

 人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、免疫反応を抑える「制御性T細胞(Tレグ)」に近い細胞を作り出すことに世界で初めて成功したと、京都大などの研究チームが発表した。自己免疫疾患などの治療に生かせる可能性があり、論文が7日、科学誌「セル・ステムセル」に掲載される。 ウイルスや細

「全身性エリテマトーデス」ってどんな病気? 症状さまざまで診断困難
2024.05.21

「全身性エリテマトーデス」ってどんな病気? 症状さまざまで診断困難

 月曜連載「病気と共に生きていく」では、これまでに全身性エリテマトーデス(SLE)と共に生きる女性2人に登場いただいている。彼女たちに共通していたのは、不調の原因がなかなかわからず、診断まで時間がかかったということ。SLEとはどういう病気なのか? 順天堂大学医学部付属練馬病院膠原病・リウマチ内