# 緩和ケア

末期がん患者の「理想の死に方」、じつは「ハンガリー人」がすでに実践していた…!
2024.09.16

末期がん患者の「理想の死に方」、じつは「ハンガリー人」がすでに実践していた…!

だれしも死ぬときはあまり苦しまず、人生に満足を感じながら、安らかな心持ちで最期を迎えたいと思っているのではないでしょうか。私は医師として、多くの患者さんの最期に接する中で、人工呼吸器や透析器で無理やり生かされ、チューブだらけになって、あちこちから出血しながら、悲惨な最期を迎えた人

父を難病で失った息子が始めた「ありえない商売」 誰も思いつかなかった「幸せな人生」の見つけ方
2024.09.11

父を難病で失った息子が始めた「ありえない商売」 誰も思いつかなかった「幸せな人生」の見つけ方

ある余命数年の患者は、死ぬこと以上に、あとに残す家族が苦しいときに力になることができないことのほうが苦しいと語る。その患者は余命短い中、それぞれの人生の節目に読んでもらおうと、家族に宛てて手紙を書くことにした。患者が家族にメッセージを残すという行動は、今では医療機関で緩和ケアとして採用されてい

富山市民病院、緩和ケア病棟10月再開 専門医1人体制、20床から12床に
2024.09.03

富山市民病院、緩和ケア病棟10月再開 専門医1人体制、20床から12床に

 富山市民病院は、主にがん患者が入院し、病気の進行に伴う心身の苦痛を和らげる緩和ケア病棟を10月1日に再開する。新型コロナウイルス感染拡大を受けて2021年10月から休止していた。休止前は20床だったが、専門医が2人体制から1人体制になったため、10月からは12床での再開となる。藤井裕久市長が

「余命半年だったけれど、2年も生きている」腫瘍内科医が語る、医師宣告の余命宣告が当たる驚愕の確率
2024.08.26

「余命半年だったけれど、2年も生きている」腫瘍内科医が語る、医師宣告の余命宣告が当たる驚愕の確率

■最後までがんと闘うから最期に苦しんでしまう がんに関して誤解をしていたり正しい知識がないせいで、必要以上に恐怖を感じたり絶望的になったりする人が多いように思います。そのようながんに関する誤解の一つに「緩和ケア」への誤解があります。 緩和ケアというと、治療が行き詰ま

「死を前にして何に後悔する?」余命を告げられた患者の10の切実な吐露から健常者が学べること
2024.08.21

「死を前にして何に後悔する?」余命を告げられた患者の10の切実な吐露から健常者が学べること

■死を前に後悔せぬよう今から実行すること 私は緩和ケア医として、これまで約3000人の患者さんの最期と向き合ってきました。人というのはわりと楽観的で、これまでの日常がずっと続くと何となく思っています。しかし医療の現場にいると、必ずしもそうではないことを日々痛感します。

「愛知にこどもホスピスを作りたい!」地元企業の心を動かした、親たちの願い
2024.08.09

「愛知にこどもホスピスを作りたい!」地元企業の心を動かした、親たちの願い

「重い病気のこどもや家族のための、『こどもホスピス』をつくりたい」今年6月9日、そんな想いをのせた無数のシャボン玉が、名古屋の空に一斉に舞い上がった。資金面の課題から、設立まで長い時間を要する『こどもホスピス』。しかし、設立に向けた地道な活動は、着実に名古屋の企業や人々の心を動か

館山病院で医療講座 11人が「もしもの時」考える(千葉県)
2024.07.28

館山病院で医療講座 11人が「もしもの時」考える(千葉県)

館山市の館山病院で、けがや病気で意思が伝えられなくなった「もしもの時」のために、望む医療やケアについて考える医療講座が開かれた。参加者11人がゲームを通じて、自分の大事にする考えやものについて認識を整理し、もしもの時に自分らしい医療や人生を選択できるように備えた。厚生労働省は、命

胃ろうは幸せなのか?「死ぬときぐらい好きにさせてよ」は実現できる
2024.07.07

胃ろうは幸せなのか?「死ぬときぐらい好きにさせてよ」は実現できる

 病気や加齢によって弱り、食べ物が食べられなくなったとき、胃ろうを選択すべきか否か悩む人は少なくないはずだ。胃ろうをしなければ長くは生きられない。本人にとって、家族にとって何が一番ベストなのか? 在宅緩和ケア医として活躍する医師が出会った、「平穏死」を選択した男性の最期とは。本稿は、高橋浩一『

家も貯金も残らず…抗がん剤を拒否して全財産を免疫療法に費やした54歳男性の最期
2024.07.06

家も貯金も残らず…抗がん剤を拒否して全財産を免疫療法に費やした54歳男性の最期

 高齢化に伴い、日本のがん患者と死亡数は増加し続けている。自分や家族ががんに罹患したとき、どのような治療法や最期を選択するべきなのか。広島で在宅療養支援診療所として24時間往診・訪問診療に対応してきた医師が出会った、免疫療法に財産をつぎ込んだ男性の最期とは。本稿は、高橋浩一『在宅緩和ケア医が出

「急にそんなこと言われても…」死期を悟った男性の言葉に妻が涙した理由
2024.07.05

「急にそんなこと言われても…」死期を悟った男性の言葉に妻が涙した理由

 「ピンピンコロリ」を理想の死に方とする人が多いなかで、現実はそう簡単にはいかない。どこで、どのように過ごし、最期を迎えるか。広島で在宅療養支援診療所として24時間往診・訪問診療に対応してきた医師が、「最期は家で死にたい」と在宅緩和ケアを希望したさまざまな患者との「出会い」のエピソードから、最

「夢をかなえるためになぜ私は全力を尽くさなかった」終末患者に聞いた「人生の後悔」5選「ふるさとに帰ればよかった…」
2024.06.08

「夢をかなえるためになぜ私は全力を尽くさなかった」終末患者に聞いた「人生の後悔」5選「ふるさとに帰ればよかった…」

穏やかな死を迎えるために、準備しておくべきことをお金・病気など各分野の専門家8人が解説する書籍『死に方のダンドリ』。終末患者が最期を迎えるときに後悔する5つのこととは? 読んだ後には生き方が変わるかもしれない、死に方のダンドリとは?本記事では書籍から一部抜粋・再構成し、お届けする

訪問診療をキャンセルされることもたびたび…誰とも話したがらない63歳男性【老親・家族 在宅での看取り方】
2024.05.22

訪問診療をキャンセルされることもたびたび…誰とも話したがらない63歳男性【老親・家族 在宅での看取り方】

【老親・家族 在宅での看取り方】#94「痛い、何やってんだよ」(患者)「調子はいかがですか?」(私)「悪いに決まってんだろ」(患者)「血圧測ってもいいですか?」(私)「嫌だって言ってるでしょ!」(患者) お別れ

3000人以上の最期と向き合った緩和医療医が明かす、多くの患者が後悔したことは?「思い残すことはない」と言い切った患者の共通点は<準備>を進めていたこと
2024.05.07

3000人以上の最期と向き合った緩和医療医が明かす、多くの患者が後悔したことは?「思い残すことはない」と言い切った患者の共通点は<準備>を進めていたこと