# 紛争・戦争

松やにを航空燃料に 戦争末期に生産運動 V字の傷は無言の語り部
2024.08.14

松やにを航空燃料に 戦争末期に生産運動 V字の傷は無言の語り部

 佐賀県唐津市の「虹の松原」。その再生・保全に取り組む「唐津環境防災推進機構KANNE」の藤田和歌子理事長が、空を覆う松の根元を指さした。「V字形の傷が戦争中に松やにを採取した痕だそうです」 ひと抱えできないほど太い幹に横約20センチ、縦約15センチの表皮をえぐった痕。田中明・佐

3000人の命を奪った恐怖の日本軍731部隊…79年ぶり中国訪れて懺悔
2024.08.14

3000人の命を奪った恐怖の日本軍731部隊…79年ぶり中国訪れて懺悔

第2次世界大戦中に人体実験をした日本の731部隊の元隊員が約80年ぶりに中国ハルビンの蛮行現場を訪れて懺悔したと、国営新華社通信など中国メディアが13日報じた。報道によると、前日晩に旅客機で中国北東部の黒竜江省ハルビンに到着した元731部隊少年兵の清水英男さん(93)はこの日午前

「戦争はなぜ起きるの?」子どもたちの疑問に軍事の専門家はどう答える? 人間が戦争をする“3つの理由”とは
2024.08.14

「戦争はなぜ起きるの?」子どもたちの疑問に軍事の専門家はどう答える? 人間が戦争をする“3つの理由”とは

 第二次世界大戦の終結から今年で79年を迎えますが、世界の各地では戦争や紛争などが絶えません。小中学生向けのニュース誌「ジュニアエラ」(朝日新聞出版)が小学生200人におこなった「戦争に関するアンケート」によると、約9割の子どもたちが「日々、テレビやインターネットで「戦争」に関するニュースを見

昭和天皇が父親のように慕っていた…太平洋戦争を終結に導いた「77歳の老臣」に昭和天皇が打ち明けた本音
2024.08.14

昭和天皇が父親のように慕っていた…太平洋戦争を終結に導いた「77歳の老臣」に昭和天皇が打ち明けた本音

昭和天皇が父親のように慕った「老臣」がいる。太平洋戦争を終結に導いた鈴木貫太郎首相だ。2人はどのような関係だったのか。半藤一利さんと保阪正康さんの著書『失敗の本質 日本海軍と昭和史』(毎日文庫)から一部を紹介する――。■鈴木貫太郎首相と昭和天皇の深い絆 【半藤】中央

「虎に翼」主人公は「原爆裁判」の担当判事 女性法曹の先駆者・三淵嘉子さん
2024.08.14

「虎に翼」主人公は「原爆裁判」の担当判事 女性法曹の先駆者・三淵嘉子さん

 原爆裁判の判決は当時の東京地裁裁判長の故古関敏正さん、裁判官の故三淵嘉子さんと高桑昭さん(87)=東京=の3人が書いた。1984年に69歳で死去した三淵さんはNHKの連続テレビ小説「虎に翼」で俳優の伊藤沙莉さんが演じる主人公「猪爪寅子」のモデル。女性法曹の先駆者だった。 著書な

韓国主要紙の朝刊ヘッドライン(8月14日)
2024.08.14

韓国主要紙の朝刊ヘッドライン(8月14日)

<朝鮮日報>戦火広がった二つの戦争 世界が泥沼へ<東亜日報>自動車担保ローンに預金も担保 不況型融資に追い込まれた庶民<中央日報>マスクは株主に会うのに…出てこない韓国のCEO<ハンギョレ>「国政介入勢力」を大挙放免 光復節の特別赦免<京

ガザの学校攻撃で100人以上死亡 安全保障理事会で緊急会合 各国が非難
2024.08.14

ガザの学校攻撃で100人以上死亡 安全保障理事会で緊急会合 各国が非難

国連の安全保障理事会は13日、100人以上が死亡したイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザの学校への空爆を受け、緊急会合を開き各国から非難が相次ぎました。緊急会合では、イスラエル軍による学校への空爆についてアメリカが「脅威に対応する権利はあるが、その方法が問題だ」と主張したほか、

101年間否定した日本政府…謝罪を受けられていない関東大虐殺=韓国
2024.08.14

101年間否定した日本政府…謝罪を受けられていない関東大虐殺=韓国

日帝強占期だった1923年9月1日、東京・横浜をはじめとする関東地方をマグニチュード(M)7.9の大地震が襲った。死者は10万人、被災者は340万人に達した。関東地域に留まっていた朝鮮人にはさらに恐ろしい災難が降り掛かってきた。「朝鮮人が爆弾を投げて火災が続いている」「井戸に毒を入れた」などの

米大統領、ガザ停戦交渉の難航認める
2024.08.14

米大統領、ガザ停戦交渉の難航認める

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は13日、パレスチナ自治区ガザを巡る停戦交渉は「より困難になっている」と記者団に述べ、難航していると認めた。

「鎮魂と謝罪の意を伝えたい」731部隊の元少年隊員、終戦以来79年ぶりに中国訪問
2024.08.14

「鎮魂と謝罪の意を伝えたい」731部隊の元少年隊員、終戦以来79年ぶりに中国訪問

 第2次世界大戦中に、中国で細菌戦の研究を行ったとされる「731部隊」に所属していた元少年隊員が、終戦以来79年ぶりに中国を訪れました。 長野県に住む清水英男さんは、1945年3月~8月まで少年隊員として「731部隊」に所属し、終戦とともに帰国しました。 中国中央テ

報復はガザ停戦交渉次第 イラン、イスラエルに圧力か ロイター報道
2024.08.14

報復はガザ停戦交渉次第 イラン、イスラエルに圧力か ロイター報道

 【カイロ時事】ロイター通信は13日、イランによるイスラエル攻撃の有無について、パレスチナ自治区ガザで交戦を続けるイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉の行方次第だと報じた。 3人のイラン高官の話として伝えた。このうち治安当局高官は、交渉が失敗したり、イスラエルが協議を長引かせ

ハマスに「完全勝利」は無意味 イスラエル国防相発言、首相府が批判
2024.08.14

ハマスに「完全勝利」は無意味 イスラエル国防相発言、首相府が批判

 イスラエルのネタニヤフ首相が12日、イスラム組織ハマスとの戦闘をめぐるガラント国防相の発言を「反イスラエル的だ」と非難する声明を発表した。パレスチナ自治区ガザでの戦闘が長期化するなか、戦闘方針をめぐって、首相が国防相を公式に非難する異例の事態になった。 地元メディア「ワイネット

ウクライナ北東部にロシア砲撃、越境攻撃のクルスク州に隣接
2024.08.14

ウクライナ北東部にロシア砲撃、越境攻撃のクルスク州に隣接

[13日 ロイター] - ウクライナ北東部スムイ州で13日、ロシアの砲撃により少なくとも1人が死亡、2人が負傷した。地元当局が明らかにした。同州はウクライナ軍が大規模越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州と国境を接する。現地の軍当局によると、13日に誘導爆弾やドローン(無人

【書評】平山周吉氏が選ぶ、79年前の戦争を知るための1冊 『戦艦大和ノ最期』戦闘記録と艦内の様子が文語文で綴られる
2024.08.14

【書評】平山周吉氏が選ぶ、79年前の戦争を知るための1冊 『戦艦大和ノ最期』戦闘記録と艦内の様子が文語文で綴られる

 敗戦から今夏で1979年。戦争を体験した世代の高齢化に伴い、300万人以上もの犠牲者を出した、悲惨な先の大戦に関する記憶の風化が心配されている。いっぽう、世界を見わたせばウクライナやガザなど、未だ戦火は絶えず、さらに海洋覇権奪取を目論む中国、核ミサイルの実戦配備を急ぐ北朝鮮など、我が国を取り

「部下や仲間がどんどん死ぬので、悲しいという感覚がなくなっていた」…玉砕前の硫黄島で零戦パイロットが敢行した決死の爆撃
2024.08.14

「部下や仲間がどんどん死ぬので、悲しいという感覚がなくなっていた」…玉砕前の硫黄島で零戦パイロットが敢行した決死の爆撃

第1回【ご飯がハエで真っ黒、大量の蚤、異様なガスの臭い…「硫黄島」で零戦パイロットが見た地獄】の続き クリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」(2006年)のヒットにより、若い世代にも比較的よく知られている「硫黄島の戦い」。1945年2月16日から1カ月余のあいだ、

ご飯がハエで真っ黒、大量の蚤、異様なガスの臭い…「硫黄島」で零戦パイロットが見た地獄
2024.08.14

ご飯がハエで真っ黒、大量の蚤、異様なガスの臭い…「硫黄島」で零戦パイロットが見た地獄

 太平洋戦争中の1945(昭和20)年2月16日から1カ月余のあいだ、東京から南に約1200キロメートルの位置にある硫黄島では死闘が繰り広げられた。2万余名の守備隊が約6万人の米兵を迎撃し、玉砕した「硫黄島の戦い」だ。2006年にクリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」がヒットし

民間の戦没者慰霊碑、維持困難に 高齢化、補修費も課題 遺族「伝承のため残したい」
2024.08.14

民間の戦没者慰霊碑、維持困難に 高齢化、補修費も課題 遺族「伝承のため残したい」

 戦没者追悼のため遺族らが建てた民間慰霊碑の維持が困難になっている。 管理してきた遺族の高齢化が進む一方、老朽化に伴う補修費用も高額なためだ。遺族は「戦争を後世に語り継ぐため、何とかして残したい」と話している。 厚生労働省が2019年に行った調査では、全国にある民間

OpenAI元研究者が警告「2030年、人工超知能(ASI)を手に入れた者が全人類を支配する」…荒唐無稽とは言い切れない、その「論理的根拠」
2024.08.14

OpenAI元研究者が警告「2030年、人工超知能(ASI)を手に入れた者が全人類を支配する」…荒唐無稽とは言い切れない、その「論理的根拠」

AIはきっと人間のよき友となり、幸せをもたらすはず――そんな未来予測に、急速な技術の進歩が暗い影を落とす。「AIは世界を滅ぼす」という懸念さえ、もはや与太話とは言えなくなってきた。「どの天才よりも1万倍賢いというくらいの知的レベル。それがASI(Artificial Super

日本兵捕虜がほしい米軍、捕虜は恥辱とされていた日本軍…日本兵捕虜獲得のため米軍が行った「作戦」
2024.08.14

日本兵捕虜がほしい米軍、捕虜は恥辱とされていた日本軍…日本兵捕虜獲得のため米軍が行った「作戦」

敵という〈鏡〉に映しだされた赤裸々な真実。日本軍というと、空疎な精神論ばかりを振り回したり、兵士たちを「玉砕」させた組織というイメージがあります。しかし日本軍=玉砕というイメージにとらわれると、なぜ戦争があれだけ長引いたのかという問いへの答えはむしろ見えづらくなってしまうおそれが

14日の朝刊(都内最終版)☆1
2024.08.14

14日の朝刊(都内最終版)☆1

【1面トップ】〔朝日〕AIは同僚・部下・上司 電話応対 人間に助言 〔新世AI〕〔毎日〕ケアマネ6割「ダブルケア担当」 97%「支援不十分」 本紙など調査〔読売〕ソ連頼みの終戦夢想 出口戦略なき開戦 現代も 国際政治学者 千々和泰明さん 45〔戦争の末