# 精神医療

「心療内科」と「精神科」どっちがいいか…精神科医・和田秀樹「話を聞いてほしい患者に勧める医師の種類」
2024.08.31

「心療内科」と「精神科」どっちがいいか…精神科医・和田秀樹「話を聞いてほしい患者に勧める医師の種類」

様々なメンタルクリニックが増えているが、何を基準に受診すべきか。精神科医の和田秀樹さんは「精神科と心療内科では身につけるべきスキルが異なる。本当に心療内科のトレーニングを受けているのであれば、そのほうが精神療法的なアプローチも積極的に導入し、多角的な視点から心の問題を治そうという傾向がある。し

5分診療で薬を出しまくる医者が大儲け…和田秀樹「一生薬を手放せない患者を作る精神医療の大問題」
2024.08.30

5分診療で薬を出しまくる医者が大儲け…和田秀樹「一生薬を手放せない患者を作る精神医療の大問題」

精神医療のあるべき姿は何か。精神科医の和田秀樹さんは「カウンセリングや精神療法に十分な時間を割いて対応すれば、良くなる患者さんは確実に増える。しかし、1人ひとりの患者さんに時間をかけていると、診療できる患者さんの数は限られるうえ、カウンセリングに時間を割く医者もどんどん疲弊していく。一方で、薬

「血圧が高い患者に降圧剤を出す」は大間違い…和田秀樹「薬物療法メインの医師が大量生産される根本原因」
2024.08.29

「血圧が高い患者に降圧剤を出す」は大間違い…和田秀樹「薬物療法メインの医師が大量生産される根本原因」

日本の医学部教育の現状はどのようなものか。精神科医の和田秀樹さんは「日本の大学のように、閉鎖的な“教授ムラ”ですべてが決定されるような環境では、医療崩壊が起こっても致し方ない。問われるべきは、19歳、20歳の若い受験生の『人間性』ではなく、入試面接でその判定を行っている面接官の教授たちの人間性

教授に逆らいそうな学生をはじくフィルター…和田秀樹「精神医療崩壊を招いた
2024.08.28

教授に逆らいそうな学生をはじくフィルター…和田秀樹「精神医療崩壊を招いた"医学部入試面接"の裏側」

日本の精神医療における課題は何か。精神科医の和田秀樹さんは「全国の大学の精神科の教授は、薬物療法中心の人たちが大半を占めている。そのため、入試面接のときに、精神科を目指す学生が『カウンセリングや精神療法を勉強して、心を病んでいる人を1人でも多く救いたいです』などと発言したら、その時点で印象ダウ

「死の隔離・強制を禁止」…精神病院改革連帯が発足=韓国
2024.08.21

「死の隔離・強制を禁止」…精神病院改革連帯が発足=韓国

 「どれだけ多くの人が死んでも無関心で…疲れました。もはや精神障害者を死に追いやる拷問放置国家をこれ以上放っておくことはできません」。春川(チュンチョン)○病院、富川(プチョン)Wジン病院、仁川(インチョン)S病院など、最近になり精神医療機関内での隔離・強制にともなう死亡事故が表面化しているな

ライシャワー事件が精神疾患者の入院管理政策を加速させた 「患者狩り」を招いた社会の病院依存
2024.08.20

ライシャワー事件が精神疾患者の入院管理政策を加速させた 「患者狩り」を招いた社会の病院依存

 知的・精神障碍者の家族にとって病院は特別な存在だ。看護師らによる患者への虐待が発覚した2019年の神出病院事件の背景には、隔離や排除を求める社会の風潮と、根深い差別意識、そして切実なる家族の病院依存がある。神戸新聞取材班による「黴の生えた病棟で ルポ 神出病院虐待事件」(毎日新聞出版)から一

家族が語る復員兵の『PTSD』 「みんなで死のう」戦争のトラウマで家族に向けた狂気「根っこは戦争。みんなの問題なんだ」 精神異常で入院した日本兵は約1万人
2024.08.18

家族が語る復員兵の『PTSD』 「みんなで死のう」戦争のトラウマで家族に向けた狂気「根っこは戦争。みんなの問題なんだ」 精神異常で入院した日本兵は約1万人

戦争が終わり、生きて帰れたのに、心に傷を負った復員兵たち。彼らの多くは、家族にその狂気を向けた。壮絶な経験をした家族たちが語り始めた、知られざる「戦争トラウマ」の現実。家の階段に飾られた家族写真の中で、1つだけハンカチがかけられた写真がある。<

中村倫也、「今つくる意義のあるドラマだなと」 初の医者役に「責任が重大」 31日放送スタートNHK『Shrink』 土屋太鳳と共演
2024.08.07

中村倫也、「今つくる意義のあるドラマだなと」 初の医者役に「責任が重大」 31日放送スタートNHK『Shrink』 土屋太鳳と共演

 俳優の中村倫也(37)が7日、東京・渋谷のNHKで、31日に放送スタートする土曜ドラマ「Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―」(総合・午後10時、BSプレミアム4K・午前9時25分 全3回)の会見に共演の土屋太鳳(29)と出席した。 原作・七海仁さん、漫画・月子さんの人

【イベントレポート】中村倫也「Shrink」主演に「不思議な気持ち」土屋太鳳と精神医療の難しさを回想
2024.08.07

【イベントレポート】中村倫也「Shrink」主演に「不思議な気持ち」土屋太鳳と精神医療の難しさを回想

ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」の出演者会見が本日8月7日に東京・NHK放送センターで行われ、キャストの中村倫也、土屋太鳳、演出を担う中江和仁が出席した。原作・七海仁、作画・月子によるマンガを実写化する本作は、新宿の下町の路地裏にある小さな精神科医院・新宿ひだまりクリニッ

中村倫也「作る意義があるドラマだと実感」 NHK土曜ドラマで初の医者役
2024.08.07

中村倫也「作る意義があるドラマだと実感」 NHK土曜ドラマで初の医者役

NHK土曜ドラマ「Shrink(シュリンク)ー精神科医ヨワイー」の出演者会見が8月7日、東京・渋谷区の同局放送センターで行われ、主人公の精神科開業医・弱井幸之助を演じる中村倫也、看護師・雨宮有里の土屋太鳳が出席した。夏休みの終わりに不安な気持ちを抱えている若い人たち、職場での生き

土屋太鳳、現場の中村倫也は突然歌い出すと暴露 歌唱曲は理解できず「世代が違うので」
2024.08.07

土屋太鳳、現場の中村倫也は突然歌い出すと暴露 歌唱曲は理解できず「世代が違うので」

 俳優の中村倫也、土屋太鳳が7日、都内のNHKで行われたドラマ『Shrink(シュリンク)-精神科医ヨワイ-』(8月31日スタート、土曜午後10時 ※全3話)の会見に出席した。 共演した感想を聞かれた中村は、「基本的に僕がベラベラとしゃべることが多かった。土屋さんはものづくりをす

「このままでは殺される…どうか助けてください」相次ぐ患者の“死亡退院”はNHKがスクープした後も続いていた
2024.07.29

「このままでは殺される…どうか助けてください」相次ぐ患者の“死亡退院”はNHKがスクープした後も続いていた

 昨年2月25日にNHK-Eテレで放送された「ETV特集 ルポ死亡退院 ~精神医療・闇の実態~」。2023年のテレビで最も優れたスクープ報道として高く評価された。日本新聞協会賞、放送人の会グランプリ、石橋湛山早稲田ジャーナリズム大賞、貧困ジャーナリズム大賞など主だった賞の最高賞を受賞した。

中村倫也×土屋太鳳「Shrinkー精神科医ヨワイー」第2話は双極症がテーマ
2024.07.20

中村倫也×土屋太鳳「Shrinkー精神科医ヨワイー」第2話は双極症がテーマ

中村倫也、土屋太鳳らの共演で贈るNHK土曜ドラマ「Shrink(シュリンク)ー精神科医ヨワイー」から第2話の場面写真とともに、新キャストが解禁された。精神医療の世界に真正面から向き合う本作。誰かに悩みを聞いてほしい…でも…、話せない。心の悩みを解決できないまま苦しい

罪に問えない「心神喪失者」 被害者・遺族への情報開示不十分、通常事件と「格差」も
2024.07.13

罪に問えない「心神喪失者」 被害者・遺族への情報開示不十分、通常事件と「格差」も

殺人などの重大犯罪を犯した者が精神障害などを理由に刑事責任能力がないとみなされる「心神喪失」。通常の刑事事件と異なり、被害者や遺族には事件や加害者の情報が十分に開示されず、裁判も開かれないため意見表明の場も与えられない。関係者は現行制度の不備を訴えている。■医療の対象に<

医師の精神が壊れないように…精神科医が「全員をそこそこちゃんと診る」ために“倫理的サイコパス”的ふるまいが必要なワケ
2024.07.08

医師の精神が壊れないように…精神科医が「全員をそこそこちゃんと診る」ために“倫理的サイコパス”的ふるまいが必要なワケ

 精神科医が書いた本、という前情報を頭に入れつつ『倫理的なサイコパス』という本書のタイトルを目にしたときに、なるほど、これはきっと医師である著者が精神科にやってくる患者を評した言葉なんだろうな、などとまず想像する読者は少なくないのではないか。 実際には、「倫理的なサイコパス」は著

韓国・元ラグビー代表のタレント、元交際相手に暴行…直後に無関係装うメール
2024.07.05

韓国・元ラグビー代表のタレント、元交際相手に暴行…直後に無関係装うメール

【07月05日 KOREA WAVE】昔の恋人に性的暴行を加えようとした疑いで拘束された元ラグビー韓国代表の男性が、証拠を消すために偽の携帯メールを送っていたことがわかった。ソウル江南(カンナム)警察署は強姦傷害などの疑いで男性を拘束し、送検した。MBCは、男性の暴行の様子を捉え

【病院再編】村井知事 精神医療センター移転巡り仙台市の病院負担増を指摘 郡市長の「反対」受け<宮城>
2024.06.20

【病院再編】村井知事 精神医療センター移転巡り仙台市の病院負担増を指摘 郡市長の「反対」受け<宮城>

郡仙台市長が県立精神医療センターの富谷市への移転に「反対」を表明したことに対して、村井知事は移転が実現しない場合、将来的に精神病床を持つ仙台市内の病院の負担が増えていく可能性を指摘した。県の病院再編計画では、老朽化が進む青葉区の東北労災病院と、名取市の県立精神医療センターを富谷市

「他人の見た夢の中身がわかるんです!」…東大教授・池谷裕二が語る「脳研究」のスゴい最前線
2024.05.23

「他人の見た夢の中身がわかるんです!」…東大教授・池谷裕二が語る「脳研究」のスゴい最前線

 他人の夢の中身がわかる、見えないはずの赤外線が見える――猛スピードで進展する脳の研究によって、かつては不可能だと思われていたことが現実のものになりつつある。 いったい人間の脳はどこまで奥深いのか。最新刊『夢を叶えるために脳はある』の発売を機に、日本の脳研究の第一人者である東京大

自傷行為繰り返す入院患者に60代看護師「山奥ですればいい」「特攻隊に行ってきな」
2024.05.13

自傷行為繰り返す入院患者に60代看護師「山奥ですればいい」「特攻隊に行ってきな」

看護師が患者に暴言「ウクライナに行ってきな」 神奈川県立精神医療センター
2024.05.09

看護師が患者に暴言「ウクライナに行ってきな」 神奈川県立精神医療センター