# 科学研究

英研究所のコスタンザ教授らにブループラネット賞、地球環境に貢献 旭硝子財団が決定
2024.06.19

英研究所のコスタンザ教授らにブループラネット賞、地球環境に貢献 旭硝子財団が決定

旭硝子財団(島村琢哉理事長)は19日、地球環境問題の解決に向けて貢献した個人や組織をたたえる2024年(第33回)ブループラネット賞に、経済は有限な生物圏の一部と考える「生態経済学」の基礎を築いた英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、グローバル・プロスペリティ研究所のロバート・コスタンザ教授と

剣山系・石立山でツキノワグマ目撃
2024.06.18

剣山系・石立山でツキノワグマ目撃

 徳島県のレッドリストで絶滅危惧IA類に分類されているツキノワグマが、那賀町と高知県香美市の境にある剣山系の石立山(1707・7メートル)で目撃された。徳島県によると、県に寄せられた目撃情報は本年度2例目。 目撃したのは、1人で登山していた高知市与力町の田中伸一さん(67)。11

タンポポ 固有種の生息状況を全国調査
2024.06.16

タンポポ 固有種の生息状況を全国調査

 春の花としておなじみのタンポポには日本固有の種と海外から来た「外来種」があります。外来種と交配した「雑種」も増えていて、研究者が固有種の生息状況の全国調査を始めました。 日本固有のタンポポは花びらの下の「総苞」が閉じている一方、外来種やその雑種は反り返っていて、見分けることがで

能登半島地震の影響で「海底が隆起」すさまじい力が働いたことを海上保安庁が発表
2024.06.16

能登半島地震の影響で「海底が隆起」すさまじい力が働いたことを海上保安庁が発表

 海上保安庁は2024年6月11日、5月18日から24日にかけて石川県珠洲市北方沖で行った海底地形調査の結果を発表しました。 この調査は、能登半島沖で1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」における、断層運動の全容を明らかにするための一環として測量船「天洋」を使い行われた海底調

元JAL機、NASAでの「第2の人生」にむけ”魔改造”へ 機齢55年の激レア機後継…今後何をする?
2024.06.14

元JAL機、NASAでの「第2の人生」にむけ”魔改造”へ 機齢55年の激レア機後継…今後何をする?

 NASA(アメリカ航空宇宙局)の公式X(旧Twitter)アカウントは、ボーイング777をベースにした次世代「飛行科学研究所」がラングレーを飛び立ったと投稿しました。この777-200ER「N577NA」は、実は元JAL(日本航空)機です。 この次世代「飛行科学研究所」のベース

ジャイアントパンダを野生に 秋にはメス2頭が放たれる計画 中国
2024.06.14

ジャイアントパンダを野生に 秋にはメス2頭が放たれる計画 中国

 中国が保護を進めるジャイアントパンダの野生復帰研究センターが、海外メディアに公開されました。野生復帰の取り組みが秋にも再開されるということです。 ジャイアントパンダ国立公園内の四川省の施設では、遺伝的な観点などから飼育されたパンダを野生に返す取り組みが進められています。2024

地球のどこまで「生命」は存在するのか? 海底下の微生物から見えた「生命現象」を考える
2024.06.12

地球のどこまで「生命」は存在するのか? 海底下の微生物から見えた「生命現象」を考える

 世界に3ヵ所ある海底下から採取したコア試料保管庫のひとつである高知コア研究所。ここで管理されているコア試料は、海底下に生きる微生物の研究にも用いられています。栄養源に乏しい海底下の世界で生命はどのように生きているのか? 海洋研究開発機構(JAMSTEC)超先鋭研究開発部門 高知コア研究所の星

「お母さん、これ、恐竜のタマゴじゃないの!?」約6600万年前の化石を大発見した少年(9)…驚きの眼力の背景にある“納得の理由”とは
2024.06.10

「お母さん、これ、恐竜のタマゴじゃないの!?」約6600万年前の化石を大発見した少年(9)…驚きの眼力の背景にある“納得の理由”とは

 恐竜研究の分野で革新的な発見が相次ぐ中国。いまや恐竜種の発見数もアメリカを抜いて世界一となっている。一方で、盗掘・密売や政治関与といった諸問題も少なくない。中国恐竜界の知られざる実情とは。 ここではノンフィクションライターの安田峰俊氏が執筆、古生物学者の田中康平氏が監修を行った

コーセーが皮膚常在菌と肌状態の関係性を確認 常在菌数が多いほど肌が荒く毛穴が多い
2024.06.05

コーセーが皮膚常在菌と肌状態の関係性を確認 常在菌数が多いほど肌が荒く毛穴が多い

 コーセーが、皮膚常在菌の数が多い人は少ない人に比べて“肌が粗い”、“毛穴が多い”、“赤みが強い”など、一部の肌状態と菌数の間に相関があることを確認した。同研究は肌の菌数を簡便に計測する手法を確立したことによる成果であり、肌研究においてこれまで一般的だった指標に“菌数”という新たな評価軸を与え

科学者・中村桂子 かつて病気といえばまず感染症を考えたが…百日咳、ポリオ、結核。今や「感染症は重大な病気」と捉えない時代になったワケ
2024.06.01

科学者・中村桂子 かつて病気といえばまず感染症を考えたが…百日咳、ポリオ、結核。今や「感染症は重大な病気」と捉えない時代になったワケ

新型コロナウイルスが令和5年5月8日に「5類感染症」に位置づけられてから、1年が経過しました。令和6年3月末には治療薬や入院の公費支援が終了し、猛威をふるったコロナ禍から徐々に日常を取り戻しつつあります。そのようななか、JT生命誌研究館名誉館長の中村桂子さんは「ウイルスとは何かを考えることが、

JAXA金星探査機「あかつき」通信途絶 2015年12月から金星を周回中
2024.05.30

JAXA金星探査機「あかつき」通信途絶 2015年12月から金星を周回中

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年5月29日、2015年から金星を周回しているJAXAの金星探査機「あかつき」との通信が途絶していることを明らかにしました。【最終更新:2024年5月30日11時台】JAXA宇宙科学研究所(ISAS)によると、2024年4月末の運用にて「

火星への道のりが9カ月から2カ月に。プラズマロケットは実現するか
2024.05.26

火星への道のりが9カ月から2カ月に。プラズマロケットは実現するか

宇宙旅行、人類にとってどれだけ現実的なのでしょうか。それは、どれだけ速く効率的、かつ低コストで目的地に行けるか、行くことができる船があるかどうかにかかっています。そこで、NASAが技術改発企業とともに研究するのは、新しい推進システム。NASAが運営する革新的先進概念

「変革の瞬間を迎えた」AIが科学を加速 不正防ぐ使い方議論
2024.05.26

「変革の瞬間を迎えた」AIが科学を加速 不正防ぐ使い方議論

 科学の一分野だった人工知能(AI)研究だが、AI自身が科学を加速させるようになってきた。自ら仮説を立て、研究も行う「AI科学者」への期待も膨らむ。一方でAIは良くも悪くも、科学研究の姿を大きく変えうる。 2月に東京大であった科学研究のあり方や研究不正について議論する研究会では、

茨城・東海村の原子力科学研究所、配電盤でぼや 漏えいやけが人なし
2024.05.22

茨城・東海村の原子力科学研究所、配電盤でぼや 漏えいやけが人なし

 日本原子力研究開発機構は22日、原子力科学研究所(茨城県東海村)内の微量の放射性物質などを作る建屋2階の配電盤で焦げ跡(約50平方センチ)が見つかったと発表した。消防に通報し、火災と判断された。管理区域内だが、放射性物質の漏えいやけが人はないという。 同機構によると、同日午後1

ヨットを沈没させるシャチは「攻撃」してるわけじゃなかった?専門家が指摘
2024.05.22

ヨットを沈没させるシャチは「攻撃」してるわけじゃなかった?専門家が指摘

モロッコやポルトガル、スペインなどジブラルタル海峡近海で、シャチがヨットに損傷を与えるニュースが相次いでいる。ハフポストを含むメディアは、この行動を「攻撃」という言葉で表現してきた。しかし非営利団体「シャチ行動研究所」のモニカ・ウィーランド・シールズ所長は、この表現

チャバネゴキブリはいつどこで生まれ、世界をどう征服したのか、250年来の謎をついに解明
2024.05.22

チャバネゴキブリはいつどこで生まれ、世界をどう征服したのか、250年来の謎をついに解明

 夜食でも食べようとベッドから起き上がり、キッチンの明かりをつけると、冷蔵庫の下にツヤツヤと光る茶色い昆虫の群れがうごめいているのを見つけた経験はないだろうか。その昆虫とはもちろん、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)だ。 この嫌われ者の訪問客は、どのように

科学研究の国際大会、8年ぶり1等を桜蔭高生が受賞
2024.05.21

科学研究の国際大会、8年ぶり1等を桜蔭高生が受賞

 科学研究の国際大会「リジェネロン国際学生科学技術フェア(Regeneron ISEF)」が2024年5月11日~17日(米国時間)にロサンゼルスで開催され、日本の高校生8名が優秀賞などを受賞した。部門優秀賞1等の受賞は日本代表として8年ぶり、女子高生としては18年ぶりの快挙。 

小中高生の研究募集 筑波大「科学の芽」賞 茨城
2024.05.20

小中高生の研究募集 筑波大「科学の芽」賞 茨城

筑波大(茨城県つくば市)は、小中高校生を対象とした科学研究作品コンクール「科学の芽」賞を実施する。自然や科学に対する子どもたちの関心を高めるのが狙い。8月19日からリポート作品を募集する。「科学の芽」賞は、筑波大の前身となる東京教育大学長でノーベル物理学賞を受賞した、朝永振一郎氏

「綿菓子のように軽い」惑星が新たに発見 木星の1.5倍の大きさ、重さはわずか14%
2024.05.17

「綿菓子のように軽い」惑星が新たに発見 木星の1.5倍の大きさ、重さはわずか14%

米の大型加速器実験、日本チーム参画へ 質量が生まれる謎解明めざす
2024.05.17

米の大型加速器実験、日本チーム参画へ 質量が生まれる謎解明めざす