# 海岸・海洋

「体中にカビが生えているよう」皮膚の色が青くなり、やがて黒に…250人を乗せた船で広がった原因不明の“死に至る病”
2024.06.02

「体中にカビが生えているよう」皮膚の色が青くなり、やがて黒に…250人を乗せた船で広がった原因不明の“死に至る病”

 1740年9月18日、軍艦5隻を中心とした小艦隊がイギリス・ポーツマスを出港した。スペインの宝船を追うという密命を帯び、意気揚々と出発した乗組員たちを待ち受けていたのは、あまりにも過酷すぎる運命だった。 ここでは、生存者の日誌や証言をもとに「ウェイジャー号」と250人の乗組員の

温暖化進む日本は居住可能? 100人超の研究者が初会合
2024.06.02

温暖化進む日本は居住可能? 100人超の研究者が初会合

 温暖化の影響を受ける日本に住み続けることは可能なのか?100人を超える研究者が、観測や研究を行うプロジェクトの初めての会合がありました。 日本周辺の海域では、温暖化の影響によって、赤道付近から黒潮で運ばれる熱量が増加しています。その結果、ほかの海域に比べ約2倍の速さで海水温が上

鳥羽の海と野生生物を守れ 「赤本」に学ぶ多様性と迫る危機
2024.06.02

鳥羽の海と野生生物を守れ 「赤本」に学ぶ多様性と迫る危機

 図鑑のように分厚い「赤本」がある。水産業の盛んな三重県鳥羽市が作成した海洋生物の基礎資料「海のレッドデータブック2023~鳥羽市の絶滅のおそれのある野生生物」(A4判、298ページ)だ。地球規模の気候変動による環境破壊に警鐘を鳴らしながら、多くの生き物がすむ豊かな地元の海の「今」を伝える。失

中国軍の船が金門島の周辺に 軍船の確認は初めてか 台湾当局が警戒
2024.06.01

中国軍の船が金門島の周辺に 軍船の確認は初めてか 台湾当局が警戒

台湾が実効支配する金門島の周辺海域を中国軍の船2隻が航行したと台湾の海上保安当局が1日、発表しました。この海域で軍の船が確認されたのは初めてとみられます。 台湾の海巡署によりますと、先月29日、中国軍の補給船2隻が、金門島周辺の台湾が「制限水域」と定める海域に現れました。

日本と韓国、再発防止策実施で一致 2018年レーダー照射問題
2024.06.01

日本と韓国、再発防止策実施で一致 2018年レーダー照射問題

 シンガポールを訪問中の木原稔防衛相は1日、韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防相と会談した。両氏は、2018年12月に起きた韓国軍駆逐艦による海上自衛隊機へのレーダー照射問題をめぐり、再発防止策を実施することで一致。この問題を受けて中断していた自衛隊と韓国軍のハイレベル交流の再開や、日韓防衛

SDGsごみを拾って浜辺を活用 砂で遊ぼう 鳥取砂丘ライオンズクラブが開催
2024.06.01

SDGsごみを拾って浜辺を活用 砂で遊ぼう 鳥取砂丘ライオンズクラブが開催

地元の海岸を清掃し、スポーツを楽しむイベントが、このほど鳥取市で開かれました。このイベントは、鳥取砂丘ライオンズクラブが、毎年この時期に開いて、この日は、市民およそ50人が参加。はじめに、ゴミ袋を手に海岸に落ちているプラスチックごみや空き缶、流木などを拾い集めました

ニュースワード「レーダー照射問題」
2024.06.01

ニュースワード「レーダー照射問題」

 レーダー照射問題 2018年12月に能登半島沖の日本海で韓国海軍駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機に対し、射撃に用いる火器管制レーダーを照射した問題。防衛省は「極めて危険」と抗議。韓国側は照射を認めず、海自機が「低空で脅威飛行した」と反論し、双方の見解が食い違った。 防衛省は海自機

日中防衛相が会談、中国の海洋進出に懸念伝達 交流推進も確認
2024.06.01

日中防衛相が会談、中国の海洋進出に懸念伝達 交流推進も確認

 シンガポールを訪問中の木原稔防衛相は1日午前、中国の董軍国防相と会談した。沖縄・尖閣諸島を含む東シナ海、フィリピンと領有権問題を争う南シナ海での中国の海洋進出をめぐり、木原氏は「深刻な懸念」を伝えた。 日中防衛相会談は昨年6月以来で、両氏による会談は初めて。木原氏は会談冒頭「日

台湾が実効支配の離島・金門島周辺の制限水域を中国軍の船が航行 初確認
2024.06.01

台湾が実効支配の離島・金門島周辺の制限水域を中国軍の船が航行 初確認

台湾の離島・金門島周辺の制限水域を中国軍の船が航行したと台湾当局が明らかにしました。周辺では中国海警局がパトロールを常態化させていますが、軍の船が確認されたのは初めてとみられます。台湾・海巡署の1日の発表によりますと、現地時間の先月29日午前、実効支配する離島・金門

南シナ海衝突で国民死亡なら戦争行為「同等」と警告、比大統領
2024.06.01

南シナ海衝突で国民死亡なら戦争行為「同等」と警告、比大統領

シンガポール(CNN) フィリピンのマルコス大統領は5月31日、領有権論争が続く南シナ海情勢に触れ、他国の故意の行為によってフィリピン国民が一人でも死亡した場合、戦争行為に「極めて非常に近い」とし、相応の対応措置を講じるとの考えを示した。シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(

日中防衛相が1年ぶりに会談 海洋進出に「深刻な懸念」伝達へ
2024.06.01

日中防衛相が1年ぶりに会談 海洋進出に「深刻な懸念」伝達へ

 シンガポールを訪問している木原稔防衛相は1日、中国の董軍国防相と会談した。日中防衛相の会談は2023年6月以来、1年ぶりで、木原氏と董氏が会談するのは初めて。 木原氏は中国が東シナ海や南シナ海で進める海洋進出に対して「深刻な懸念」を表明する見通し。一方で、日中首脳間で戦略的互恵

米長官、南シナ海での中国妨害行為を批判
2024.06.01

米長官、南シナ海での中国妨害行為を批判

 【シンガポール共同】オースティン米国防長官は1日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議での演説で、南シナ海での中国によるフィリピン船への妨害行為を念頭に「フィリピンが直面する嫌がらせ行為は危険だ」と批判した。

海でもあり湖でもあり川でもある!?京都北部「久美浜湾」の不思議を学ぶ
2024.06.01

海でもあり湖でもあり川でもある!?京都北部「久美浜湾」の不思議を学ぶ

 京都府京丹後市久美浜町の久美浜小学校で、府海洋センター(京都府宮津市)の舩越裕紀さん(37)を講師に招いた授業があった。久美浜湾について学習している4年生20人が、湾内のプランクトンや養殖されているカキやトリガイ、水質の特性を学んだ。 授業で舩越さんはまず「久美浜湾は海、湖、川

【不思議!】ピンク色に染まった小笠原諸島の海岸。その正体は南国特有の海洋生物の卵だった
2024.06.01

【不思議!】ピンク色に染まった小笠原諸島の海岸。その正体は南国特有の海洋生物の卵だった

都心から南に1000km。世界自然遺産の小笠原諸島・父島で不思議な光景が撮影されました。二見港から歩いて20分ほどの場所にある「製氷海岸」の波打ち際が一面、ピンク色に染まっているのです。その正体は南国特有の海洋生物の卵でした。一体、何が起きたのか解説しましょう。

富山湾の地震影響探る 富山大など環境・生態系を調査
2024.06.01

富山湾の地震影響探る 富山大など環境・生態系を調査

 富山大、九州大、長崎大でつくる研究チームは31日、能登半島地震で海底地滑りが発生した富山湾周辺の海洋調査を始めた。長崎大の練習船「長崎丸」を使い、地震と津波による湾の環境変化や生態系への影響を3日間にわたって調べる。 3大学の教授や学生ら計58人が参加し、黒部川と早月川の沖合や

尖閣周辺に中国船4隻 162日連続航行
2024.06.01

尖閣周辺に中国船4隻 162日連続航行

 第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島(石垣市)周辺の領海外側にある接続水域では5月31日、中国海警局の艦船4隻が航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは162日連続となり、連続航行日数の最長記録を更新している。 4隻は「海警1301」「海警1401」「海警1102」と

フィリピン大統領「南シナ海で死者出れば…」 深まる中国との対立
2024.06.01

フィリピン大統領「南シナ海で死者出れば…」 深まる中国との対立

 フィリピンのマルコス大統領は5月31日、シンガポールで開幕したアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で基調講演した。南シナ海の領有権を巡る中国との緊張が高まる中、「同海で比側に死者が出たらどうするか」と講演後の質疑で問われ、「ルビコン川を渡ることになる(後戻りできない)」と述べ、相互防衛条約

比大統領「南シナ海で海の憲法」の擁護訴え
2024.05.31

比大統領「南シナ海で海の憲法」の擁護訴え

 【シンガポール共同】南シナ海で中国の威圧にさらされるフィリピンのマルコス大統領は31日、アジア安全保障会議で、フィリピンは南シナ海で「『海の憲法』とされる国連海洋法条約を守る最前線にいる」と訴えた。

遊泳禁止の海岸「泳いでいた人が見えなくなった」…1人で観光中のカナダ人大学生が溺死 中種子
2024.05.31

遊泳禁止の海岸「泳いでいた人が見えなくなった」…1人で観光中のカナダ人大学生が溺死 中種子

 31日午前7時半ごろ、中種子町野間の中山漁港近くの砂浜で、カナダ国籍の大学生(26)=英国=が打ち上げられているのが見つかり、その場で死亡が確認された。死因は溺死。種子島海上保安署は遊泳中におぼれたとみている。 同署によると、30日午後3時35分ごろ、発見場所から南に約700メ

「相撲大好きな相撲小僧だった」“大の里”史上最速V!中学・高校時代の6年過ごした新潟からも祝福の声
2024.05.31

「相撲大好きな相撲小僧だった」“大の里”史上最速V!中学・高校時代の6年過ごした新潟からも祝福の声

大相撲夏場所で初優勝を果たした新潟県糸魚川市にある海洋高校相撲部出身の小結・大の里。喜びを噛み締めながらも「最終目標はここではない」とさらなる飛躍を誓ったが、かつての指導者や後輩などから祝福の声が上がっている。東京の両国国技館で行われた大相撲夏場所の千秋楽。11勝3