# 月面
月面の石に「かんらん石」 起源知る手掛かりに SLIM観測
日本初の月面軟着陸に成功した小型無人探査機「SLIM(スリム)」が科学観測用分光カメラ(MBC)で撮影した月の石の一つに、鉱物の「かんらん石」が豊富に含まれていることが分かった。地下のマントル物質に由来する可能性があるといい、月の起源を知る手掛かりになると期待される。SLIMの科学観測を担当
塚原光男 月面宙返りを生み出した探究心「他の人がやったことのないことを」
パリ五輪に向けたウェブ連載「Messages for Paris」(毎週火曜日更新)の第10回は、世界を驚かせた日本の技として、1972年ミュンヘン大会体操男子鉄棒で塚原光男(76)が披露した「月面宙返り」に焦点を当てる。スポーツ界史上、最も有名な技を手にする原動力となったのは「人がやったこ
米大学チームが開発した「世界初の超小型月面ローバー」の実力
通常、ロケットがパッド上で爆発したり、脱出速度に達しなかったり、ミッションを完了できなかった場合、それは失敗と見なされる。しかし、米国の大学のチームが開発した超小型月面ローバーのIris(アイリス)は、月面に到達できなかったものの、そのミッションは失敗とは言い切れない。今年初め、
NASAの次の有人月面探査車はどれになる? 3つの最終候補を比べてみた 1年後に決定
4月3日、NASA(米航空宇宙局)はアルテミス計画の有人月面探査車を開発する企業3社を選定したと発表した。今後約1年をかけて、各社の設計を評価し、そのうち1社と最大46億ドル(7000億円強)の契約を結ぶことになる。 選ばれたのは、米テキサス州のインテュイティブ・マシーンズ社、
ispace、英大学と「越夜」技術を共同開発–月の夜はマイナス170度が14日間
ispace(東京都中央区)は5月23日、英国立レスター大学と月面での「越夜」について技術的な共同開発、将来的な月面ミッションでの実証実験について合意したことを発表した。 欧州法人ispace EUROPE(ispace EU)を通じてレスター大学と、日本本社が開発しているシリー
このままでは月が「中国の領土」になってしまう…!いま習近平の宇宙開発「世界初連発」のウラで高まっている「アメリカの懸念」
中国の内需が著しく低迷し、頼みの綱の外需ではアメリカとの貿易摩擦に悩まされている。窮地に立たされたときほど大国はプライドを誇示しようとするものだ。 四面楚歌の習主席の面目躍如のカードが宇宙開発だ。 5月3日、中国宇宙開発局は無人月面探査機の「嫦娥6号」を中国南部の
昼夜の気温差300度の「月」、二酸化炭素96%で呼吸困難な「火星」…ヒトは宇宙で暮らせるか?
岸田首相が訪米中の4月、日米の宇宙協力における「重大発表」として話題になった「アルテミス計画」。「アルテミス計画」とは、アメリカ主導の国際月探査プロジェクトで、「アポロ計画」以来およそ半世紀ぶりに月へ宇宙飛行士を送り込むことを目指している。2026年9月に宇宙飛行士が月面に降り
NASA、月面探査の訓練用宇宙服の技術など公開
NASA=アメリカ航空宇宙局は日本人宇宙飛行士が参加予定の「アルテミス計画」について、月面探査の訓練用の宇宙服の技術などを公開しました。NASAは18日、2026年9月以降に人類の月面着陸を目指す「アルテミス計画」について地上での月面歩行訓練に使われている宇宙服の技術を公開しまし