# 宇宙開発

「円安」がロケット開発の追い風に–インターステラ稲川氏
6時間前

「円安」がロケット開発の追い風に–インターステラ稲川氏

インターステラテクノロジズで代表取締役 最高経営責任者(CEO)を務める稲川貴大氏は7月4日、直近で1ドル160円を超える歴史的な円安水準について「(事業面で)ポジティブな側面が現れやすい」と述べた。 稲川氏は「ロケットは海外に向けて営業するという観点では輸出になる」とコメント。

宇宙環境での持続可能なものづくりに一歩前進? ESAが ISS初の金属3Dプリンタの実験に成功
10時間前

宇宙環境での持続可能なものづくりに一歩前進? ESAが ISS初の金属3Dプリンタの実験に成功

「持続可能性(sustainability)」という考え方が社会に浸透しつつある現代において、宇宙環境下でも持続可能性の追究が進んでいるようです。欧州宇宙機関(ESA)は、国際宇宙ステーション(ISS)で初めてとなる金属3Dプリンターの造形テストが欧州実験棟「コロンバス」において

JAXAへのサイバー攻撃、職員の個人情報漏えい…ロケット・衛星の機微情報は被害なし
2024.07.05

JAXAへのサイバー攻撃、職員の個人情報漏えい…ロケット・衛星の機微情報は被害なし

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が昨年6月にサイバー攻撃を受けた問題で、JAXAは5日、職員の個人情報などが一部漏えいしたと発表した。ロケットや人工衛星などに関わる機微情報の被害はないという。 JAXAは昨年10月、攻撃の被害を警察当局からの通報で把握し、内部調査を進めていた。

大樹町への企業版ふるさと納税好調 宇宙基地の滑走路延長も
2024.07.05

大樹町への企業版ふるさと納税好調 宇宙基地の滑走路延長も

宇宙関連産業で地域振興を目指す十勝の大樹町への企業版ふるさと納税が好調です。寄付を使って滑走路の延長も完了しました。 国が2016年度に導入した企業版ふるさと納税で、大樹町への寄付額は、ことし3月末までにおよそ28億円となっています。2022年度には、14億円あまりを集め全国で2

米ファイアフライ、キューブサット8機を軌道投入–発射命令から数時間で打ち上げられる能力を証明
2024.07.05

米ファイアフライ、キューブサット8機を軌道投入–発射命令から数時間で打ち上げられる能力を証明

米Firefly Aerospace(ファイアフライ・エアロスペース)は米国時間7月4日、「Alpha」ロケットによる「Noise of Summer」ミッションを打ち上げた。 Alphaは全長29mの2段式ロケットで、地球低軌道(LEO)に1030kg、太陽同期軌道(SSO)に

JAXAが去年のサイバー攻撃での情報漏洩認め謝罪 外部機関との事業情報も流出
2024.07.05

JAXAが去年のサイバー攻撃での情報漏洩認め謝罪 外部機関との事業情報も流出

JAXA=宇宙航空研究開発機構は、去年受けたサイバー攻撃で、外部機関と共同実施する事業を含む情報漏洩があったことを認め、関係先に謝罪したことを明らかにしました。JAXAは去年10月に外部からの通報でサイバー攻撃の被害を把握し、調査を進めていましたが、職員の個人情報や外部機関と共同

宇宙戦略基金、支援先の公募開始 24年度内にも選定、政府
2024.07.05

宇宙戦略基金、支援先の公募開始 24年度内にも選定、政府

 政府は5日、民間企業や大学による宇宙分野の技術開発を後押しする総額1兆円規模の「宇宙戦略基金」制度で、支援対象の公募を始めた。基金を設置したJAXAが総合調整役を担い、政府の実施方針などを踏まえて2024年度内にも支援先を選ぶ。 政府の宇宙技術戦略を基に、輸送、衛星、探査の3分

宇宙戦略基金、本格始動–まずは5件のテーマで公募開始、第三者の審査体が評価
2024.07.05

宇宙戦略基金、本格始動–まずは5件のテーマで公募開始、第三者の審査体が評価

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月5日、「宇宙戦略基金」事業で技術開発課題の公募を開始した。2023年度補正予算分の22件のうち以下の5件が対象。宇宙輸送機の革新的な軽量・高性能化、コスト低減技術商業衛星コンステレーション構築加速化月面の水資源探査

インターステラ、上場は「ZERO打ち上げ後」めざす
2024.07.05

インターステラ、上場は「ZERO打ち上げ後」めざす

日本の宇宙ベンチャーであるインターステラテクノロジズは7月4日、株式市場への上場について、現在開発中の小型ロケット「ZERO」の打ち上げ後をめざすとの認識を改めて示した。 ZEROは約100kgまでの小型衛星を軌道投入できるロケットで、2024年度以降の打ち上げを目指している。燃

超小型衛星のフォーメーションフライトで「衛星通信3.0」へ、ISTが事業報告会
2024.07.05

超小型衛星のフォーメーションフライトで「衛星通信3.0」へ、ISTが事業報告会

 インターステラテクノロジズ(IST)は2024年7月4日、東京都内で事業報告会を開催し、同社の新たな経営体制や新型ロケット「ZERO」の開発進捗状況、新たな取り組みとなる衛星開発事業などについて説明した。ZERO初号機の打ち上げは「早ければ2024年度内」(同社 代表取締役CEOの稲川貴大氏

月を目指すも、失敗に終わったミッションの歴史
2024.07.03

月を目指すも、失敗に終わったミッションの歴史

失敗を重ねながら進歩してきた。人類は何千年にもわたって月を永遠に手の届かない場所として見ていましたが、20世紀のテクノロジーによって探査機や着陸船、さらには人類までもようやく月に降り立つことができるようになりました。それにもかかわらず、歴史に刻まれた出来事から最近の

ロシア、30年までに新宇宙ステーション中核部分建設へ
2024.07.03

ロシア、30年までに新宇宙ステーション中核部分建設へ

[2日 ロイター] - ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは2日、同国が建設を予定する新軌道の宇宙ステーションについて、2030年までに4モジュールで構成する中核部分を立ち上げる方針を示した。ロスコスモスのボリソフ社長が、建設に携わる企業19社の幹部とともに、この日程に署名した。

「だいち4号」(ALOS-4)、クリティカル運用期間を終了–軌道上で安定状態に
2024.07.03

「だいち4号」(ALOS-4)、クリティカル運用期間を終了–軌道上で安定状態に

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月3日、H3ロケット3号機で打ち上げた先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)のクリティカル運用期間を終了したと発表した。 ALOS-4から受信したテレメトリにより、予定していた太陽電池パドル、およびミッション機器のLバンド合成開口レーダ

H3ロケット“本格デビュー” 観測衛星だいち4号載せ、打ち上げ成功
2024.07.02

H3ロケット“本格デビュー” 観測衛星だいち4号載せ、打ち上げ成功

 大型ロケット「H3」3号機が1日午後12時6分42秒、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。地球観測衛星「だいち4号」を所定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。H3は2001年から運用中の「H2A」の後継機だが、昨年3月に1号機が失敗したのを受けて対策を講じ、今年2月の2号機は主衛

中国民間宇宙企業のロケット、試験発射30秒後に爆発
2024.07.02

中国民間宇宙企業のロケット、試験発射30秒後に爆発

中国民間宇宙企業が開発した液体推進再使用型ロケットが試験発射中に墜落する事故が発生した。米CNN放送によると、中国企業「天兵科技」は先月30日午後3時43分ごろ河南省の総合試験センターで「天龍3号」(TL-3)を試験発射したが失敗したと明らかにした。天兵科技側は「試験発射の過程で

「だいち4号」、太陽電池パネル展開を確認–レーダーアンテナも展開へ
2024.07.02

「だいち4号」、太陽電池パネル展開を確認–レーダーアンテナも展開へ

7月1日に打ち上げられた先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)は予定通りに進んでいるようだ。 7月1日午後0時6分に種子島宇宙センターから「H3」ロケット3号機で打ち上げられた、だいち4号の信号は、同25分にオーストラリアのミンゲニュー局で受信され、太陽電池パネルが正常に

「H3」3号機打ち上げ成功、JAXAマネジャー「我が子の産声を聞いて安堵」…初号機失敗から再起
2024.07.02

「H3」3号機打ち上げ成功、JAXAマネジャー「我が子の産声を聞いて安堵」…初号機失敗から再起

 日本の宇宙開発の命運を握る大型主力ロケット「H3」の3号機が、本格運用に向けて大きなステップを踏み出した。今年2月の2号機に続く成功を果たし、関係者は「ホッとしました」と声をそろえる。 「H3を立て直す。その約束が果たせたかな」。1日午後、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで

中国民間企業ロケット、試験打ち上げ30秒後に墜落…動画に映った一部始終
2024.07.02

中国民間企業ロケット、試験打ち上げ30秒後に墜落…動画に映った一部始終

 中国の民間宇宙企業「スペースパイオニア(Space Pioneer、中国名:天兵科技)」が開発した再使用可能な液体燃料ロケット「天龍3号」が、試験打ち上げ中に落下したことが分かった。6月30日(現地時間)、CNNなどが報じた。 報道によると、スペースパイオニアは同日午後3時43

日本次世代ロケットH3また発射…人工衛星打ち上げに初成功
2024.07.02

日本次世代ロケットH3また発射…人工衛星打ち上げに初成功

日本が1日、次世代大型ロケットH3の打ち上げに成功し、安定した実用化に一歩さらに近づいた。米国・中国・ロシア・インドなどが宇宙開発競争をする状況で日本の宇宙競争力をさらに高めるという声が出ている。NHKなどによると、1日午後12時6分ごろ、地球観測衛星「だいち4号」を搭載したH3

スペースデータ、アドバイザーに元三菱重工の竹内氏–「きぼう」プロマネを経験
2024.07.02

スペースデータ、アドバイザーに元三菱重工の竹内氏–「きぼう」プロマネを経験

スペースデータ(東京都中央区)は7月1日、同社のアドバイザーに元三菱重工業の竹内芳樹氏が就任したことを発表した。竹内氏は国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟(JEM)「きぼう」のプロジェクトマネージャーを務めた経験があるという。 竹内氏は、きぼうの開発当初からプロジェクトに