# 大空襲

「和歌山大空襲」から79年で追悼法要 遺族会理事長「継承が責務」
2024.07.09

「和歌山大空襲」から79年で追悼法要 遺族会理事長「継承が責務」

和歌山市中心部が戦火に包まれた和歌山大空襲から79年を迎えた9日、同市戦災死者追悼法要(市戦災遺族会主催)が同市西汀丁(にしみぎわちょう)の汀公園戦災死者供養塔前で営まれ、遺族らが出席して犠牲者の冥福を祈った。和歌山大空襲は、昭和20年7月9日深夜から翌10日未明にかけて、米軍爆

戦争の悲惨さを語り継ぐ 「宇部大空襲を知るつどい」追悼碑設置までの取り組みを紹介【宇部】
2024.07.08

戦争の悲惨さを語り継ぐ 「宇部大空襲を知るつどい」追悼碑設置までの取り組みを紹介【宇部】

 宇部ちひろ友の会(岡本正和代表)主催の「宇部大空襲を知るつどい」は7日、ヒストリア宇部で開かれた。1945年7月2日未明に起きた宇部大空襲での悲劇を語り伝え、戦争の悲惨さと平和の尊さを訴えるもの。5回目となる今回は、岡本代表が近年の活動をまとめてこのほど出版した「標柱物語」の内容を中心に話し

4歳娘に「よく見ておきなさい」 母の真意は 福岡大空襲79年
2024.06.19

4歳娘に「よく見ておきなさい」 母の真意は 福岡大空襲79年

 「よく見ておきなさい」。あの日、身を寄せた防空壕(ごう)のそばで、母は空襲の戦火を見ながら3人の娘たちにしきりに言った。当時4歳だった末娘の福沢信子さん(83)=福岡市東区=は、母の言葉の真意を考え続けてきた。福沢さんの体験手記をもとに、地元の市民グループは朗読劇の上演を重ねる。市中心部で1

石蔵は焼夷弾の猛火に包まれた。力の限り打ち鳴らされた半鐘は孫に伝わる…「戦争はむごい」。赤黒く焼けた石塀は今も、物言わず語る〈鹿児島大空襲79年〉#語り継ぐ爪痕
2024.06.16

石蔵は焼夷弾の猛火に包まれた。力の限り打ち鳴らされた半鐘は孫に伝わる…「戦争はむごい」。赤黒く焼けた石塀は今も、物言わず語る〈鹿児島大空襲79年〉#語り継ぐ爪痕

 高層ビルが周囲に立ち並ぶ「みずほ温泉」(鹿児島市上荒田町)の駐車場に、切り石が積まれた塀がある。赤黒く変色しているのは、鹿児島の街を焼き尽くした大空襲で炎を受けた跡だ。「石がこんな状態になるのだから、生身の人間はひとたまりもない。戦争はむごい」。温泉を営む久保ヒロ子さん(91)は眉をひそめる

「歴史の風化を恐れなければ」 福岡大空襲79年で慰霊祭
2024.06.16

「歴史の風化を恐れなければ」 福岡大空襲79年で慰霊祭

 福岡大空襲から19日で79年となるのを前に、福岡市中央区大手門3の円応寺では16日、戦災死者の八十回忌慰霊祭が営まれた。円応寺のある簀子(すのこ)地区は特に被害が大きく、空襲で176人が犠牲になったとされる。6歳の時に福岡大空襲を体験した寺の三木和信住職(85)は「経験者の高齢化が著しく、歴

93歳が初めて語る空襲体験 世界情勢は「太平洋戦争時に似ている」
2024.05.30

93歳が初めて語る空襲体験 世界情勢は「太平洋戦争時に似ている」

 横浜大空襲から79年を迎えた29日、当時県立横浜第一中学(希望ケ丘高)3年でけが人の救護に当たった笠原実さん(93)が、中区で開かれた「祈念のつどい」で体験談を初めて語った。約100人を前に、ロシアのウクライナ侵攻などに触れ、「第3次世界大戦が起こりそうで怖い」と、不穏な世界情勢を嘆いた。【

横浜大空襲79年 火の海、頭から水かぶり逃げた 当時5歳の金子さん
2024.05.30

横浜大空襲79年 火の海、頭から水かぶり逃げた 当時5歳の金子さん

 無差別の焼夷(しょうい)弾攻撃が街を焼き尽くした。1945年5月29日の横浜大空襲。当時5歳だった金子光一さん(84)=横浜市中区=は戦火を逃げ回り、九死に一生を得た。20年ほど前から、語り部として地域で活動する金子さんは言う。「生き残った者として、空襲を、戦争のことを、語らなければいけない

横浜大空襲79年 体験者が市内各地で講演 記憶呼び起こし、声詰まらせ
2024.05.29

横浜大空襲79年 体験者が市内各地で講演 記憶呼び起こし、声詰まらせ

 アジア太平洋戦争末期、米軍の無差別爆撃で多くの死者が出た横浜大空襲から79年を迎えた29日、横浜市内の各地で、体験者が講演した。当時の記憶を呼び起こし、時に声を詰まらせながら語って聞かせる体験者の言葉に、参加者や児童は静かに耳を傾けた。 空襲の犠牲者を悼む「祈念のつどい」が横浜

横浜大空襲79年 93歳、初めて語る体験 「何があっても戦争はいかん」
2024.05.29

横浜大空襲79年 93歳、初めて語る体験 「何があっても戦争はいかん」

 米軍のじゅうたん爆撃によって横浜の市街地が猛火に包まれ、8千人以上とも、1万人以上ともされる死者が出た横浜大空襲から29日で79年を迎える。当時、中学3年生だった笠原實さん(93)=横浜市金沢区=はきょう、自らの体験を初めて人前で語る。あの日見た、地獄絵図のような光景をこれまで家族にも話せず

【NHK朝ドラ『虎に翼』27日は】寅子の弟・直明が帰ってくる
2024.05.26

【NHK朝ドラ『虎に翼』27日は】寅子の弟・直明が帰ってくる

<5月27日(月) 第41回 NHK総合 午前8時ほか> 昭和20年。東京大空襲で多くの人が被害に遭う。寅子(伊藤沙莉)と娘・優未、花江(森田望智)と子供たちは疎開先で空襲を逃れるが、空腹に耐えながら必死に暮らす家族の元に悪い知らせが届く。 やがて、終戦。弟・直明(

<虎に翼 第41回>悪い知らせが届く
2024.05.26

<虎に翼 第41回>悪い知らせが届く

 伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)は27日、第41回が放送される。 朝ドラ・110作目の「虎に翼」は、女性法律家の先駆者である三淵嘉子さんをモデルとしたオリジナルストーリー。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性が、困