# 地震予測

巨大地震直前に見られる「異常」、京都大研究グループが分析 「ノイズでないこと確信」予測の一助に
2024.08.18

巨大地震直前に見られる「異常」、京都大研究グループが分析 「ノイズでないこと確信」予測の一助に

 巨大地震の直前にみられる電離圏の異常は、地層のずれが始まった震源域で水が「超臨界状態」になることで引き起こされる可能性が高いと、京都大学の研究グループがこのほど発表した。巨大地震の事前予測に生かしたいという。 電離圏は電子密度の高い大気上空の領域で、高さ約300キロ前後で最も電

まだ動いていない「割れ残り」の可能性 日向灘で再びM7クラス地震の恐れも 京大防災研究所・山下助教が指摘
2024.08.12

まだ動いていない「割れ残り」の可能性 日向灘で再びM7クラス地震の恐れも 京大防災研究所・山下助教が指摘

8月8日に宮崎県を襲った最大震度6弱の地震。日向灘では約30年周期でM7クラスの地震が発生しているが、今回「割れ残り」が生じている可能性が浮上した。専門家は1996年のように2度目の地震発生や、今回以上の津波発生の恐れも指摘する。初めての「南海トラフ巨大地震臨時情報」も発表される中、私たちはど

巨大地震発生「平時より数倍高い」が予知困難 気象庁会見、社会的混乱避けたい思いにじむ
2024.08.08

巨大地震発生「平時より数倍高い」が予知困難 気象庁会見、社会的混乱避けたい思いにじむ

宮崎県で最大震度6弱を観測した地震を受け、気象庁が南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」を制度運用後、初めて発表した。8日の記者会見では、マグニチュード(M)8級以上の巨大地震発生について「平常より数倍高まった」と説明。一方、確度の高い予知はできないとの前提で見直された現状の制度では、発生す

災害弱者の事前避難など念頭、専門家会合の判断が鍵 南海トラフ地震臨時情報
2024.08.08

災害弱者の事前避難など念頭、専門家会合の判断が鍵 南海トラフ地震臨時情報

気象庁が8日に初めて発表した「南海トラフ地震臨時情報」は、近い将来の発生が懸念される南海トラフ巨大地震を念頭に、想定震源域付近でマグニチュード(M)6・8以上(速報値)の地震が起きた場合などに出される。特に高齢者や障害者などの災害弱者が、事前に少しでも安全な場所に避難できるようにする。現体制で

青森県、岩手県で最大震度1の地震 青森県・青森南部町、岩手県・宮古市、久慈市、田野畑村、普代村
2024.07.09

青森県、岩手県で最大震度1の地震 青森県・青森南部町、岩手県・宮古市、久慈市、田野畑村、普代村

9日午前1時27分ごろ、青森県、岩手県で最大震度1を観測する地震がありました。気象庁によりますと、震源地は岩手県沿岸北部で、震源の深さはおよそ60km、地震の規模を示すマグニチュードは3.7と推定されます。この地震による津波の心配はありません。最大震度

南海トラフ地震に備える新たな観測網 7月に試験運用
2024.06.19

南海トラフ地震に備える新たな観測網 7月に試験運用

防災科学技術研究所は、南海トラフ海底地震津波観測網(N-net)沖合システムの整備を完了し、7月から試験運用を開始する。2019年から文部科学省地球観測システム研究開発費補助金による「南海トラフ海底地震津波観測網(N-net)の構築」事業により開発していたもの。南海トラフ地震想定

南海トラフ観測システム工事完了 沖合側海底、7月試験運用開始
2024.06.18

南海トラフ観測システム工事完了 沖合側海底、7月試験運用開始

 文部科学省は18日、南海トラフ巨大地震に備え高知、宮崎両県沖で整備している地震・津波観測システム「N―net(エヌネット)」の沖合側の海底工事が完了したと発表した。7月に試験運用を開始し、今秋をめどに観測データを公開する。防災科学技術研究所(茨城県つくば市)が2019年から取り組んでいた。今

能登で震度5強、今後も年単位で警戒を 竹内富山大名誉教授
2024.06.04

能登で震度5強、今後も年単位で警戒を 竹内富山大名誉教授

 石川県能登地方を震源とする3日早朝の地震について、富山大の竹内章名誉教授(73)=地質学=は同日、「規模が大きく、元日の能登半島地震の直接的な余震というより、2020年12月から続く能登群発地震の一部と考えるべきだ」と指摘した。「今後も年単位でより大きな地震が起きる可能性がある」として注意を

南海トラフ地震「臨時情報」、運用開始5年で発出ゼロ 正しい知識でパニック防止を
2024.05.31

南海トラフ地震「臨時情報」、運用開始5年で発出ゼロ 正しい知識でパニック防止を

近い将来の発生が懸念される南海トラフ巨大地震を巡り、想定震源域付近でマグニチュード(M)6・8以上(速報値)の地震が起きた場合などに気象庁が「臨時情報」を発表する運用が始まってから、31日で5年。まだ一度も発表されていないが、今年4月には愛媛県沿岸部でM6・6の地震が発生するなど、状況は予断を

スパコン富岳が2部門で「9期連続1位」計算速度は4位 1位~3位までアメリカが独占
2024.05.13

スパコン富岳が2部門で「9期連続1位」計算速度は4位 1位~3位までアメリカが独占