# 地政学

外信コラム 日本にとり「つわものどもが夢の跡」の豆満江一帯 中露朝の動き、尋常ならず
2024.06.22

外信コラム 日本にとり「つわものどもが夢の跡」の豆満江一帯 中露朝の動き、尋常ならず

ロシアのプーチン大統領の平壌訪問でロシアと北朝鮮との軍事的密着が国際的話題だ。北朝鮮はもともと、日本の敗戦後、朝鮮半島の北半分を占領したソ連が作った国で、それはプーチン歓迎式での北朝鮮軍儀仗(ぎじょう)隊を見ればよく分かる。いまなお完全にソ連式つまりロシア式である。ロシアと北朝鮮

サウジとUAE「ポスト石油時代」に向けた鉱業参入
2024.06.21

サウジとUAE「ポスト石油時代」に向けた鉱業参入

中東ではたいていの国が石油(と天然ガス)に頼って生きている。だが一部の裕福な国は先を見越して、同じエネルギー部門でも別の資源に目を向け始めた。クリーン・エネルギーへの転換にも電動車両用バッテリーにも欠かせないリチウムやコバルト、希土類などの重要鉱物だ。石油で稼いだ資金をため込んで

アルメニア、パレスチナを国家承認
2024.06.21

アルメニア、パレスチナを国家承認

【AFP=時事】アルメニアは21日、パレスチナ国家を承認すると発表した。「国際法、国家の平等、主権、平和的共存へのコミットメントを確認し、アルメニア共和国はパレスチナ国家を承認する」とアルメニア政府は発表。イスラエル軍によるガザ地区(Gaza Strip)での軍事作戦を非難し、「

プーチン氏、韓国に警告 ウクライナへの武器供与めぐり
2024.06.21

プーチン氏、韓国に警告 ウクライナへの武器供与めぐり

ケリー・アン、BBCニュースロシアのウラジーミル・プーチン大統領は20日、韓国に対し、対ロシア戦争でウクライナに武器を提供すれば「大きな間違い」を犯すことになると警告した。訪問先のヴェトナム・ハノイで発言した。プーチン氏はヴェトナム訪問に先立つ訪朝で、ロシアと北朝鮮

【社説】韓国政府はウクライナへの兵器供与という危険な構想をやめるべきだ
2024.06.21

【社説】韓国政府はウクライナへの兵器供与という危険な構想をやめるべきだ

 朝ロが19日に調印された「包括的な戦略的パートナー関係に関する条約」により、旧冷戦時代に次ぐ「軍事同盟」関係を復元したことが確認されたことを受け、韓国大統領室は「ウクライナに殺傷力のある兵器を供与しないことにした方針を見直す」と明らかにした。制裁で追い込まれ、巻き返しを図っている朝ロを相手に

中国専門家「朝ロ密着、中国に有利」 官営メディア「ロシア、ウクライナ戦の長期化は恐れない」
2024.06.21

中国専門家「朝ロ密着、中国に有利」 官営メディア「ロシア、ウクライナ戦の長期化は恐れない」

ロシアのプーチン大統領の訪朝による朝ロ密着を中国が内心喜んでいるという主張が提起された。米国に滞在する元中央党校機関紙学習時報副編集人の鄧聿文氏は20日、朝ロ両国の密着が西側諸国をかく乱し、中国に加えられる圧迫を分散させ、中国がさらに有利になったとドイチェ・ヴェレ(DW)のコラムを通じて主張し

米国務次官補、21─22日にベトナム訪問 プーチン氏の直後
2024.06.21

米国務次官補、21─22日にベトナム訪問 プーチン氏の直後

David Brunnstrom Jasper Ward[ワシントン 20日 ロイター] - 米政府は20日、クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)が21─22日にベトナムを訪問し、「自由で開かれた」インド太平洋地域の確保に向け協力すると表明した。

安保理、サイバー攻撃議論 北朝鮮の核開発資金遮断へ
2024.06.21

安保理、サイバー攻撃議論 北朝鮮の核開発資金遮断へ

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は20日、サイバー攻撃の脅威に関する公開会合を開いた。日米韓は北朝鮮がサイバー攻撃で得た資金を核・ミサイル開発に充てているとみており、資金遮断につなげたい考えだ。北朝鮮と関係を深めるロシアは、地域紛争などを協議する安保理で、サイバー攻撃の議論はふさわしく

ロシア資産活用で成果 為替「過度な変動には対応」 神田財務官インタビュー
2024.06.20

ロシア資産活用で成果 為替「過度な変動には対応」 神田財務官インタビュー

 先進7カ国首脳会議(G7サミット)は、経済制裁で凍結したロシアの資産を使ったウクライナ支援に関し、500億ドル(約7兆9000億円)規模の融資の枠組みを年末までに立ち上げることで合意した。 調整に当たった財務省の国際部門トップ、神田真人財務官に日本の参加条件など今後の検討課題や

中国、南シナ海切り崩し策が奏功 マレーシアと2国間海洋対話へ
2024.06.20

中国、南シナ海切り崩し策が奏功 マレーシアと2国間海洋対話へ

 【クアラルンプール共同】中国とマレーシアの両政府は20日、李強首相とアンワル首相の19日の会談を受け、両国が領有権を争う南シナ海問題を巡り「できるだけ早く海洋管理を巡る2国間対話を開始し、対話と協力を促進する」と共同声明に盛り込んだ。 軍事的圧力を増す中国はフィリピンと南シナ海

尖閣周辺、中国海警船1隻が領海侵入 接続水域含め計4隻が機関砲搭載
2024.06.20

尖閣周辺、中国海警船1隻が領海侵入 接続水域含め計4隻が機関砲搭載

20日午前8時55分ごろ、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で中国海警局の船1隻が領海侵入した。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは6月7日以来で、今年19日目。第11管区海上保安本部(那覇)によると、領海侵入したのは「海警2202」で、機関砲のようなものを搭載。大正島の南東の領海

ヒズボラ指導者、キプロスも「標的」に イスラエルと戦争始まれば
2024.06.20

ヒズボラ指導者、キプロスも「標的」に イスラエルと戦争始まれば

ベイルート(CNN) レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は19日、イスラエルとレバノンの間で戦争が勃発した場合、地中海の島国キプロスが標的になると警告した。ナスララ師はテレビ演説で、キプロスがイスラエル軍に対して空港や基地を開放するのであれば、「キプロスも

プーチン氏がベトナム訪問 「ロシア離れ」にくさび
2024.06.20

プーチン氏がベトナム訪問 「ロシア離れ」にくさび

ロシアのプーチン大統領は20日、訪問先のベトナムの首都ハノイで同国の最高指導者、グエン・フー・チョン共産党書記長らと会談する。ベトナムは伝統的にロシアの友好国だが、近年は南シナ海問題を巡る中国との対立を背景に米国への接近を加速させている。ロシアはベトナムとの連帯を確認し、「ロシア離れ」にくさび

韓国「プーチン氏訪朝に深い憂慮」 中国「ロ朝の交流必要」=外交安保対話
2024.06.19

韓国「プーチン氏訪朝に深い憂慮」 中国「ロ朝の交流必要」=外交安保対話

【ソウル、北京聯合ニュース】韓国外交部は19日、ソウルで前日開かれた韓国と中国の外交・国防当局高官による外交安全保障対話(2プラス2)で、両国関係や朝鮮半島問題、地域・国際情勢などについて協議したと明らかにした。 協議には韓国から外交部の金烘均(キム・ホンギュン)第1次官と国防部

中国とマレーシア、貿易・経済関係の強化で一致-両首相が会談
2024.06.19

中国とマレーシア、貿易・経済関係の強化で一致-両首相が会談

(ブルームバーグ): 中国とマレーシアは貿易・経済関係を深め、主要プロジェクトの建設を促進していくことで一致した。中国の李強首相が18日から3日間にわたりマレーシアを訪問している。マレーシア首相府は19日、両国が2028年までの経済貿易協力計画に合意したと発表した。また、両国間で

「サウジアラビア v アラブ首長国連邦」中東地域の主導権をめぐる静かなる地政学争い
2024.06.19

「サウジアラビア v アラブ首長国連邦」中東地域の主導権をめぐる静かなる地政学争い

イスラエルとハマスの戦争は、平和的共存が地域の新しい潮流になりつつあるなかで始まった。【アラシュ・レイシネズハド(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス中東センター)、ムスタファ・ブーシェフリ(コロンビア大学グローバルエネルギー政策センター)】こうした中東の変化を象徴するのが、サ

南シナ海問題「自主的に対処」 中国・マレーシア首相が会談
2024.06.19

南シナ海問題「自主的に対処」 中国・マレーシア首相が会談

 【北京時事】中国の李強首相は19日、訪問先のマレーシアの行政首都プトラジャヤでアンワル首相と会談し、南シナ海問題について「中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が自主的、適切に対処すべきだ」との認識で一致した。 アユンギン(中国名・仁愛)礁などの領有権を巡って衝突を繰り返すフィ

ベトナムでプーチン氏“歓迎ムード”高まる 経済面など両国の協力関係協議へ
2024.06.19

ベトナムでプーチン氏“歓迎ムード”高まる 経済面など両国の協力関係協議へ

 北朝鮮を訪問しているロシアのプーチン大統領が次に訪れるベトナムの首都ハノイでは、迎える準備が着々と進んでいます。 ハノイの空港ではロシアの軍用機が少なくとも5機確認され、プーチン大統領が乗る車両などを輸送したとみられています。プーチン大統領は20日、ベトナムのグエン・フー・チョ

【中央時評】文在寅政権の北朝鮮非核化はなぜ失敗したのか
2024.06.19

【中央時評】文在寅政権の北朝鮮非核化はなぜ失敗したのか

過去を正確に評価してこそ未来の道を探すことができる。こうした面で最近出版された文在寅(ムン・ジェイン)大統領の回顧録は意味がある。前大統領が自ら北朝鮮非核化関連の内容を詳細に明らかにしているからだ。しかし結論的に大統領の知識と判断力の不足が失敗の主な理由であることを確認した。北朝鮮の非核化をめ

【社説】朝ロ「戦略的パートナー」格上げ、尹政権の偏向外交のせいではないのか
2024.06.19

【社説】朝ロ「戦略的パートナー」格上げ、尹政権の偏向外交のせいではないのか

 ロシアのプーチン大統領が19日、24年ぶりに北朝鮮を電撃訪問した。プーチン大統領は「新冷戦」の波がますます強まる中で行われた今回の訪問で、北朝鮮との関係を「戦略的パートナー関係」へと引き上げる文書に署名する。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は就任後、一貫して韓米日三角同盟に「全賭け」し、朝鮮半