# 国際社会

韓国がロシア大使に抗議、露朝軍事協力の即刻中断を要求
2024.06.21

韓国がロシア大使に抗議、露朝軍事協力の即刻中断を要求

【ソウル=桜井紀雄】韓国外務省は21日、ロシアと北朝鮮が包括的戦略パートナーシップ条約を結んだことを受け、ロシアのジノビエフ駐韓大使を呼んで抗議し、北朝鮮との軍事協力を直ちにやめるよう要求した。同省の金烘均(キム・ホンギュン)第1次官は、ジノビエフ氏に対し、北朝鮮の軍事力増強を助

侵攻2年「状況改善せず」 現地赤十字、支援継続訴え
2024.06.21

侵攻2年「状況改善せず」 現地赤十字、支援継続訴え

 ウクライナ赤十字社のマキシム・ドツェンコ事務総長らが20日、日本赤十字社(東京都港区)で現地の状況を説明した。ロシアによる侵攻が2年余り続く中、市民のニーズが変化し支援が複雑化していると指摘。多くの人が家や仕事を失い「新しい現実を生きなければならない。状況が良くなっているということはない」と

国民の4割が人道支援必要 ウクライナ赤十字社トップが訴え
2024.06.20

国民の4割が人道支援必要 ウクライナ赤十字社トップが訴え

 ウクライナ赤十字社のドツェンコ事務総長は20日、東京都港区の日本赤十字社本社で活動報告会を開き、ウクライナ国民の40%が人道支援を必要としていると明らかにした。 領土の30%に地雷が敷設され、避難民は369万人に達するという。 ロシアがウクライナ侵攻を開始してから

【社説】朝ロ首脳の「危険な取引」、国際的孤立を自ら招くだけ
2024.06.20

【社説】朝ロ首脳の「危険な取引」、国際的孤立を自ら招くだけ

北朝鮮とロシアが国際社会の憂慮にもかかわらず、軍事同盟を骨子とする包括的戦略パートナーシップ協定を締結した。プーチン大統領は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との拡大会談および単独会談を行った後、「きょう署名した包括的パートナーシップ協定は何よりも協定当事者のうち一方が侵略を受ける場合、相互

カザフの反体制ジャーナリスト、キーウで銃撃され重体
2024.06.20

カザフの反体制ジャーナリスト、キーウで銃撃され重体

(CNN) ウクライナ当局は19日、カザフスタン政府を批判するジャーナリスト、アイドス・サディコフ氏が18日に首都キーウで何者かに銃撃されたと明らかにした。サディコフ氏は病院で治療を受けているが重体。犯人は逃亡した。サディコフ氏はカザフスタンのトカエフ大統領に批判的なオンラインメ

米国「北朝鮮のロシア支援遮断のため可能なすべてをする」
2024.06.20

米国「北朝鮮のロシア支援遮断のため可能なすべてをする」

ロシアのプーチン大統領の北朝鮮訪問に関連し、ブリンケン米国務長官が北朝鮮のロシア支援を遮断するために可能なすべてのことをすると述べた。ブリンケン長官は18日(現地時間)、米ワシントンで北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と会談した後、共同記者会見で「北朝鮮は相当

ガザ紛争、長期化の要因と停戦のシナリオ…オスロ合意からの「二国家共存」路線を再考するとき
2024.06.19

ガザ紛争、長期化の要因と停戦のシナリオ…オスロ合意からの「二国家共存」路線を再考するとき

 ガザ紛争が長期化する要因は何なのか。停戦にはどんなシナリオがありうるのか。パレスチナ問題が専門の気鋭の研究者が論じる。(『中央公論』2024年7月号より抜粋) ガザ紛争が起きてから200日以上が過ぎました。ハマスによる10月7日の越境攻撃を機に、イスラエル軍による

プーチン大統領18日から訪朝 林官房長官「懸念を持って注視」
2024.06.18

プーチン大統領18日から訪朝 林官房長官「懸念を持って注視」

 林芳正官房長官は18日午前の記者会見で、ロシアのプーチン大統領が同日から北朝鮮を公式訪問し、金正恩朝鮮労働党総書記と会談する見通しであることについて「露朝間の武器や関連物資の移転などを含め懸念を持って注視する」と述べた。 両国の首脳会談ではエネルギーや安全保障、経済などの分野で

北が核物質を増産か、1月時点で核弾頭90発製造可能な量…ウラン濃縮施設拡大も確認
2024.06.18

北が核物質を増産か、1月時点で核弾頭90発製造可能な量…ウラン濃縮施設拡大も確認

 【ソウル=中川孝之】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の17日の発表は、北朝鮮で核兵器の製造が加速していることを示した。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記の指示に基づき、核兵器に用いる核分裂性物質の増産を図っている模様だ。ウラン濃縮用とみられる秘密施設の規模を拡大

プーチン氏が訪朝、きょうから2日間の日程
2024.06.18

プーチン氏が訪朝、きょうから2日間の日程

(CNN) ロシアのプーチン大統領が18日から2日間の日程で北朝鮮を訪問する。プーチン氏による訪朝は20年以上ぶり。関係を深めるロシアと北朝鮮だが、国際社会からは懸念の声が強まっている。ロシアによるウクライナへの全面侵攻が2022年に始まって以降、プーチン氏の海外訪問はまれ。新型

インターネット上での「ヘイトスピーチ」が大きな問題に…“偏見・差別”解消に向けた法務省の取り組みとは? 専門家が解説
2024.06.17

インターネット上での「ヘイトスピーチ」が大きな問題に…“偏見・差別”解消に向けた法務省の取り組みとは? 専門家が解説

杉浦太陽と村上佳菜子がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより」(毎週日曜 7:30~7:55)。「学びと成長」をコンセプトに、毎回さまざまなゲスト講師をお招きして、明日の暮らしがもっと豊かになる情報や気になるトピックをひも解いて、今よりもちょ

イスラエル軍、ガザ南部の道路で「軍事作戦を一時停止」と発表 援助物資の受け入れが目的と
2024.06.17

イスラエル軍、ガザ南部の道路で「軍事作戦を一時停止」と発表 援助物資の受け入れが目的と

イスラエル国防軍(IDF)は16日、パレスチナ自治区ガザ地区により多くの人道支援物資を運び込むため、南部の幹線道路で毎日、一定時間の「軍事活動の戦術的停止」を行うと発表した。ただし、これは停戦ではなく、ガザ南部ラファでは引き続き戦闘を行うと強調している。国連の報道官はこの発表を歓

イスラエル軍がガザ一部で軍事活動停止 「戦術的な一時停止」
2024.06.16

イスラエル軍がガザ一部で軍事活動停止 「戦術的な一時停止」

パレスチナ自治区ガザに侵攻を続けるイスラエル軍は、支援物資の搬入を拡大させるため、ガザ南部の一部で軍事活動を一時的に停止すると発表しました。イスラエル軍は16日、午前8時から午後7時までの11時間、ガザとイスラエルの境界にあるケレム・シャローム検問所から北部へ通じる幹線道路沿いの

世界平和サミット、共同声明を採択
2024.06.16

世界平和サミット、共同声明を採択

 【ビュルゲンシュトック共同】日本政府高官によると、世界平和サミットは16日、共同声明を採択した。

世界平和サミット、対露めぐる「亀裂」浮き彫りに 戦局好転で和平の主導権確保を
2024.06.16

世界平和サミット、対露めぐる「亀裂」浮き彫りに 戦局好転で和平の主導権確保を

【ファサーノ(イタリア南部)=黒瀬悦成】スイス中部ビュルゲンシュトックで開かれたウクライナ和平のための「国際平和サミット」は、和平の実現に向けた国際社会の合意形成で一定の前進を果たす一方、ウクライナ支援に積極的な米欧と、ロシアに近い「グローバルサウス」と称する新興・途上国の間の温度差が浮き彫り

岸田首相が「平和サミット」で演説…「ウクライナの現状変更の試み正当化はあってはならない」
2024.06.16

岸田首相が「平和サミット」で演説…「ウクライナの現状変更の試み正当化はあってはならない」

 【チューリヒ=森藤千恵】岸田首相は15日夕(日本時間16日未明)、スイス中部ビュルゲンシュトックで開幕したウクライナが提唱する和平案について協議する国際会議「平和サミット」で演説した。ウクライナで実現を目指す平和について「力や威圧による一方的な現状変更の試みを正当化するようなものであってはな

岸田首相「平和実現へ指導力を」 世界平和サミットで演説
2024.06.16

岸田首相「平和実現へ指導力を」 世界平和サミットで演説

 【ビュルゲンシュトック(スイス中部)共同】岸田文雄首相は15日午後(日本時間16日未明)、スイスで開かれたウクライナ和平案に関する「世界平和サミット」で演説した。ウクライナでの「公正かつ永続的な平和」実現へ指導力を発揮するよう参加国に呼びかけた。 平和実現に関し「国際社会全体を

頼清徳総統が米有力誌「タイム」に登場「全世界の国が台湾人民の選択を尊重するよう希望する」
2024.06.15

頼清徳総統が米有力誌「タイム」に登場「全世界の国が台湾人民の選択を尊重するよう希望する」

台湾の頼清徳総統がアメリカの有力誌「タイム」のインタビューに応じ、「全世界の国が台湾人民の選択を尊重するよう希望する」と訴えました。頼清徳総統は4月に「タイム」の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれていて、自身が表紙を飾る今月13日発売号にインタビューが掲載されました。

「アフガンの女性闘い続ける」 ノーベル平和賞候補の活動家来日
2024.06.15

「アフガンの女性闘い続ける」 ノーベル平和賞候補の活動家来日

 アフガニスタンで女性の権利擁護のための活動を続け、ノーベル平和賞候補にも名前が挙がるマフブバ・セラジ氏が14日、東京都内で講演した。アフガンでイスラム主義組織タリバンの復権後、教育を含む女性の権利侵害が続く問題について「アフガンの女性は諦めずに闘い続ける。信じてもらいたい」と強調。日本からも

「不和のアート:芸術と民主主義 vol. 2」(東京藝術大学大学美術館 陳列館)開幕レポート
2024.06.15

「不和のアート:芸術と民主主義 vol. 2」(東京藝術大学大学美術館 陳列館)開幕レポート

 東京・上野にある東京藝術大学大学美術館 陳列館で開催の「不和のアート:芸術と民主主義 vol. 2」が3日間の会期をスタートさせた。6月16日まで。 今回のこの展示は、国際社会の急激な変容を受け、芸術と民主主義の関連性について議論する場として一時的に設けられた緊急企画だ。202