# 医療技術

神戸大学とNTTドコモら、「5G ワイド」を使用した回線混雑状況下における遠隔手術支援の実証実験に成功
2024.06.26

神戸大学とNTTドコモら、「5G ワイド」を使用した回線混雑状況下における遠隔手術支援の実証実験に成功

 国立大学法人神戸大学、株式会社NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)、株式会社メディカロイド、神戸市は、「5Gワイド」を活用し、無線の混雑環境下で若手医師のロボット手術を熟練医師が遠隔で支援する実証実験に成功したと発表した。国内初だという。 「5Gワ

「救急車のサイレン」でおなじみの「ドップラー効果」、じつは意外なところに応用されていた!
2024.06.26

「救急車のサイレン」でおなじみの「ドップラー効果」、じつは意外なところに応用されていた!

物理に挫折したあなたに――。読み物形式で、納得! 感動! 興奮! あきらめるのはまだ早い。 大好評につき5刷となった『学び直し高校物理』では、高校物理の教科書に登場するお馴染みのテーマを題材に、物理法則が導き出された「理由」を考えていきます。 本記事で

「生きた皮膚」持つ顔型ロボット作製 人の細胞培養 東大チーム
2024.06.26

「生きた皮膚」持つ顔型ロボット作製 人の細胞培養 東大チーム

 人の細胞から作った「生きた皮膚」を持つ顔型ロボットを作製したと、東京大などのチームが発表した。筋肉の動きが皮膚に伝わる仕組みを模した独自の構造を開発し、笑顔を作ることもできた。しわができる過程の解明や、化粧品や医薬品開発での動物実験の減少などに役立つという。 従来の人型ロボット

NTTコミュニケーションズなど、遠隔ロボット手術の実証成功 国内初、5G混雑環境下でも安定
2024.06.25

NTTコミュニケーションズなど、遠隔ロボット手術の実証成功 国内初、5G混雑環境下でも安定

 高速通信規格5Gの無線通信が混雑している環境下でも、安定して遠隔ロボット手術が行える実証実験に、神戸大学やNTTコミュニケーションズなどが参画するチームが国内で初めて成功した。 実証実験には両者のほか、NTTドコモ、メディカロイド、神戸市が参加。5G単独のスタンドアローン(SA

【台湾】ASUS、国衛院と医療IT化で提携
2024.06.25

【台湾】ASUS、国衛院と医療IT化で提携

 台湾のパソコンブランド世界大手、華碩電脳(ASUS)はこのほど、台湾公営研究機関の国家衛生研究院(国衛院)と、医療のIT化や医療ビッグデータの活用に向け協力することで基本合意したと発表した。 ASUSによると、国衛院とはこれまでにもバイオ医療の研究・応用サービスセンター「国衛一

神戸大学やドコモ、NTT Comなど5者、混雑した5G環境における遠隔ロボット手術支援の実証実験に成功
2024.06.24

神戸大学やドコモ、NTT Comなど5者、混雑した5G環境における遠隔ロボット手術支援の実証実験に成功

 国立大学法人神戸大学、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)、株式会社メディカロイド、神戸市の5者は24日、無線の混雑環境下において、若手医師のロボット手術を熟練医師が遠隔で支援する実証実験に、国内で初めて成功したと発表した。なお通信

ドコモとメディシス、ヘルスケア推定AIを活用した服薬フォローアップの実証事業を開始
2024.06.24

ドコモとメディシス、ヘルスケア推定AIを活用した服薬フォローアップの実証事業を開始

 NTTドコモ(ドコモ)とメディカルシステムネットワーク(メディシス)は6月21日、薬剤師がICTを活用しながら患者の情報を一元的かつ継続的に把握し、服薬の管理と指導を実施する「かかりつけ薬局」を推進することを目的として、メディシスが運営する「なの花薬局」においてドコモのヘルスケア推定AIを活

「20年以内にスゴいことになる」ブタの臓器を人間に移植⁉実は日本が一番進んでいた「臓器もどき」のヤバすぎる研究内容
2024.06.24

「20年以内にスゴいことになる」ブタの臓器を人間に移植⁉実は日本が一番進んでいた「臓器もどき」のヤバすぎる研究内容

 人生100年時代。平均寿命が上がり続けている現代の日本では、そう遠くない未来に100歳まで生きることも当たり前になっているだろう。そんな時代にいつまで現役を続けられるのか? どんな老後の過ごし方が幸せなのか? 医療はどこまで発展しているのか?  ノーベル賞学者と永世名人。196

涙液糖で動く半導体回路…京大が開発、体内IoT機器に応用
2024.06.23

涙液糖で動く半導体回路…京大が開発、体内IoT機器に応用

京都大学の新津葵一教授らは、涙液に含まれる糖分からのエネルギーで動作する涙液糖駆動が可能な環境適応型電源・デジタル変換半導体集積回路を開発した。さまざまな集積回路への適用を目指すとともに、涙液糖濃度から血糖濃度を推定し、持続的にモニターするコンタクトレンズである「持続血糖モニターコンタクト」や

がん疑いの小さな病変も発見…過疎地域で始まった『遠隔医療』技術とアイデアで都市部とのレベル平準化図る
2024.06.22

がん疑いの小さな病変も発見…過疎地域で始まった『遠隔医療』技術とアイデアで都市部とのレベル平準化図る

 過疎化と高齢化がすすむ地方では、“受けたい医療が受けられない”現状となっている。三重県では、診察や医師の育成を「遠隔」で行う先進的な取り組みを始めていて、地方が抱える課題の解消を目指している。 三重県鳥羽市に住む89歳の細木忠夫(ほそき・ただお)さんは、耳の遠くなった妻と2人暮

『ディア・ファミリー』を“よくある作品”と敬遠するのはもったいない 映画化必然の実話
2024.06.22

『ディア・ファミリー』を“よくある作品”と敬遠するのはもったいない 映画化必然の実話

 現実に、ある家族が体験した悲しくつらい出来事に対して、こんな言い方は不謹慎かもしれない。それでも敢えて言わせてもらうなら、ここには「映画になるべくしてなった」とさえ言えるほどの、物語の強度があった。※本稿は結末に触れています 清武英利のノンフィクション『アトムの心

高校生が「聴診器」を開発 デジタル化して可視化 医師も期待
2024.06.22

高校生が「聴診器」を開発 デジタル化して可視化 医師も期待

先進国の中でも医師の数が少ない日本。医療現場の負担を少しでも軽くしたいと高校生が2つの電子機器を開発しました。現場の医師も期待を寄せています。記者「いま聞いていただいているのは、私の心臓の音です。高校生が開発したデジタル聴診器は音をデジタル化して、画面に表示し、目で

古村比呂さんは抗がん剤22回…長期の静脈注射ではCVポートの検討も【Dr.中川 がんサバイバーの知恵】
2024.06.22

古村比呂さんは抗がん剤22回…長期の静脈注射ではCVポートの検討も【Dr.中川 がんサバイバーの知恵】

【Dr.中川 がんサバイバーの知恵】 抗がん剤について、読者の皆さんはどう思われているでしょうか。「副作用がつらい」「最後の手段」といったイメージを持っている方は少なくないでしょう。 そのイメージを覆しているのが、ステージ4の子宮頚がんで闘病中の女優・古村比呂さん(

アニサキス、AIが見つけます 画像を数枚学習→ベテラン検査員級に
2024.06.22

アニサキス、AIが見つけます 画像を数枚学習→ベテラン検査員級に

 サバやサンマなどの魚介類の体内に潜み、生きたまま人の体の中に入ると激しい痛みを引き起こす寄生虫・アニサキス。食中毒の要因の5割近くを占めるほど深刻化している。防止には目視による除去が一般的だが、人工知能(AI)を活用して検知する手法が登場した。 ◇そもそも、アニサキスとは

小林製薬、万博館の協賛辞退 出展も、「紅こうじ」健康被害で
2024.06.21

小林製薬、万博館の協賛辞退 出展も、「紅こうじ」健康被害で

 小林製薬は21日、2025年大阪・関西万博で大阪府、大阪市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」への協賛と出展を辞退したと発表した。「紅こうじ」サプリメントを巡る健康被害問題を受け、商品回収と原因究明に注力するとしている。 同社は六つあるスポンサーのランク中、5億円以上の協賛金

全国初、郵便局でオンライン診療 無医解消へ 局員が操作支援 山口
2024.06.21

全国初、郵便局でオンライン診療 無医解消へ 局員が操作支援 山口

 山口県周南市は20日、無医地区の郵便局に診察室を定期的に開設して診療所の医師と結ぶオンライン診療を7月に始めると発表した。患者にとって課題となる通信機器の操作は郵便局員の支援を受けるほか、診察費と薬代も窓口で払えるようにする。市によると、郵便局を使った継続的なオンライン診療は実証事業を除き全

富士フイルムと順天堂医院、AIを活用した外来患者向け転倒リスク予測技術を開発
2024.06.19

富士フイルムと順天堂医院、AIを活用した外来患者向け転倒リスク予測技術を開発

 富士フイルムと順天堂大学医学部附属順天堂医院は、院内の多様な医療データを一元的に管理できる富士フイルムの医療機関向け統合診療支援プラットフォーム「CITA Clinical Finder(シータ クリニカル ファインダー)」内の診療データをもとに、AI技術を用いて、外来患者の転倒リスクを予測

男性用避妊ジェルの治験で有望な結果、便利で確かな避妊法候補 「ようやく手が届きそう」
2024.06.18

男性用避妊ジェルの治験で有望な結果、便利で確かな避妊法候補 「ようやく手が届きそう」

 1960年代に発売されたホルモン剤の避妊ピルは、女性が自分の体をコントロールできるようになるという革命を起こし、子どもをつくる時期を自由に選べるようにした。しかし、意図しない妊娠は今でもよく起こっている。国連人口基金によると、世界中で毎年報告されている全ての妊娠のうち、半数近くの約1億200

韓国人男性、結婚が難しい理由があった…「特に地方が危険」
2024.06.18

韓国人男性、結婚が難しい理由があった…「特に地方が危険」

未婚男性が未婚女性より20%ほど多いほど、男女の性比の不均衡が深刻であることが分かった。過去の男児選好思想などが影響を及ぼしたという分析が出ている。韓国保健社会研究院が17日発表した保健福祉イシュー&フォーカス(第449号)「韓国の出生性比の不均衡と結婚性比」(チョ・ソンホ副研究

iPS細胞からの血小板量産装置を大容量化、輸血用血小板の安定供給に光明…京大などのチーム
2024.06.17

iPS細胞からの血小板量産装置を大容量化、輸血用血小板の安定供給に光明…京大などのチーム

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から止血作用のある血液成分「血小板」を製造する装置を大容量化する技術を開発したと、京都大などのチームが発表した。輸血用の血小板を安定供給できる可能性があり、論文が17日、国際学術誌に掲載された。 開発したのは京都大iPS細胞研究所の江藤浩之教授ら。