# 冤罪

なぜ弁護士は「黙秘」をすすめるのか? “冤罪”描くドラマ『アンチヒーロー』現実の事件との共通点
2024.06.16

なぜ弁護士は「黙秘」をすすめるのか? “冤罪”描くドラマ『アンチヒーロー』現実の事件との共通点

長谷川博己が主演を務めるTBS系日曜劇場『アンチヒーロー』。物語も終盤になり、主人公・明墨正樹(あきずみまさき)の“本当の目的”が、12年前、捜査機関の証拠隠ぺいにより「糸井一家殺人事件」で犯人とされ死刑判決が下された志水(緒方直人)の「冤罪」を明らかにすることだったと明らかになった。

『再審法』改正訴え  袴田ひで子氏・周防監督も参加 「冤罪が起きないよう1つ1つ法律を作るしかない」
2024.06.15

『再審法』改正訴え  袴田ひで子氏・周防監督も参加 「冤罪が起きないよう1つ1つ法律を作るしかない」

再審法の改正を求めるイベント「ACT for RETRIAL 今、変えるとき。」が大阪市で開かれ、冤罪被害者や映画監督の周防正行さんらが参加し、現行の再審制度の問題点などを訴えました。判決が確定した審理をやり直す再審については、刑事訴訟法の19か条で規定されていますが、証拠開示の

『連続ドラマW 完全無罪』広瀬アリスと大森立嗣のSP対談配信へ 香川ロケの場面写真も
2024.06.14

『連続ドラマW 完全無罪』広瀬アリスと大森立嗣のSP対談配信へ 香川ロケの場面写真も

 7月7日よりWOWOWで放送・配信がスタートする『連続ドラマW 完全無罪』で主演を務めた広瀬アリスと脚本・監督を務めた大森立嗣によるスペシャル対談が、WOWOW公式YouTube、WOWOWオンデマンドにて無料配信スタートした。 本作は、大門剛明の同名小説を映像化するヒューマン

「法務省が袴田さん論告配布」と国会議員問題視 再審法改正目指す国会議連総会
2024.06.14

「法務省が袴田さん論告配布」と国会議員問題視 再審法改正目指す国会議連総会

 規定が乏しく、冤罪(えんざい)被害者の速やかな救済につながっていないと指摘される再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改正実現を目指す超党派の国会議員連盟(柴山昌彦会長)は13日、第5回総会を国会内で開いた。9月に判決を控える袴田巌さん(88)の再審を巡り、出席議員から、法改正に消極的な法務省がロ

袴田ひで子さん「二度と起きないように」と全ての証拠開示訴え…再審制度の法改正目指す超党派議連で
2024.06.13

袴田ひで子さん「二度と起きないように」と全ての証拠開示訴え…再審制度の法改正目指す超党派議連で

 冤罪(えんざい)被害者の救済のため再審に関する法改正の実現を目指す超党派の国会議員連盟の総会が13日、東京都内で開かれた。1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件で再審公判中の袴田巌被告(88)の姉ひで子さん(91)が招かれ、法改正への思いを訴えた。 ひで子さんはゲストとし

<アンチヒーロー>“父”藤木直人&“娘”堀田真由の面会シーンが話題に(ネタバレあり)
2024.06.13

<アンチヒーロー>“父”藤木直人&“娘”堀田真由の面会シーンが話題に(ネタバレあり)

 俳優の長谷川博己さんが主演を務めるTBS系「日曜劇場」枠(日曜午後9時)の連続ドラマ「アンチヒーロー」第9話が6月9日に放送された。弁護士の紫ノ宮(堀田真由さん)が、父親で千葉県警刑事部長の倉田(藤木直人さん)と面会する場面があり、SNSで話題になった。 ◇以下、ネタバレがあり

再審制度の問題点を考える集会、大阪で15日開催 周防監督らが登壇
2024.06.13

再審制度の問題点を考える集会、大阪で15日開催 周防監督らが登壇

 再審制度の問題点を考える集会「今、変えるとき。ACT for RETRIAL 再審法改正へ―袴田事件報告を踏まえて―」が15日午後1時~4時半、大阪市北区の大阪弁護士会館である。参加無料。 再審制度は刑事訴訟法に規定があるが、条文は19にとどまる。証拠開示の定めがなく裁判所の裁

4630万円誤入金の田口翔被告、壮絶取り調べを告白 「お前は病気だ」「頭にはウジが沸いている」
2024.06.13

4630万円誤入金の田口翔被告、壮絶取り調べを告白 「お前は病気だ」「頭にはウジが沸いている」

 2022年4月に山口県阿武町が誤入金した4630万円をめぐり、電子計算機使用詐欺の罪で有罪判決を受けた田口翔被告が2024年6月12日、任意での取り調べ中に壮絶な言葉を掛けられたことを明かした。 田口被告は2023年2月に1審で懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を受けて控訴してい

「検察ナメんなよ!」見立てに合う『証言』強引に引き出す特捜部の実態 『取り調べ映像』入手 冤罪で会社を奪われた元社長「無罪を勝ち取っても、その時点で人生が終わっちゃう。冤罪はダメ」
2024.06.11

「検察ナメんなよ!」見立てに合う『証言』強引に引き出す特捜部の実態 『取り調べ映像』入手 冤罪で会社を奪われた元社長「無罪を勝ち取っても、その時点で人生が終わっちゃう。冤罪はダメ」

巨額横領事件で逮捕・起訴され、その後無罪が確定した大手不動産会社の元社長・山岸忍さんが国を訴えた裁判で、検察特捜部の取り調べ映像が史上初めて公開された。 そこには見立てにあった証言を強引に引き出す、特捜部の実態が映し出されていた。11日裁判所の法廷で流れたのは、大阪地検特捜部が行

ある人物の裏切りが発覚、「信じたい」の声上がる…「アンチヒーロー」9話
2024.06.10

ある人物の裏切りが発覚、「信じたい」の声上がる…「アンチヒーロー」9話

長谷川博己がアンチな弁護士の主人公を演じる「アンチヒーロー」の9話が、6月9日に放送。ある人物の裏切りに対し、「信じたい」などの声が上がっている。長谷川博己が主演を務める本作は、手段を問わず冤罪事件の真実を追求する弁護士の姿を描いた物語。正義とは何かを視聴者に問いかける作品になっ

『アンチヒーロー』吹石一恵が託した司法の信頼と誇り 絶体絶命の明墨は活路を見出せるか
2024.06.10

『アンチヒーロー』吹石一恵が託した司法の信頼と誇り 絶体絶命の明墨は活路を見出せるか

 『アンチヒーロー』(TBS系)第9話では、急転直下、明墨(長谷川博己)に最大の危機が訪れた(以下、第9話のネタバレを含むためご注意ください)。志水(緒形直人)の冤罪を証明する決定的な証拠は、伊達原(野村萬斎)の手によって握り潰された。望みは絶たれたと思われたが、かすかに希望の光が差した。

<アンチヒーロー>最終話の副題とあらすじ公開 “明墨”長谷川博己を証拠隠滅罪に問う裁判が始まる 死刑囚の無罪は証明されるのか?(ネタバレあり)
2024.06.09

<アンチヒーロー>最終話の副題とあらすじ公開 “明墨”長谷川博己を証拠隠滅罪に問う裁判が始まる 死刑囚の無罪は証明されるのか?(ネタバレあり)

 俳優の長谷川博己さんが主演を務める、TBS系「日曜劇場」枠(日曜午後9時)の連続ドラマ「アンチヒーロー」の最終第10話(6月16日放送)の副題「Last episode -正義-」とあらすじが明らかになった。 最終第10話は、明墨(長谷川さん)を証拠隠滅罪に問う裁判が始まる。担

『アンチヒーロー』まさかの“裏切り者”発覚 主人公逮捕→次週、最終回25分拡大SP
2024.06.09

『アンチヒーロー』まさかの“裏切り者”発覚 主人公逮捕→次週、最終回25分拡大SP

 俳優の長谷川博己が主演を務める、TBS系日曜劇場『アンチヒーロー』(毎週日曜 後9:00)の第9話が9日に放送され、衝撃的なラストシーンが描かれた。 第9話は、12年前の事件、唯一の冤罪の証拠である動画が伊達原(野村萬斎)によって消された。明墨(長谷川博己)は桃瀬(吹石一恵)の

草津・虚偽の性被害告白騒動 「はじめは冗談かと思った」 “加害者”から“被害者”になった町長の戦いの軌跡
2024.06.09

草津・虚偽の性被害告白騒動 「はじめは冗談かと思った」 “加害者”から“被害者”になった町長の戦いの軌跡

群馬県草津町の町長室で、黒岩信忠町長(77)と性的関係を結んだと虚偽の告発をした元町議の女性ら3人に対して、黒岩町長が名誉毀損で訴えた裁判で、前橋地裁は今年4月、女性らに275万円を支払うよう命じる判決を下した。2019年に性暴力の「加害者」として告発されてから4年半。その間、一

『アンチヒーロー』第9話 冤罪を晴らすため奮闘する“明墨”長谷川博己たちに“伊達原”野村萬斎の魔の手が迫る
2024.06.09

『アンチヒーロー』第9話 冤罪を晴らすため奮闘する“明墨”長谷川博己たちに“伊達原”野村萬斎の魔の手が迫る

 長谷川博己が主演する日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系/毎週日曜21時)の第9話が9日の今夜放送される。 本作は「正義の反対は、本当に悪なのだろうか…?」を視聴者に問いかけ、スピーディーな展開で次々と常識を覆していく逆転パラドックスエンターテインメント。日常のほんの小さなこと

弁護士、記者、捜査員それぞれの「正義」を知りたい 飯塚事件を追った『正義の行方』を刊行した木寺一孝さん
2024.06.08

弁護士、記者、捜査員それぞれの「正義」を知りたい 飯塚事件を追った『正義の行方』を刊行した木寺一孝さん

1992年に福岡県で起きた飯塚2女児殺害事件(以下「飯塚事件」)で死刑を執行された久間三千年(くま・みちとし)元死刑囚(執行時70歳)の遺族が起こした第2次再審請求審で、福岡地裁は6月5日、裁判のやり直し(再審)を認めない決定を出した。もし死刑執行後の再審が認められれば日本初の事例となるが、「

<アンチヒーロー>チーフ演出の田中健太監督に聞く第9話見どころ “伊達原”野村萬斎の正義とは?
2024.06.08

<アンチヒーロー>チーフ演出の田中健太監督に聞く第9話見どころ “伊達原”野村萬斎の正義とは?

 長谷川博己さん主演の連続ドラマ「アンチヒーロー」第9話が6月9日にTBS系「日曜劇場」枠(日曜午後9時)で放送される。今作のチーフ演出を手がける田中健太監督に、第9話の見どころを聞いた。 第8話では、伊達原検事正(野村萬斎さん)が、12年前に起きた「糸井一家殺人事件」で、志水(

「警察や検察の暴走こそリアルホラーだ」ミステリーの名手が描く“冤罪” 作家・貴志祐介さんに聞く
2024.06.07

「警察や検察の暴走こそリアルホラーだ」ミステリーの名手が描く“冤罪” 作家・貴志祐介さんに聞く

ホラーミステリーの名手が最新作の題材に選んだのは〈冤罪〉だった。作家・貴志祐介さんの長編『兎は薄氷に駆ける』(毎日新聞出版)。自動車整備工の日高英之は、叔父殺しの容疑で警察の暴力を伴う過酷な取り調べを受け、虚偽の自白調書に署名押印させられてしまう。だが公判廷では、彼と弁護人の巧みな戦術を駆使し

大川原化工機訴訟 控訴審で初弁論 会社側、再度「捏造」訴える
2024.06.05

大川原化工機訴訟 控訴審で初弁論 会社側、再度「捏造」訴える

 化学機械メーカー「大川原化工機(おおかわらかこうき)」(横浜市)の社長らの起訴が取り消された冤罪(えんざい)事件を巡り、社長らが東京都と国に約2億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が5日、東京高裁であり、会社側は「事件は捏造(ねつぞう)された」と改めて訴えた。都と国側は

ひろゆきが稲田幹事長代理に「自民党がやる気になれば改正できるのでは?」 古すぎ?無法状態?日本の再審制度の問題点
2024.06.05

ひろゆきが稲田幹事長代理に「自民党がやる気になれば改正できるのでは?」 古すぎ?無法状態?日本の再審制度の問題点

 今国会で議論が加速しているのが、「再審」をめぐる法制度。誤った判断で有罪の確定判決を受けた冤罪被害者を救済する制度のことで、不備があるとして3月、再審法改正を早期に実現する超党派の議員連盟が設立した。 議連が念頭の1つとしているのが、冤罪の可能性が高まっている「袴田事件」。19