# T細胞

京大がコロナ治療薬、改変ES細胞からキラーT細胞作製
2024.08.01

京大がコロナ治療薬、改変ES細胞からキラーT細胞作製

京都大学の河本宏教授らは藤田医科大学、大阪大学、国立成育医療研究センター研究所との共同研究で、ウイルス感染細胞を殺傷する能力があるキラーT細胞を用いた新型コロナウイルス感染症治療用の細胞製剤を作製した。拒絶されにくいように遺伝子を改変したES細胞(胚性幹細胞)からキラーT細胞を作製する。このほ

細胞の暴走から身体を守るため何重にもはられた安全装置…その主役がじつは「強力な戦闘員」ではなくまさかの「寝かしつけの達人」という驚愕の事実
2024.07.31

細胞の暴走から身体を守るため何重にもはられた安全装置…その主役がじつは「強力な戦闘員」ではなくまさかの「寝かしつけの達人」という驚愕の事実

20世紀のおわりから21世紀の今日にかけて、免疫の“常識”は大きく変わった。自然免疫が獲得免疫を始動させることがわかり、自然炎症という新たな概念も加わり、制御性T細胞の存在は確かなものとなり、mRNAワクチンは現実のものとなった。免疫を学ぶとき最初に読むべき一冊として高く評価され

新型コロナ感染の細胞だけを攻撃する「キラーT細胞」作製に成功 京大などの研究チーム「人類をウイルス感染による死から救う」 ES細胞使い拒絶反応抑える
2024.07.30

新型コロナ感染の細胞だけを攻撃する「キラーT細胞」作製に成功 京大などの研究チーム「人類をウイルス感染による死から救う」 ES細胞使い拒絶反応抑える

 京都大学などの研究チームはES細胞から新型コロナウイルスに感染した細胞だけを攻撃する「キラーT細胞」の作製に成功したと発表しました。治療薬の実用化を目指します。 京都大学や藤田医科大学などの研究チームが作製した「キラーT細胞」は、新型コロナウイルスに含まれる特有のタンパク質を認

新型コロナ治療の免疫細胞作製 3年後に治験開始へ 京大など
2024.07.30

新型コロナ治療の免疫細胞作製 3年後に治験開始へ 京大など

 新型コロナウイルスに感染した細胞を検知して攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」をヒトの胚性幹細胞(ES細胞)から世界で初めて作製したと、京都大や藤田医科大(愛知県豊明市)などの研究チームが30日、発表した。京大などは共同で特許を出願。抗がん剤治療で免疫不全状態となった重症の新型コロナ患者を対象と

キラーT細胞でコロナ治療 ESから作製、特許出願
2024.07.30

キラーT細胞でコロナ治療 ESから作製、特許出願

 京都大と藤田医大(愛知県)などの研究チームは30日、ヒト由来の胚性幹細胞(ES細胞)から拒絶反応を起きにくくした免疫細胞「キラーT細胞」を人工的に作り、新型コロナウイルス感染症の治療に使う新たな治療薬の開発に成功したと発表した。 抗がん剤治療で免疫不全状態になり新型コロナが重症

コロナを狙って攻撃する免疫細胞を作製 京大が臨床試験を計画
2024.07.30

コロナを狙って攻撃する免疫細胞を作製 京大が臨床試験を計画

 新型コロナウイルスに感染した細胞を標的に攻撃する免疫細胞を、さまざまな細胞に分化する能力を持つ人のES細胞(胚性幹細胞)から作ることに成功したと、京都大の河本宏教授(免疫学)らのチームが発表した。がん治療などで免疫力が著しく低下した新型コロナの患者に投与すれば、治療に役立つ可能性があるという

ウイルス感染症の治療用製剤の開発に世界で初めて成功 すべての感染症に対応する製剤開発に大きな一歩 京都大医生物学研
2024.07.30

ウイルス感染症の治療用製剤の開発に世界で初めて成功 すべての感染症に対応する製剤開発に大きな一歩 京都大医生物学研

ウイルスを殺傷する能力がある「キラーT細胞」を使った新型コロナウイルス感染症の治療用製剤を試験管レベルで作成することに世界で初めて成功したと、京都大学が発表しました。今後、ヒトに使える製剤にするための臨床試験を行いますが、新型コロナに限らず、新しく発生する、あらゆる“未知の感染症”に対応できる

新型コロナウイルスに新たな治療法 攻撃する免疫細胞を人工作製、京大グループ
2024.07.30

新型コロナウイルスに新たな治療法 攻撃する免疫細胞を人工作製、京大グループ

 新型コロナウイルス感染症治療用の細胞製剤をヒトES細胞(胚性幹細胞)から作ることに成功し、今月に特許出願した、と京都大医生物学研究所などの研究グループが発表した。重症化した患者への使用を想定し、早ければ5年後の実用化を見込んでいるとしている。 既存のコロナ治療薬には、ウイルスが

ヒトiPS細胞から制御性T細胞に似た細胞を作製 医療応用に期待
2024.06.07

ヒトiPS細胞から制御性T細胞に似た細胞を作製 医療応用に期待

 ヒトiPS細胞から、免疫を抑える役割がある制御性T細胞と同等の性質を持つ細胞をつくるのに、京都大や名古屋大、武田薬品工業の研究チームが世界で初めて成功した。免疫が自分の体を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患などで将来、細胞治療につながることが期待される。研究成果が学術誌「セル・ステム・セル」に

iPSから免疫制御細胞作製 拒絶反応抑制に期待 京大など
2024.06.07

iPSから免疫制御細胞作製 拒絶反応抑制に期待 京大など

 過剰な免疫反応を抑える「制御型T細胞」を、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製することに京都大などの研究グループが成功した。ヒトiPS細胞からの作製は世界初といい、実用化できれば移植医療における拒絶反応抑制などに有効な同細胞を大量作製することが可能になるとしている。論文は7日、米科学

iPSから免疫制御細胞、世界初 拒絶反応抑制を確認、京大など
2024.06.07

iPSから免疫制御細胞、世界初 拒絶反応抑制を確認、京大など

 人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、自らの体を攻撃する自己免疫反応を抑制するための「制御性T細胞」と同等の機能を持つ細胞を作製したと、京都大などの研究グループが6日付の米科学誌電子版に発表した。人のiPS細胞から作製したのは世界初といい、移植後に問題となる拒絶反応の抑制などに今後役立つ可