# 遺構保存

初代門司駅遺構 北九州市が一部移設保存を含め検討 「他の駅の取り組みも参考に」 公共施設は整備推進 福岡県
2024.09.13

初代門司駅遺構 北九州市が一部移設保存を含め検討 「他の駅の取り組みも参考に」 公共施設は整備推進 福岡県

公共施設の建設予定地で見つかった明治期の初代門司駅の遺構について、北九州市は一部の移設も含めて様々な方策を検討する考えを示しました。問題となっているのは、老朽化した区役所などを集約する北九州市の公共施設の建設予定地で見つかった明治期の初代門司駅の関連遺構です。遺構を

旧門司駅遺構問題 日本イコモスが都内で会見
2024.09.10

旧門司駅遺構問題 日本イコモスが都内で会見

北九州市門司区の複合公共施設建設予定地で見つかった旧門司駅の関連遺構を巡り、ユネスコの諮問機関・イコモスが都内で、9日会見を開き、遺構の保存などを求める国際声明について説明をしました。会見では、イコモス・国内委員会の副委員長を務める九州大学の溝口孝司教授が先日発出された「ヘリテー

北九州市に緊急要請文を提出 初代門司駅遺構の保存でイコモス
2024.09.06

北九州市に緊急要請文を提出 初代門司駅遺構の保存でイコモス

 北九州市の初代門司駅遺構の保存を求め、緊急要請「ヘリテージ・アラート」を出した国際記念物遺跡会議(イコモス)の傘下団体「日本イコモス」副委員長の溝口孝司九州大教授が6日、要請文を市に提出した。 溝口教授は同日午後、市の会議室で上村周二都市戦略局長らに文書を手渡し「立ち止まって協

旧門司駅遺構を「助けて」…イコモスが保存の必要性強調「立ち止まる勇気を」 北九州市は取り壊しの方針
2024.07.19

旧門司駅遺構を「助けて」…イコモスが保存の必要性強調「立ち止まる勇気を」 北九州市は取り壊しの方針

世界文化遺産の評価を行うイコモスの国内委員会が19日、都内で会見し、福岡県北九州市の公共事業で取り壊される見通しの旧門司駅の遺構について保存の必要性を強調しました。◆日本イコモス国内委員会 溝口孝司 副委員長「国史跡指定相当、世界遺産級の遺跡ですが、破壊消滅の危機に

初代門司駅遺構「取り壊し待って!」保存求めて国際機関が緊急声明「文化遺産保護政策に反す」とも
2024.06.28

初代門司駅遺構「取り壊し待って!」保存求めて国際機関が緊急声明「文化遺産保護政策に反す」とも

 ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)は2024年6月26日、北九州市の初代門司駅の関連遺構について、保存などを求める緊急声明文をテレサ・パトリシオ会長の名前で同市に提出しました。 北九州市は、門司港駅周辺の初代門司駅跡地に複合公共施設を建設し、門司区役所、門司

水俣病遺構「現地で見るからこそ、背景が浮かぶ」…「公害の原点」保存へ取り組む人々
2024.05.20

水俣病遺構「現地で見るからこそ、背景が浮かぶ」…「公害の原点」保存へ取り組む人々

 「公害の原点」とされる水俣病の遺構や資料を後世に残そうと、熊本県水俣市で民間団体が取り組みを続けている。今月1日で公式確認から68年が過ぎたものの、今なお救済を求める訴訟が続く。公害に関連する遺産は「負の遺産」として撤去される例や所有権を巡る課題もあるが、関係者は「水俣病を現在の問題として見