# 連作短編
2024.07.28
結城真一郎「自作はショート動画」Z世代の「ミステリーは後ろから読む」対策は本気で模索中だと語る、彼の工夫とは〈インタビュー〉
日常に潜む奇妙な謎を鮮やかに描いた『#真相をお話しします』(新潮社)で大ブレイクした作家・結城真一郎さん。このほど2年ぶりとなる待望の新刊『難問の多い料理店』(集英社)は、六本木のとあるレストランが舞台だ。店に夜な夜な舞い込むのは、料理の注文に見せかけたオーナーシェフへの事件解決の依頼。不自然
2024.07.17
「修業期」なしで作家になった沼田真佑さんが取り組む文体改造 芥川賞受賞後6年を経て第1作連作短編集を刊行
<過ぎる日はしっくりと身にあい、昇る月沈む陽は友人のように篤(あつ)かった。><真夏、真冬とは言うが、春秋はこれがその芯だと定めがたいものがあるからなのか、そうは言わない。> 「影裏(えいり)」の芥川賞受賞から6年を経た受賞後第1作「幻日(げんじつ)/木山の話」は40代の作家木