# 軍事史

「故障した戦闘機は全部海岸沿いに廃棄」…硫黄島の元陸軍伍長が目撃した「妙な光景」
2024.08.21

「故障した戦闘機は全部海岸沿いに廃棄」…硫黄島の元陸軍伍長が目撃した「妙な光景」

なぜ日本兵1万人が消えたままなのか、硫黄島で何が起きていたのか。民間人の上陸が原則禁止された硫黄島に4度上陸し、日米の機密文書も徹底調査したノンフィクション『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』が11刷決定と話題だ。ふだん本を読まない人にも届き、「イッキ読みした」「熱意に

旧海軍の空母「天城」軍艦としては実績なし! でも国土復興には役立った? 敗戦後の意外な転用先
2024.08.17

旧海軍の空母「天城」軍艦としては実績なし! でも国土復興には役立った? 敗戦後の意外な転用先

 1945年8月15日の終戦後、広島の呉軍港を撮ったアメリカ海軍のカラーフィルム映像に、大破着底して放置された旧海軍の大型艦が収められています。旧日本海軍の敗北を実感させるように、半身を沈める艦の名前は「天城」。建造されながらも一度も海戦に出ず、戦後の復員船としても使われることなく終わった、不

山下奉文率いる陸軍の独視察団、陸海軍統合構想を提言 対米英戦直前「喫緊かつ不可欠」
2024.08.16

山下奉文率いる陸軍の独視察団、陸海軍統合構想を提言 対米英戦直前「喫緊かつ不可欠」

米英などとの開戦を控えた昭和16(1941)年、同盟国ドイツを訪ねた日本陸軍の視察団が、陸海軍の統合運用などを軸とする国防機構の一元化を強く訴えていたことが、防衛省防衛研究所が所蔵する同年7月の視察団報告書で明らかになった。第二次世界大戦下で緊迫する国際情勢を踏まえ、報告書は陸海軍が保有する航

「帰ることはできない。自爆ですわ」知られざる水上特攻隊「マルレ部隊」 元兵士が伝える“戦争の愚かさ” 終戦79年
2024.08.15

「帰ることはできない。自爆ですわ」知られざる水上特攻隊「マルレ部隊」 元兵士が伝える“戦争の愚かさ” 終戦79年

第2次世界大戦で、自らを犠牲にして敵に突入した特攻隊の一つに「マルレ部隊」と呼ばれた水上特攻隊があった。16歳で「マルレ部隊」に入った元兵士に話を聞いた。佐野博厚さん(96)は戦争当時、「マルレ部隊」と呼ばれた「陸軍海上挺進戦隊」に所属していた。「乗って敵船に体当た

戦艦大和と同じ日に沈んだ「知られざる武勲艦」とは? 旧式だけど東奔西走! 時代に即した”大改造”も
2024.08.15

戦艦大和と同じ日に沈んだ「知られざる武勲艦」とは? 旧式だけど東奔西走! 時代に即した”大改造”も

 今から100年以上前の1923年8月15日、旧日本海軍の軽巡洋艦「五十鈴」が竣工しました。太平洋戦争の開戦時には旧式化していましたが、時代に即したアップデートを受け、「縁の下の力持ち」として東奔西走。奇しくも戦艦「大和」が沈没した同日に、全く別の場所で戦没しています。どのような艦艇だったので

なぜ「日本兵1万人」がいまだ行方不明なのか…硫黄島をめぐる「戦後史の謎」を追う
2024.08.03

なぜ「日本兵1万人」がいまだ行方不明なのか…硫黄島をめぐる「戦後史の謎」を追う

なぜ日本兵1万人が消えたままなのか、硫黄島で何が起きていたのか。民間人の上陸が原則禁止された硫黄島に4度上陸し、日米の機密文書も徹底調査したノンフィクション『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』が11刷決定と話題だ。ふだん本を読まない人にも届き、「イッキ読みした」「熱意に

各国の“魔改造”戦艦たち 最も原形を留めていないのは!? 装甲マシマシ「新型に勝る」は本当か?
2024.06.15

各国の“魔改造”戦艦たち 最も原形を留めていないのは!? 装甲マシマシ「新型に勝る」は本当か?

 軍艦が大砲を撃ち合い戦闘していた第二次世界大戦までの時代、最強の砲撃力と防御力を持っていたのが戦艦です。戦艦は各国の海軍力の象徴かつ主力でしたから、その戦力を維持することには各国とも一定の配慮を払っていました。  そのため就役後も大規模に改装した戦艦は数多くありま