# 芥川龍之介

芥川龍之介を「体感」 書斎を実寸大再現へ 東京・田端文士村記念館
2024.07.26

芥川龍之介を「体感」 書斎を実寸大再現へ 東京・田端文士村記念館

 文豪・芥川龍之介が晩年を過ごした住宅の跡地に、書斎を実寸大で再現する計画を東京都北区が進めている。芥川の命日の24日には、北区の田端文士村記念館で「書斎『澄江堂』を大解剖! 芥川の書斎再現に向けて」と題した講演会が開かれ、約100人が集まった。【原奈摘】 芥川は1914年から2

閲覧注意…芥川龍之介の不穏な遺作『人を殺したかしら?』にまつわる「驚きのミステリー」
2024.07.21

閲覧注意…芥川龍之介の不穏な遺作『人を殺したかしら?』にまつわる「驚きのミステリー」

文豪・芥川龍之介の遺作ではないかと言われている短編小説、『人を殺したかしら?』。実はこの作品には、想像するだけで身の毛がよだつ、ある逸話が存在する……。怪談・オカルト研究家で、著書に『教養としての最恐怪談』がある吉田悠軌氏が、そのミステリーに迫る。小説家の芥川龍之介は、ずっと“も

第171回「芥川賞・直木賞」 「直木賞」は一穂ミチ『ツミデミック』
2024.07.17

第171回「芥川賞・直木賞」 「直木賞」は一穂ミチ『ツミデミック』

 「第171回芥川龍之介賞・直木三十五賞」の選考会が17日、都内で行われ、「直木賞」に、一穂ミチ『ツミデミック』が選ばれた。 両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編お

無上の佳味(7月12日)
2024.07.12

無上の佳味(7月12日)

 〈無上の佳味として、上は万乗の君の食膳にさえ上せられた〉。芥川龍之介の短編「芋粥[いもがゆ]」にある。自然薯[じねんじょ]とも呼ばれる山の芋を切り込み、甘葛[あまづら]の汁で煮た粥を指す。いにしえの貴人もとりこにしたようだ▼小説の舞台は平安朝。風采の上がらぬ赤鼻の侍は芋粥へ異常な執着を持つ。

芥川龍之介、客を気遣う新出句? 料亭での親睦会描いた絵に記す
2024.06.07

芥川龍之介、客を気遣う新出句? 料亭での親睦会描いた絵に記す

 作家の芥川龍之介(1892~1927年)が客人を気遣う俳句が見つかり、東京都北区の田端文士村記念館で8日、初公開される。友人の画家が描いた水墨画の中に「この通り江戸はお酒も凍ります」と記されていた。絵は料亭での親睦会を描いており、温暖な長崎からの上京を考えていた相手に、冬の厳しさを伝える句に