# 生息数

エゾシカ増加止まらず「負け戦」 対策の見直し求める意見が続出
2024.08.14

エゾシカ増加止まらず「負け戦」 対策の見直し求める意見が続出

 北海道は13日、エゾシカの2023年度の推定生息数(南部除く)を73万頭と発表した。前年度から1万頭増え、過去3番目の水準。データ精度が低く他地域と分けている南部(後志、渡島、檜山)は3万~22万頭で、過去最多の水準だった。捕獲数(速報値)は全道で過去最多の15万頭だったが、減少に転じさせる

ヒグマ7980頭に抑制する案 昨年比3割減、北海道が計画
2024.07.24

ヒグマ7980頭に抑制する案 昨年比3割減、北海道が計画

 ヒグマの保護・管理計画を巡り、北海道は24日までに、推定生息数(中央値)を7980頭に抑制する案を専門家による検討会に示した。クマ被害が社会問題化していなかった1990年代後半~2010年ごろの水準で、昨年の推定頭数より約3割少ない。雌クマの駆除を強化するとしているが、目標時期などの具体的内

ライチョウ、120羽確認 環境省、中央アルプスで
2024.07.08

ライチョウ、120羽確認 環境省、中央アルプスで

 環境省は8日、国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウについて中央アルプスで調査を実施した結果、60地点で縄張りを確認し、少なくとも成鳥120羽の生息を確認したと明らかにした。 環境省は中アで群れ復活を目指している。昨年の調査では縄張りが32地点、推定83羽だったことか

雌グマ捕獲、年520頭を目標 北海道、生息数増加を抑止
2024.06.03

雌グマ捕獲、年520頭を目標 北海道、生息数増加を抑止

 北海道は3日、ヒグマの保護・管理に関する検討会を開き、雌の捕獲目標を来年度から全道で年520頭とする方針を示した。現行は約460頭の捕獲上限を設けているが、相次ぐ出没や人的被害を踏まえ、生息数の増加を止める狙い。雨竜町では同日、道庁職員が襲われたばかり。 道庁は現在、絶滅の恐れ

自衛隊基地整備でマゲシカに迫る危機とは…樹木伐採で生息域縮減「奈良公園並みの密度に」 餌足りず冬場に大量死の恐れ、専門家が指摘
2024.06.03

自衛隊基地整備でマゲシカに迫る危機とは…樹木伐採で生息域縮減「奈良公園並みの密度に」 餌足りず冬場に大量死の恐れ、専門家が指摘

 鹿児島県西之表市・馬毛島への米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転を伴う自衛隊基地整備を巡り、北海道大の立澤史郎特任助教(保全生態学)が2日、島固有のニホンジカ亜種マゲシカについて鹿児島市で講演した。着工後も推定個体数は減っていないとする防衛省の調査について、奈良公園並みに生息密度が高

2度の大雨で壊滅…最大生息わずか2匹 ホタル群舞よ再び! 全国でも珍しい1級河川のホタル名所、官民一体で初の協議会 鹿児島・さつま町
2024.05.26

2度の大雨で壊滅…最大生息わずか2匹 ホタル群舞よ再び! 全国でも珍しい1級河川のホタル名所、官民一体で初の協議会 鹿児島・さつま町

 鹿児島県さつま町の川内川本流で近年激減するホタルの再生に向け、官民で取り組む協議会が20日発足した。初会合が町役場であり、川内川河川事務所が昨年12月に初めて実施した幼虫の生息調査について報告。町内16地点で10メートル四方を20分間調べたところ、各所の最大観測数は2匹だったとした。

環境相、死因分析を保全に生かす 放獣で死んだツシマヤマネコ巡り
2024.05.24

環境相、死因分析を保全に生かす 放獣で死んだツシマヤマネコ巡り

 伊藤信太郎環境相は24日の記者会見で、長崎県対馬市で野生復帰訓練をして放獣した後、死んだことが確認された国の天然記念物ツシマヤマネコについて「残念だったが、原因や追跡データを分析し、今後の保全事業に生かしたい」と述べた。有識者の助言を求める考えも示した。 環境省によると、放獣し