# 東條英機

「徳川四天王」を先祖に持つ「超エリート将軍」は、なぜ東條英機打倒に奔走したか
2024.08.16

「徳川四天王」を先祖に持つ「超エリート将軍」は、なぜ東條英機打倒に奔走したか

 徳川四天王(酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政)の酒井家の末裔(まつえい)にして、恩賜の銀時計と軍刀を二つながらに備える陸軍の「超エリート」。しかし、指揮を委ねられた初の機甲部隊を骨抜きにされて以来、東條英機(とうじょうひでき)とは不倶戴天の関係に。やがて東條内閣の打倒を画策して、公爵近

「戦犯の発表があったら、すぐ知らせてくれ」敗戦直後、東條英機はなぜ自決の道を選んだのか?
2024.08.14

「戦犯の発表があったら、すぐ知らせてくれ」敗戦直後、東條英機はなぜ自決の道を選んだのか?

〈「竹やりでは間に合わぬ」太平洋戦争時の“勇気ある”東條英機批判は評価すべきなのか?《激怒の真相》〉 から続く 敗戦後、自決すべきか、それとも連合軍の求めに応じて出頭すべきか……。 『東條英機「独裁者」を演じた男』 (文春新書)より一部抜粋し、関係者の証言と共に苦悩に満ちた東條

「竹やりでは間に合わぬ」太平洋戦争時の“勇気ある”東條英機批判は評価すべきなのか?《激怒の真相》
2024.08.14

「竹やりでは間に合わぬ」太平洋戦争時の“勇気ある”東條英機批判は評価すべきなのか?《激怒の真相》

 昭和19年、悪化し続ける戦況の中、東條英機首相を批判する新聞記事が話題を集めた。「竹やりで戦争をしている愚かな指導者」であるかのように伝える論説は正鵠を得ていたのだろうか。  『東條英機「独裁者」を演じた男』 (文春新書)より抜粋し、東条が激怒した真相、そして記事に隠されていた意図を解き明か

「サイパンを原爆で吹っ飛ばせば、本土爆撃は避けられる」原爆開発に焦る東條英機は科学者たちを恫喝した
2024.08.12

「サイパンを原爆で吹っ飛ばせば、本土爆撃は避けられる」原爆開発に焦る東條英機は科学者たちを恫喝した

太平洋戦争中の日本で進められていた原爆開発計画を、昭和史研究家の保阪正康氏が検証する。原爆開発に焦る東條英機は、研究を担う仁科芳雄を恫喝するように急かしたという。◆◆◆ 昭和18年秋になると、戦局は明らかに日本不利に傾いた。この頃になると軍事指導者たちは科学技術に一