# 東・南シナ海

外相、中国の海洋進出抑止を狙う カンボジアとフィリピン訪問へ
2024.07.05

外相、中国の海洋進出抑止を狙う カンボジアとフィリピン訪問へ

 上川陽子外相は5日、カンボジアとフィリピン訪問に向け、羽田空港を出発した。6日にカンボジアで、ウクライナを念頭に置いた第三国への地雷除去支援策を表明。8日にフィリピンで、木原稔防衛相と共に外務・防衛閣僚協議(2プラス2)に出席する。東南アジア諸国と連携を強めて中国の東、南シナ海への進出を抑止

【戦争寸前行動を繰り返す中国】台湾・頼総統への政治、経済、軍事の露骨な妨害工作
2024.07.05

【戦争寸前行動を繰り返す中国】台湾・頼総統への政治、経済、軍事の露骨な妨害工作

 2024年6月6日付のワシントン・ポスト紙は、中国の台湾に対する「グレーゾーン戦略」(武力行使に至らない戦略)が激しさを増してきているが、西側諸国は、この戦略を抑止しなければならないとのケビン・ラッド元豪州首相の主張を掲載している。 中国は、実際の武力侵攻に至らぬ方策として、台

フィリピン軍「自衛のため反撃の用意」中国側の妨害に対抗 南シナ海情勢
2024.07.04

フィリピン軍「自衛のため反撃の用意」中国側の妨害に対抗 南シナ海情勢

南シナ海の領有権をめぐり、中国による威圧的な行動で負傷者が相次ぐフィリピン軍は、今後の対策として「自衛のために反撃する用意がある」と明らかにしました。南シナ海では先月、中国海警局が領有権を争うフィリピンの船と衝突し、フィリピン軍の兵士が大けがをしたほか、中国側の乗組員がナイフなど

比軍、南シナ海での反撃を容認 中国の攻撃的な補給妨害受け
2024.07.04

比軍、南シナ海での反撃を容認 中国の攻撃的な補給妨害受け

 【マニラ共同】フィリピン軍のブラウナー参謀総長は4日の記者会見で、南シナ海の軍拠点への補給任務を担う軍人が攻撃された場合、自衛のために同等の反撃を容認する方針を明らかにした。中国の攻撃的な妨害を受けた措置。武力衝突に至る恐れも高まりそうだが、マルコス大統領から緊張緩和を指示されたとも述べた。

フィリピン軍、南シナ海で自衛の反撃容認
2024.07.04

フィリピン軍、南シナ海で自衛の反撃容認

 【マニラ共同】フィリピン軍は4日、南シナ海の軍拠点への補給を担う軍人が攻撃された場合、自衛のために同等の反撃を容認する方針を明らかにした。中国の攻撃的妨害を受けた措置。

フィリピン大統領、南シナ海での緊張緩和を指示=軍トップ
2024.07.04

フィリピン大統領、南シナ海での緊張緩和を指示=軍トップ

[マニラ 4日 ロイター] - フィリピンのマルコス大統領が南シナ海での緊張を緩和するよう軍に指示したと、軍参謀総長のロメオ・ブラウナー大将が4日明らかにした。ブラウナー氏は記者団に対し、軍が南シナ海での活動についていくつかの選択肢を大統領に提示したと語った。

中国とフィリピンが次官協議、「対話継続」で一致 南シナ海で衝突
2024.07.03

中国とフィリピンが次官協議、「対話継続」で一致 南シナ海で衝突

 南シナ海の領有権などをめぐって衝突を繰り返しているフィリピンと中国は2日、双方の外務次官による協議をマニラで開き、対話を通じて対立を収めていくことで一致した。中国外務省が発表した。 発表によると、協議は2017年に始まった南シナ海に関する二国間協議の枠組みで開かれ、外務、防衛、

やりたい放題、中国海警局 台湾漁船を拿捕 フィリピン公船を追跡・監視 バイデン政権弱体化で増長「既成事実つくりで攻勢」
2024.07.03

やりたい放題、中国海警局 台湾漁船を拿捕 フィリピン公船を追跡・監視 バイデン政権弱体化で増長「既成事実つくりで攻勢」

中国の習近平政権が、海上での暴挙を過激化させている。中国海警局は2日夜、台湾の離島、金門島周辺で台湾漁船を拿捕(だほ)し、南シナ海では前日、フィリピン公船3隻を追跡・監視した。中国の威嚇行動を牽制(けんせい)してきたジョー・バイデン米大統領(81)が、大統領選のテレビ討論会で「自滅」したため、

フィリピン、中国となお「重大な意見相違」 南シナ海問題で
2024.07.03

フィリピン、中国となお「重大な意見相違」 南シナ海問題で

Mikhail Flores Karen Lema[マニラ 2日 ロイター] - フィリピンと中国は2日、南シナ海に関する二国間協議メカニズムの第9回会合(外務省高官級)をマニラで行い、紛争をより適切に管理するため「信頼の回復と再構築」が必要との見解で一致した。<

南シナ海問題でフィリピンと中国が協議 比外務省「大きな隔たり」
2024.07.03

南シナ海問題でフィリピンと中国が協議 比外務省「大きな隔たり」

 南シナ海の領有権問題を巡りフィリピンは2日、首都マニラで中国との2国間協議を実施した。比外務省によると、両国は今後も話し合いを継続することで合意したが、意見に大きな隔たりがあるという。 協議には、比側からラザロ外務次官、中国から陳暁東外務次官が参加した。両国は、互いに「信頼回復

中国の対比圧力「台湾の予行演習」 日豪の関与重要 トランプ前政権高官
2024.07.03

中国の対比圧力「台湾の予行演習」 日豪の関与重要 トランプ前政権高官

 【ワシントン時事】トランプ前米政権で大統領副補佐官(国家安全保障担当)を務めたポッティンジャー氏は2日、保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」で講演し、中国が最近南シナ海でフィリピン船に対する危険行為を重ねていることについて「台湾(侵攻)の予行演習だ」と指摘した。 その上で、台湾

南シナ海情勢めぐり…フィリピンと中国の外務次官が会談 協議継続で合意
2024.07.03

南シナ海情勢めぐり…フィリピンと中国の外務次官が会談 協議継続で合意

フィリピン政府は2日、緊迫する南シナ海情勢をめぐり、フィリピンと中国の外務次官が会談し、緊張緩和に向けた協議を今後も継続することで合意したと発表しました。フィリピン外務省の声明によりますと、2日、マニラで行われた会談には、ラザロ外務次官と中国の陳暁東外務次官が参加しました。

中比、南シナ海問題で直接協議 連絡方法改善で合意
2024.07.02

中比、南シナ海問題で直接協議 連絡方法改善で合意

 【マニラ時事】フィリピン外務省は2日、領有権争いが続く南シナ海問題について、中国との2国間協議を同日マニラで行ったと発表した。 両国は緊張を緩和するために連絡方法を改善し、今後も協議を継続していくことで合意したという。 比側からはラザロ外務次官、中国からも陳暁東外

中国が空母をフィリピン近海に派遣
2024.07.02

中国が空母をフィリピン近海に派遣

中国軍がフィリピンの近海に空母を派遣したと中国共産党系メディアが報じました。南シナ海の領有権をめぐって対立するフィリピンをけん制する狙いがあるとみられます。中国共産党系の国際紙「環球時報」は、中国軍がフィリピンの近海に空母「山東」を派遣したと、海外メディアの報道を引用する形で伝え

中国とフィリピンの外務次官が協議「対話の継続で合意」南シナ海の緊張緩和へ
2024.07.02

中国とフィリピンの外務次官が協議「対話の継続で合意」南シナ海の緊張緩和へ

南シナ海の領有権をめぐる対立で衝突を繰り返している中国とフィリピンの外務次官が2日、マニラで協議を行い、緊張の緩和に向け対話を継続させることで一致しました。南シナ海では、中国海警局がフィリピン軍の船に放水砲を発射するなどの事態が相次ぎ、先月17日には船の衝突でフィリピン軍の兵士が

南シナ海めぐり「ナラティブ戦」を仕掛ける中国 法律戦の一環、TikTokも活用か
2024.07.02

南シナ海めぐり「ナラティブ戦」を仕掛ける中国 法律戦の一環、TikTokも活用か

南シナ海で武器が抜き出されるなか、法的な言説をめぐる戦いも起こりつつある。その最前線に立つのは学者たちだ。中国は南シナ海の大部分に対して主権と管轄権を主張しているが、この主張は国際法と近隣諸国の主権的権利(編集注:排他的経済水域に対する権利など、主権に付随する権利)をあらかさまに

「ウクライナ軍として配備されていたら、プーチンは侵攻したやろか?」トルコにオランダ…友好国の海軍を見て不肖・宮嶋に浮かんだ“ある思い”
2024.07.02

「ウクライナ軍として配備されていたら、プーチンは侵攻したやろか?」トルコにオランダ…友好国の海軍を見て不肖・宮嶋に浮かんだ“ある思い”

 日蘭、日土の浅からぬ関係をご存知だろうか。先の大戦では「ABCDライン」にもなったオランダはじつは来年には日蘭の交流が始まって425年を迎える。オランダは日本の皇室とも関係深い王国であり、現国王が皇太子時代もたびたび訪日し、お忍びで地下鉄で東大安田講堂を訪れたのを写真週刊誌カメラマンだった不

フィリピンの女性市長に「中国のスパイ」疑惑 指紋で別人と判明、中国人の可能性が高く
2024.07.01

フィリピンの女性市長に「中国のスパイ」疑惑 指紋で別人と判明、中国人の可能性が高く

南シナ海の領有権問題で中国と対立を深めるフィリピンで、「中国のスパイ」疑惑が浮上した。2022年にフィリピン北部で就任した女性市長について、捜査当局は中国人だった可能性が強いと指摘した。市長をカジノ犯罪関与の疑いで調べ、実態解明を進めている。問題となっているのは、首都マニラ北部に

米、中国のフィリピン船妨害に「深刻な懸念」表明 米中外務次官が電話会談
2024.06.28

米、中国のフィリピン船妨害に「深刻な懸念」表明 米中外務次官が電話会談

【ワシントン=坂本一之】キャンベル米国務副長官は27日、中国の馬朝旭外務次官と電話会談し、南シナ海で中国が領有権を争うフィリピンの船に危険な妨害行為を続けていることに関し「深刻な懸念」を表明した。米国務省が発表した。電話会談はバイデン米大統領と中国の習近平国家主席が進める両政府の対話の一環とし

米、南シナ海の不安定化巡り懸念表明 中国高官と電話協議
2024.06.28

米、南シナ海の不安定化巡り懸念表明 中国高官と電話協議

[27日 ロイター] - キャンベル米国務副長官は27日、中国の馬朝旭外務次官と電話協議し、南シナ海における中国の「不安定化させる行動」を巡り懸念を表明した。国務省が発表した。相互防衛条約の下でフィリピンに対する米国のコミットメントが揺るぎないことも改めて強調したという。