# 月の起源

中国の宇宙当局は、世界で初めて月の裏側から持ち帰ったサンプルについて重さがおよそ2キロであることを明らかにしました。5月、海南島から打ち上げられた無人探査機「嫦娥（じょうが）6号」は、月の裏側で土壌や岩石などを採取し、25日に内モンゴル自治区の草原地帯に着陸しました。

　日本初の月面軟着陸に成功した小型無人探査機「SLIM（スリム）」が科学観測用分光カメラ（MBC）で撮影した月の石の一つに、鉱物の「かんらん石」が豊富に含まれていることが分かった。地下のマントル物質に由来する可能性があるといい、月の起源を知る手掛かりになると期待される。SLIMの科学観測を担当

　宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）の月探査機「ＳＬＩＭ（スリム）」が月面で撮影した岩石を分析したところ、マントルの主成分とされる「カンラン石」の存在を示すデータが確認された。立命館大や会津大などの研究チームが２７日、千葉市で開催中の日本地球惑星科学連合大会で発表した。月の地下にあるマントル由来