# 年金財政
「老後30年の不足金2000万→3500万へ上方修正」が必要に…年金財政検証で発覚した年金年額49万円減の緊急事態
男女平均の寿命は2070年までに4.2歳延びると見込まれている。すると、それに比例して年金給付額が自動的に膨張する。その負担増をどう公平に分担すればいいのか。昭和女子大学の特命教授・八代尚宏さんは「最新の年金財政検証で、厚労省は、年金制度は現状のままでも大丈夫と発表したが、試算の条件設定が不自
GPIF 年金積立金の運用収益が過去最大の約45兆円に 4年連続黒字
公的年金の積立金を運用するGPIFの昨年度の運用収益額が約45兆円で、過去最大だったことがわかりました。 GPIF(=年金積立金管理運用独立行政法人)によりますと、昨年度の収益額は45兆4153億円でした。これまでで最も高かった2020年度の約38兆円を大
年金積立金の昨年度運用 過去最高の約45兆4000億円増加
公的年金の積立金の昨年度の運用実績が、過去最高の約45兆4000億円の増加となったことがわかりました。公的年金制度では、集められた保険料から、高齢者らに年金を支給しますが、そこで余った「積立金」を、GPIF=年金積立金管理運用独立行政法人が運用しています。GPIFは
低い年金給付 不公平と非効率
元財務官僚で明治大学公共政策大学院教授の田中秀明氏は毎日新聞政治プレに寄稿した。◇ ◇ ◇ ◇ 2024年は、5年に1度の年金の財政検証(将来の給付水準などを検証するもの)が行われる。 厚生労働省の社会保障審議会年金部会で検討されているが、個別のテー
年金制度は維持されるが、約30年後年金額は今より18%減
厚生労働省は、4日開催の年金部会で、将来の年金額を推計する、5年に1度の「財政検証」の結果を公表しました。出生率が多少改善し、経済成長率が過去30年と同じ程度の場合は、今の32歳の人が受け取る年金額は、現在よりも18%程度目減りするということです。ただし、むこう100年間の年金額は、法律で定め
遺族年金制度の男女差を見直す方向で検討 女性の支給条件が厳しくなる恐れも
年に1度、公的年金の財政をチェックする「年金財政検証」がいま、行われています。論点の一つが「遺族年金」です。遺族年金は、家計を支える方の死後に配偶者や子どもなどがもらえる年金です。重要なセーフティネットですが、4月ごろ「遺族年金廃止か」とSNSで騒がれました。「廃止
「高齢者の定義を70歳に」提言が波紋。年金の開始年齢引き上げは否定も、現役世代はまったく安心できないワケ
政府の会議において、高齢者の定義を今の65歳から延長する提言が出されたことが波紋を呼んでいます。このニュースを耳にした多くの人が、年金をもらえる年齢が遅くなるのではないかと心配しているのですが、果たしてどうなのでしょうか。年齢を5年延ばす案が出てきたのは、政府が主催する経済財政諮
老後資金2000万円をいま再計算すると「1108万円」に!?老後に必要な資金の徹底議論を
● 今年は公的年金財政検証の年 議論封印された「老後2000万円」問題 今年は、5年に一度、百年先を見通した公的年金財政の持続性を検証する年になり、専門家らによる、経済成長率や実質賃金など、検証の基礎になるマクロ経済の変数の検討結果を元に作業が始まっている。 前回の