# 地図学

「地図から消える女」とレベッカ・ソルニット
2024.08.06

「地図から消える女」とレベッカ・ソルニット

地図の上で表現されるのは「場所」だけではない。話題の新刊『地図とその分身たち』の著者であり、『ウォークス』はじめレベッカ・ソルニットの数々の著作の翻訳者でもある東辻賢治郎さんが、「群像」に寄稿して反響を呼んだエッセイ(2021年6月号)を再編集してお届けします。パンデミックの影響

一度は存在が信じられながら、後に地図から削除された島「疑存島」を市川紗椰が解説
2024.07.26

一度は存在が信じられながら、後に地図から削除された島「疑存島」を市川紗椰が解説

『週刊プレイボーイ』で連載中の「ライクの森」。人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。今回は、実在しない島「疑存島(ぎそんとう)」について語る。 * * *大正時代の古地図を"パトロール"しているとき、小笠原諸島の辺りに「中ノ鳥島」と

世界でも共通度が高い「道路」の地図記号。日本の特徴や現在までの変遷をたどる
2024.06.16

世界でも共通度が高い「道路」の地図記号。日本の特徴や現在までの変遷をたどる

地図を読む上で欠かせない、「地図記号」。2019年には「自然災害伝承碑」の記号が追加されるなど、社会の変化に応じて増減しているようです。半世紀をかけて古今東西の地図や時刻表、旅行ガイドブックなどを集めてきた「地図バカ」こと地図研究家の今尾恵介さんいわく、「地図というものは端的に表現するなら『こ