# 動物行動学

仲間の命を救うため脚切断、オオアリの意外な行動確認 新研究
2024.07.04

仲間の命を救うため脚切断、オオアリの意外な行動確認 新研究

(CNN) 米フロリダ州に生息するオオアリは負傷した巣の仲間の命を救うため、脚を噛(か)みちぎる――。そんな新たな研究結果が明らかになった。切断を受けたアリの約90~95%は生き延び、脚を失っても元気で巣内の仕事を続けるという。研究結果は科学誌カレントバイオロジーに

〝ご褒美〟でさえずり変えるジュウシマツ、音声の使い分け能力明らかに 東北大研究チーム
2024.07.03

〝ご褒美〟でさえずり変えるジュウシマツ、音声の使い分け能力明らかに 東北大研究チーム

ジュウシマツがさえずりの中で、特定の部分を意図的に変えられる能力をもっていることが東北大学の研究チームの研究で分かった。さえずりの内容を、目的に応じて柔軟に変えられることを示唆するもので、今後、脳内機構の詳細を明らかにすることで、ヒトの言語の生成・認識能力の脳内機構の解明に貢献することが期待さ

蝶が大西洋横断に成功、4200キロを休みなく飛行 新研究
2024.07.02

蝶が大西洋横断に成功、4200キロを休みなく飛行 新研究

(CNN) 科学者らはチョウの群れが大西洋を約4200キロ以上も止まることなく飛んだ証拠を発見した。6月25日にネイチャー・コミュニケーションズ誌に掲載された研究で明らかになった。この発見により、昆虫学者で筆頭著者のジェラルド・タラベラ博士が抱えていた10年にわたる謎が解明された

「天才鳥現る」「私よりIQ高い」おもちゃを使いこなし、代わりばんこで遊ぶ2羽のオカメインコに5.7万いいね。インコってこんなに賢いの!?
2024.06.29

「天才鳥現る」「私よりIQ高い」おもちゃを使いこなし、代わりばんこで遊ぶ2羽のオカメインコに5.7万いいね。インコってこんなに賢いの!?

X(Twitter)に投稿された、2羽のインコがおもちゃで遊ぶ様子が「賢すぎる」と話題になっています。ちゃんと交互に遊べるなんて……頭よすぎる!6月23日、飼い主のニコティさん(@mocomaru0901)が投稿したのは、おもちゃで遊ぶオカメインコのティアくんとレイ

柴犬が飼い主を必死で呼ぶ理由はまさかの…… 317万再生された感動の姿に「偉すぎる(泣)」「可愛過ぎて胸が苦しい」
2024.06.26

柴犬が飼い主を必死で呼ぶ理由はまさかの…… 317万再生された感動の姿に「偉すぎる(泣)」「可愛過ぎて胸が苦しい」

 柴犬が飼い主を呼びに来た驚きの理由とは……? ワンコのかわいすぎる行動がInstagramに投稿され、「けなげで素直な良い子」と話題になっています。投稿の再生数は記事執筆時点で317万を突破、7万件4000以上の“いいね!”を獲得しています。 話題になっているワンコは、柴犬の「

ヒトはなぜ大人になると「地団駄」を踏まなくなるのか?【動物行動学者が解説】
2024.06.21

ヒトはなぜ大人になると「地団駄」を踏まなくなるのか?【動物行動学者が解説】

 スーパーのお菓子売り場で、欲しいものを買ってもらえずに脚をバタつかせて“地団駄”を踏む子どもを見たことがあるだろう。それは、日常のありふれた光景だが、大人になると一転して地団駄を踏まなくなるのはなぜか。動物行動学者・小林朋道氏のSNSに寄せられた質問から、地団駄の謎を解き明かす。※本稿は、小

「なんてお利口さん」水を飲んだ後に自分で口を拭く子犬が上品…どうやって覚えたのか飼い主に聞いた
2024.06.19

「なんてお利口さん」水を飲んだ後に自分で口を拭く子犬が上品…どうやって覚えたのか飼い主に聞いた

食事のマナーで口元が汚れたらナプキンなどで拭くが、今、口元を自らキレイにする犬がX(旧Twitter)に登場し、話題となっている。水を飲んだあと自分で口を拭く犬。このコメントと共に飼い主さん(@db8fomytqRhhqEQ)が投稿したのは14秒の動画。ミックス犬の

ゾウが名前を呼び合っていることがわかった…AIによる音声の分析で。抽象的な思考能力を持つ可能性も(海外)
2024.06.19

ゾウが名前を呼び合っていることがわかった…AIによる音声の分析で。抽象的な思考能力を持つ可能性も(海外)

科学者がAIを使い、ゾウには1頭ずつ呼び名があることを発見した。機械学習で、1986~2022年の間にケニアで録音された、数百のゾウの鳴き声を分析した。名前のような鳴き声を認識するゾウの能力は、彼らに抽象的思考能力がある可能性を示している。AIツールを

なぜ女性は友人と会った時、とび跳ねて小刻みに手を振るの?→動物行動学者の答えが納得すぎた!
2024.06.19

なぜ女性は友人と会った時、とび跳ねて小刻みに手を振るの?→動物行動学者の答えが納得すぎた!

 日々、野生動物の習性や生活を研究している動物行動学者の小林朋道氏。彼は、動物としてのヒトにも強い興味を抱いているという。そんな小林氏がSNSで“ヒトについて日ごろから疑問に感じていることを教えてください”と投稿したところ、多数の質問が寄せられた。ここでは「親しい友人と会った時に取る行動」の謎

「死んだふり」したオスのゾウムシが「目覚める」のはメスのフェロモンの存在 琉球大・岡山大の研究チームが発表
2024.06.14

「死んだふり」したオスのゾウムシが「目覚める」のはメスのフェロモンの存在 琉球大・岡山大の研究チームが発表

 琉球大学農学部の日室千尋博士と岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の宮竹貴久教授の研究チームは12日、オスのアリモドキゾウムシがメスのフェロモンにより「死んだふり」から覚醒することを世界で初めて発見したと発表しました。 研究成果は、日本動物行動学会の国際学術雑誌「Jou

ゾウ、それそれに「呼び名」があった! ケニアの群れで鳴き声を分析 遠距離からの呼びかけで使用か
2024.06.13

ゾウ、それそれに「呼び名」があった! ケニアの群れで鳴き声を分析 遠距離からの呼びかけで使用か

 動物のゾウ(象)にそれぞれ名前があるとことが、新たな研究により明らかとなってきた。それぞれを区別するため名前を用いる人間以外の最初の動物となる可能性もある。 国際的な専門家らがAIアルゴリズムを用い、ケニヤにいるアフリカ産サバンナゾウの2つの群れの鳴き声を分析する研究を実施。4

獲物を罠にはめるクモたちのスゴ技! 色や匂い、捕まったフリほか 身近なクモの仲間にも
2024.06.13

獲物を罠にはめるクモたちのスゴ技! 色や匂い、捕まったフリほか 身近なクモの仲間にも

 クモの多くは獲物が自身の巣にかかるのを待っているが、獲物が巣にかかるのを運に任せないクモもいる。獲物を安全地帯からおびき出し、罠にかける巧妙な技をもっているクモたちだ。「まさしく感覚の世界です」とカナダ、ケベック大学モントリオール校の行動生態学者ピエール・オリビエ・モンティグリ

自分の名前を正確に聞き分けられる猫と“それっぽい”名前全てに反応する猫がいる理由
2024.06.12

自分の名前を正確に聞き分けられる猫と“それっぽい”名前全てに反応する猫がいる理由

 TBS「わんにゃん観察バラエティ アニマリング」の解説でもおなじみ、動物行動学の専門家 高倉はるか先生は、実家にいた頃、複数の猫を飼っていた。ペペ、キティ、まなぶ、ミケ、コク、むいがーと言う名の6匹の猫たちは、それぞれ自分の名前を聞き分けたという。猫たちは正確に音を聞き取り、自

ゾウはお互いを名前で呼び合う 人間と同様 研究
2024.06.11

ゾウはお互いを名前で呼び合う 人間と同様 研究

【AFP=時事】ゾウは「名前」で仲間を呼び合っているとする研究結果が10日、学術誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション(Nature Ecology & Evolution)」に掲載された。 イルカやオウムは、個体が持つ固有の音をまねて仲間を呼び合うことが知られてい

木の棒を隠した犬 「物を隠す」行動から読み取れることは|獣医師解説
2024.06.05

木の棒を隠した犬 「物を隠す」行動から読み取れることは|獣医師解説

大切なモノは隠したくなっちゃう? Instagramユーザー@korota_mameshibaさんの愛犬・ころたくんは、おもちゃの木の棒をくわえて部屋の中をうろうろ。飼い主さんいわく「隠したいお年頃」だというころたくんは、朝晩のごはんのあとに木の棒を隠したがるようで

スリスリされても「あ~またやってるよ」“仙人”のようなワンちゃんが話題…!→「癒やされる」「めちゃくちゃ幸せな世界線」
2024.06.04

スリスリされても「あ~またやってるよ」“仙人”のようなワンちゃんが話題…!→「癒やされる」「めちゃくちゃ幸せな世界線」

もしかして悟りを開いた……? と思ってしまうような表情のワンちゃんが話題です。「くぅちゃん」の飼い主さん(@_coo_1025_)がX(旧Twitter)に投稿した動画に、3.4万件もの「いいね」が集まりました。公開された動画には、横たわるくぅちゃんの姿が……!

船に衝突するシャチ、復讐ではなく「ティーンエイジャーの遊び」だった、最新報告
2024.06.04

船に衝突するシャチ、復讐ではなく「ティーンエイジャーの遊び」だった、最新報告

 ヨーロッパ南西部のイベリア半島沖には、小型船を沈没させる有名なシャチたちがいる。沈没事故はつい数週間前にも起こった。2020年に始まったシャチたちのこの不可思議な行動について、遊び、人間への復讐などさまざまな理由が推測されたが、専門家たちがようやく結論に達した。 国際捕鯨委員会

頬杖ついて物思い?“考える”ワンちゃん…まるでロダンの彫刻 なにを考えているの?
2024.06.01

頬杖ついて物思い?“考える”ワンちゃん…まるでロダンの彫刻 なにを考えているの?

 考えるワンちゃんです。 飼い主さんとおもちゃで元気に遊ぶワンちゃん。 しかし、ケージの中にいる時は…なんと頬杖をつきながら、じーっとこちらを見つめています。 前脚にアゴをのせながら、何ともいえないこの表情。 その姿は、まるでロダンの彫刻

足踏みして「ルンルン」…保護犬として迎えられた柴犬・栗太郎くん 飼い主の“マネ”へのリアクションが話題に
2024.06.01

足踏みして「ルンルン」…保護犬として迎えられた柴犬・栗太郎くん 飼い主の“マネ”へのリアクションが話題に

6歳の柴犬、栗太郎くんの行動の変化がSNSで話題になっています。神奈川県に住む柴犬の栗太郎くんは、保護犬として迎えられた推定6歳の男の子です。バレンタインにはハートに。花粉症の時期には薬に変身するなど、飼い主とコスプレも楽しみます。栗太郎

深海の魔物? 腕の先を光らせながらイカがカメラに襲いかかる
2024.05.29

深海の魔物? 腕の先を光らせながらイカがカメラに襲いかかる

ヒロビレイカの2本の腕についた発光器が迫る。珍しい深海イカが、餌付きカメラを獲物と勘違いする貴重な瞬間を収めた映像が公開されました。この映像は、西オーストラリア大学(UWA)とミンデルー財団による深海研究センターの海洋研究者たちのチームのカメラが、南太平洋のサモア水