# 介助技術

あなたもきっとやっている……内出血、骨折、そして腰痛のリスクもある恐ろしい「危険な介護」とは
2024.07.05

あなたもきっとやっている……内出血、骨折、そして腰痛のリスクもある恐ろしい「危険な介護」とは

看護や介護などを含む「保健衛生業」では腰痛が起こりやすいことが知られている。腰痛の主な原因となっているのが介助動作であり、力任せの介助は介助者だけでなく、介助される人(利用者)にもケガを負わせてしまうリスクがある。事故を防ぐにはどのような介助をすればいいのか。埼玉医科大学で客員教授として介助技

介護の手間がひとつ減る! ベッド脇に「サイドレール」をつけたままできる「腰にやさしい」寝返り介助
2024.06.21

介護の手間がひとつ減る! ベッド脇に「サイドレール」をつけたままできる「腰にやさしい」寝返り介助

 病床ではベッド脇に設置されたサイドレールが欠かせなかったという根津氏。麻痺がある彼にとって「命綱」だったサイドレールは、介助のときにどうしても邪魔になる。かといって、いちいち外して設置し直すことをくり返していては、介助者が腰を痛めかねない。この板挟みのなかで考え出されたのが、サイドレールをつ

30代で「脳梗塞→寝たきり」から奇跡の復活を遂げた男……病床で彼を支えた意外な「命綱」と「回復の決め手」
2024.06.21

30代で「脳梗塞→寝たきり」から奇跡の復活を遂げた男……病床で彼を支えた意外な「命綱」と「回復の決め手」

 毎年だいたい6万人が命を落とす「脳梗塞」。脳の血管が詰まってしまう恐ろしい病気だが、30代でこの病に襲われ、一時「寝たきり」となりながらも見事復活を遂げたのが、本稿著者の根津良幸氏だ。その回復を後押ししたのは、患者としての体感や経験をもとに病床で編み出した独自の技術だった。 3

ベッド編(1)動作の支点を膝にすれば腰に負担がかからない【誰でもできる力いらずの介助術】
2024.05.28

ベッド編(1)動作の支点を膝にすれば腰に負担がかからない【誰でもできる力いらずの介助術】

【誰でもできる力いらずの介助術】 力任せの介護で腰を痛める人は少なくない。ベッドに横になっている相手を介護する際、介助者は前かがみの姿勢になるが、何度も繰り返していると椎間板や脊柱起立筋、大臀筋などさまざまな筋肉に負担がかかり、痛みが生じやすい。「前かがみなどの動作