# 人体実験

「重い病気や障害のある人が増えるのは国の負担」と考え、“字が読めない女性”の中絶を指導…人類の進歩に囚われた「普通じゃない科学者」の正体
2024.09.14

「重い病気や障害のある人が増えるのは国の負担」と考え、“字が読めない女性”の中絶を指導…人類の進歩に囚われた「普通じゃない科学者」の正体

 字が読めないという理由だけで、妊娠中の女性の中絶を促したことも…。かつて世界の国々が実施していた「断種(強制的な不妊手術)」。その根源となる「優生学」にとらわれ、おぞましい人体実験の数々を行った科学者のオトマール・フォン・フェアシュアーのエピソードを紹介。フリーライターの沢辺有司氏の新刊 『

戦後79年経っても夢に見る「ホルマリン漬けの子どもたち」…94歳の「731部隊」元少年隊員が明かす「口外厳禁」の恐怖
2024.08.13

戦後79年経っても夢に見る「ホルマリン漬けの子どもたち」…94歳の「731部隊」元少年隊員が明かす「口外厳禁」の恐怖

細菌兵器などの製造を行い、拘束した中国人らを「マルタ」と呼んで人体実験を繰り返していた旧日本陸軍の通称・731部隊。今年94歳になった元少年隊員の清水英男さん=長野県=もその一人だ。何も知らされぬまま入隊した清水さんは「標本室」で見たホルマリン漬けの人体に生涯苦しめられることにな

94歳の元少年隊員が目撃した「731部隊の大罪」…「頭部のホルマリン漬け」「少年隊員への人体実験」「遺骨は川に遺棄」
2024.08.12

94歳の元少年隊員が目撃した「731部隊の大罪」…「頭部のホルマリン漬け」「少年隊員への人体実験」「遺骨は川に遺棄」

細菌兵器などの製造を行い、拘束した中国人らを「マルタ」と呼んで人体実験を繰り返していた旧日本陸軍の通称・731部隊。太平洋戦争末期になると年端もいかない少年少女を集め、何も知らされぬまま研究に加担させられていた。今年94歳になった元少年隊員の清水英男さん=長野県=もその一人だ。何

社説:ハンセン病「虹波」 闇の人体実験に検証の光を
2024.07.22

社説:ハンセン病「虹波」 闇の人体実験に検証の光を

 人道にも医道にも反する残酷な人体実験であったと、改めて憤りを禁じ得ない。 戦時中、国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園(熊本県)の入所者に、陸軍が「虹波(こうは)」と名付けた薬剤を投与し、9人が死亡した実験について、同園が検証作業の中間報告を公表した。 秘密軍事研究で

軍跡地の人骨、第三者委で調査を 731部隊の関連巡り集会
2024.07.20

軍跡地の人骨、第三者委で調査を 731部隊の関連巡り集会

 1989年に東京都新宿区の旧陸軍軍医学校跡地で見つかった大量の人骨を巡り、中国で人体実験をしたとされる旧関東軍防疫給水部(731部隊)との関連を調査する市民団体が20日、都内で集会を開いた。国の開示文書に、731部隊から人体標本が届いたとする証言があったと明らかにし、真相を解明するため「第三