# 中宮彰子

【光る君へ】「彰子」に子を産ませた結果… 一条天皇は天皇の座も命も失った
2024.09.15

【光る君へ】「彰子」に子を産ませた結果… 一条天皇は天皇の座も命も失った

 一条天皇(塩野瑛久)の顔を、入内して7年になろうという中宮彰子(見上愛)は、しっかり見ることができない。 NHK大河ドラマ『光る君へ』では、第34回「目覚め」(9月8日放送)でも、そんなふうに描かれている。 寛弘3年(1006)7月7日、奈良の興福寺の僧兵たちが大極殿に押し寄せ

「お願いだから道長もうやめて」と言いたくなる…中宮彰子の懐妊→出産で父の藤原道長が起こしたドタバタ劇
2024.09.15

「お願いだから道長もうやめて」と言いたくなる…中宮彰子の懐妊→出産で父の藤原道長が起こしたドタバタ劇

1008年、中宮彰子は一条天皇の第二皇子・敦成親王(後一条天皇)を出産する。歴史評論家の香原斗志さんは「無事に皇子が産まれるまでは、まさに一大国家行事の感があった。あまりの大騒ぎに、妊婦が危険にさらされるほどだった」という――。■とうとう藤原道長の本音が出た 最高権

【NHK大河ドラマ『光る君へ』15日は】伊周が武者を引き連れ、不穏な動きを見せる
2024.09.14

【NHK大河ドラマ『光る君へ』15日は】伊周が武者を引き連れ、不穏な動きを見せる

<9月15日(日) 第35回 「中宮の涙」 NHK総合午後8時ほか> 道長(柄本佑)は中宮・彰子(見上愛)の懐妊祈願のため、息子の頼通(渡邊圭祐)と共に御嶽詣へ向かう。しかし険しい行程と悪天候に悩まされ、目的地である金峯山寺への到達に手こずっていると、伊周(三浦翔平)が武者を引き

みんながこぞって話題にし始めた藤式部の『源氏物語』は宮中の暴露本?【光る君へ 満喫リポート】
2024.09.14

みんながこぞって話題にし始めた藤式部の『源氏物語』は宮中の暴露本?【光る君へ 満喫リポート】

ライターI(以下I):『光る君へ』第34回で、とりわけ印象に残ったのは、中宮彰子(演・見上愛)と敦康親王(演・渡邉櫂)のまるで姉弟のような睦まじい様子を描いた場面です。実の母である皇后定子(演・高畑充希)が亡くなって、中宮彰子のもとで育てられる敦康親王が安息の場を得ていることに、なんだかうるう

【光る君へ】遠慮がちな「彰子」 “うつけ中宮”を国母にした紫式部の教えとは
2024.09.08

【光る君へ】遠慮がちな「彰子」 “うつけ中宮”を国母にした紫式部の教えとは

 NHK大河ドラマ『光る君へ』で、目下、藤原道長(柄本佑)の最大の悩みは、入内させた長女である中宮彰子(見上愛)の後宮に、一条天皇(塩野瑛久)が渡ってこないことである。 一条天皇にはすでに、寵愛した亡き皇后定子(高畑充希)が産んだ、第一皇子の敦康親王(渡邉櫂)がいる。もしも彰子に

紫式部が実家に引きこもったのは藤原道長のせいである…NHK大河では描かれない「出仕拒否」の本当の理由
2024.09.01

紫式部が実家に引きこもったのは藤原道長のせいである…NHK大河では描かれない「出仕拒否」の本当の理由

紫式部とはどんな人物だったのか。歴史評論家の香原斗志さんは「道長の推挙により、中宮彰子の元へ出仕するが、すぐに実家へ引きこもるようになる。これは彰子に使える女房たちとの相性が合わなかったことが大きい」という――。■「天皇に直々に献上された源氏物語」への違和感 「古典