# 一条天皇

『光る君へ』“傾国の中宮”から一条天皇を引き離せるか?娘を「いけにえ」として入内させた藤原道長の覚悟
12時間前

『光る君へ』“傾国の中宮”から一条天皇を引き離せるか?娘を「いけにえ」として入内させた藤原道長の覚悟

 『源氏物語』の作者、紫式部を主人公にした『光る君へ』。NHK大河ドラマでは、初めて平安中期の貴族社会を舞台に選び、注目されている。第26回「いけにえの姫」では、一条天皇の心を、中宮の藤原定子から引き離すべく、左大臣の藤原道長が自らの娘・彰子(あきこ)を入内させることを決意。一方、まひろ(紫式

『光る君へ』紫式部が仕えた中宮・藤原彰子の生涯、一条天皇の正妻となり「天下第一の母」に、父・道長を恨んだ理由
2024.07.05

『光る君へ』紫式部が仕えた中宮・藤原彰子の生涯、一条天皇の正妻となり「天下第一の母」に、父・道長を恨んだ理由

 大河ドラマ『光る君へ』第26回「いけにえの姫」では、道長が長女の見上愛演じる藤原彰子を入内させることを決意した。そこで今回は、藤原彰子を取り上げたい。 文=鷹橋 忍  ■ 道長の長女 藤原彰子は永延2年(988)に生まれた。 母は、道長

曾孫の代まで父や天皇家を支え続けた国母・藤原彰子
2024.07.03

曾孫の代まで父や天皇家を支え続けた国母・藤原彰子

6月30日(日)放送の『光る君へ』第26回「いけにえの姫」では、まひろ(のちの紫式部/むらさきしきぶ/吉高由里子)が夫の藤原宣孝(ふじわらののぶたか/佐々木蔵之介)と徐々にすれ違っていく様子が描かれた。一方、藤原道長(みちなが/柄本佑)は、世の安寧を図るべく、自身の娘・藤原彰子(しょうし/あき

<光る君へ>見上愛が“鮮烈”大河デビュー “暖簾に腕押し”な彰子様 発した言葉「仰せのままに」3回のみも「すごい存在感」
2024.07.03

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 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第26回「いけにえの姫」が、6月30日に放送され、見上愛さんが藤原彰子役で初登場。鮮烈(?)な大河デビューを飾った。 見上さんは2000年10月26日生まれ、東京都出身の23歳。2019年のデビュ

NHK大河の道長像はリアルとはいえない…道長がまだ幼い長女を一条天皇に入内させた本当の理由
2024.06.30

NHK大河の道長像はリアルとはいえない…道長がまだ幼い長女を一条天皇に入内させた本当の理由

藤原道長とはどんな人物だったのか。歴史評論家の香原斗志さんは「自分自身とその家の繁栄のためなら手段を選ばない人物だった。自分の娘であっても彼にとっては『権力を握るためのコマ』だった」という――。■安倍晴明が発した「よいもの」「お宝」の意味 一条天皇(塩野瑛久)の身勝

<光る君へ>「それら全てにございます」晴明、“さらっと”大予言! 「災いのフルコース」に視聴者も震える?
2024.06.28

<光る君へ>「それら全てにございます」晴明、“さらっと”大予言! 「災いのフルコース」に視聴者も震える?

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)。6月23日放送の第25回「決意」では、ユースケ・サンタマリアさん演じる安倍晴明(はるあきら)の言動に視聴者の注目が集まった。 第25回では、越前の紙の美しさに心躍らせるまひろ(吉高さん)。その頃、

<光る君へ>次週第26回は「いけにえの姫」 あらすじ&場面カット公開 天変地異をおさめるためには…(ネタバレあり)
2024.06.23

<光る君へ>次週第26回は「いけにえの姫」 あらすじ&場面カット公開 天変地異をおさめるためには…(ネタバレあり)

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)。6月30日放送の第26回の副題は「いけにえの姫」で、あらすじと場面カットが公開された。 ◇以下、ネタバレがあります 「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で

天皇になれる血筋だったのに、20歳で夭逝…「藤原道長の壁」を超えられなかった「定子の息子」の悲劇
2024.06.23

天皇になれる血筋だったのに、20歳で夭逝…「藤原道長の壁」を超えられなかった「定子の息子」の悲劇

藤原道長は自分の娘と天皇を結婚させ、天皇の親戚になることで政治的権力を強めていった。歴史学者の関幸彦さんは「道長の娘を母に持たなかった親王は、本来であれば天皇になれたところ、道長の権勢に対抗できず無念の人生を送ることになった」という――。 ※本稿は、関幸彦『藤原道長と紫式部』(朝

孫を皇太子にした道長を恨む“意外すぎる人物” 一条天皇は定子の子供も、後継者で揺れる宮中
2024.06.23

孫を皇太子にした道長を恨む“意外すぎる人物” 一条天皇は定子の子供も、後継者で揺れる宮中

NHK大河ドラマ「光る君へ」がスタートして、平安時代にスポットライトがあたることになりそうだ。世界最古の長編物語の一つである『源氏物語』の作者として知られる、紫式部。誰もがその名を知りながらも、どんな人生を送ったかは意外と知られていない。紫式部が『源氏物語』を書くきっかけをつくったのが、藤原道

なぜ周囲の反対を押し切って定子を内裏に戻そうとしたのか…一条天皇が当時では珍しい「純愛」を貫いたワケ
2024.06.23

なぜ周囲の反対を押し切って定子を内裏に戻そうとしたのか…一条天皇が当時では珍しい「純愛」を貫いたワケ

一条天皇はどんな人物だったのか。歴史評論家の香原斗志さんは「14歳のときに藤原道隆の娘・定子と結婚した。当時では異例の仲睦まじい夫婦で、定子が出家した後も周囲の反対を無視して寵愛を続けた」という――。■定子のことしか頭にない一条天皇 どうやら一条天皇(塩野瑛久)は、

越前から都に戻るまひろ(吉高由里子)、道長(柄本佑)は政に苦悩する<6月23日放送> 大河ドラマ「光る君へ」第25回
2024.06.22

越前から都に戻るまひろ(吉高由里子)、道長(柄本佑)は政に苦悩する<6月23日放送> 大河ドラマ「光る君へ」第25回

吉高由里子主演で、平安時代に「源氏物語」を執筆した紫式部の波乱の一代記を描く大河ドラマ「光る君へ」。6月23日(日)放送の第25回のあらすじを紹介する。※次回は6月29日(土)午後2時更新■第25回「決意」あらすじ越前の紙の美しさに心躍らせるまひろ(吉

『光る君へ』藤原宣孝は紫式部が越前に行く前から猛アプローチしていた?結婚を決断するまでの「和歌のやりとり」
2024.06.22

『光る君へ』藤原宣孝は紫式部が越前に行く前から猛アプローチしていた?結婚を決断するまでの「和歌のやりとり」

 『源氏物語』の作者、紫式部を主人公にした『光る君へ』。NHK大河ドラマでは、初めて平安中期の貴族社会を舞台に選び、注目されている。第24回「忘れえぬ人」では、一条天皇が、出家した中宮の藤原定子への気持ちをもはや抑えられなくなり、周囲は困惑。一方、越前では、藤原宣孝からの思わぬ求愛に戸惑うまひ

<光る君へ>政を疎かにする一条天皇にキレる実資 激おこぷんぷん丸?「前代未聞、空前絶後、世にためしなし!」
2024.06.21

<光る君へ>政を疎かにする一条天皇にキレる実資 激おこぷんぷん丸?「前代未聞、空前絶後、世にためしなし!」

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)。6月16日放送の第24回「忘れえぬ人」では、政を疎かにする一条天皇(塩野瑛久さん)に対して、藤原実資(秋山竜次さん)が言い放った言葉が視聴者の間で話題なった。 第24回では、宣孝(佐々木蔵之介さん

<光る君へ>次週第25回は「決意」 あらすじ&場面カット公開 定子を愛しむあまり、一条天皇は…(ネタバレあり)
2024.06.16

<光る君へ>次週第25回は「決意」 あらすじ&場面カット公開 定子を愛しむあまり、一条天皇は…(ネタバレあり)

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)。6月23日放送の第25回の副題は「決意」で、あらすじと場面カットが公開された。 ◇以下、ネタバレがあります 「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに

『光る君へ』藤原定子への思いを捨てきれない一条天皇、相手にしてもらえない女御たちの憂鬱
2024.06.15

『光る君へ』藤原定子への思いを捨てきれない一条天皇、相手にしてもらえない女御たちの憂鬱

 『源氏物語』の作者、紫式部を主人公にした『光る君へ』。NHK大河ドラマでは、初めて平安中期の貴族社会を舞台に選び、注目されている。第23回「雪の舞うころ」では、出家した藤原定子(中宮)が娘を無事に出産。子の父親である一条天皇が「一目会いたい」と願うも、それは許されず……。今回の見どころについ

【光る君へ】まひろの愛の行方に注目 求婚した宣孝、宋に誘う周明、心の内の道長
2024.06.14

【光る君へ】まひろの愛の行方に注目 求婚した宣孝、宋に誘う周明、心の内の道長

 俳優・吉高由里子が、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を生み出した主人公・紫式部(まひろ)を演じるNHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)。第23回では、周明(松下洸平)がまひろに自身の過去を明かし、朱(浩歌)が越前にやってきた狙いも明らかになる展開が描かれた。また宣孝(佐々木蔵

天皇から愛されるほど不幸になっていった…愛ゆえに世間から憎まれ苦しんだ皇后・定子の悲哀
2024.06.09

天皇から愛されるほど不幸になっていった…愛ゆえに世間から憎まれ苦しんだ皇后・定子の悲哀

一条天皇の妃、定子はどんな人物だったのか。歴史評論家の香原斗志さんは「一条天皇との関係は、当時の常識では考えられないほど仲睦まじい夫婦だった。しかし、それゆえに周囲から疎まれ、決して幸せな人生ではなかった」という――。■みずから髪を切って出家した皇后・定子 中宮定子

道長も困惑した「一条天皇」暴走する“皇后への愛” 花山院の藤原忯子への寵愛も格別なものだった
2024.06.09

道長も困惑した「一条天皇」暴走する“皇后への愛” 花山院の藤原忯子への寵愛も格別なものだった

NHK大河ドラマ「光る君へ」がスタートして、平安時代にスポットライトがあたっている。世界最古の長編物語の一つである『源氏物語』の作者として知られる、紫式部。誰もがその名を知りながらも、どんな人生を送ったかは意外と知られていない。紫式部が『源氏物語』を書くきっかけをつくったのが、藤原道長である。

道長の全盛期重なる「北宋」皇帝が日本に抱く印象 東大寺の僧侶が太宗から受けた様々な質問
2024.06.02

道長の全盛期重なる「北宋」皇帝が日本に抱く印象 東大寺の僧侶が太宗から受けた様々な質問

NHK大河ドラマ「光る君へ」がスタートして、平安時代にスポットライトがあたっている。世界最古の長編物語の一つである『源氏物語』の作者として知られる、紫式部。誰もがその名を知りながらも、どんな人生を送ったかは意外と知られていない。紫式部が『源氏物語』を書くきっかけをつくったのが、藤原道長である。

本郷和人『光る君へ』道隆に道兼、登場人物が続々と「疫病」で倒れたが…疫病流行の際、当時の朝廷はどんな対応をしていた?
2024.05.29

本郷和人『光る君へ』道隆に道兼、登場人物が続々と「疫病」で倒れたが…疫病流行の際、当時の朝廷はどんな対応をしていた?

大石静さんが脚本を手掛け、『源氏物語』の作者・紫式部(演:吉高由里子さん)の生涯を描くNHK大河ドラマ『光る君へ』(総合、日曜午後8時ほか)。第21話は「旅立ち」。突然、髪を下ろした藤原定子(高畑充希さん)。そのことは内裏に広まり、一条天皇(塩野瑛久さん)もショックを受けるが――といった話が展