# ウイルス学

祝・連載1周年! 私が『週刊プレイボーイ』を選んだ理由【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】
2024.09.09

祝・連載1周年! 私が『週刊プレイボーイ』を選んだ理由【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】

連載【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】第65話本コラムの連載開始から1年! 今回は、なぜ筆者が『週刊プレイボーイ』のニュースサイトをコラム執筆の場に選んだのか? その理由をじっくり明かします!* * *■なぜ『週刊プレイボーイ』?

PCR検査で隔離1週間短縮も エムポックス推定、名古屋大
2024.08.26

PCR検査で隔離1週間短縮も エムポックス推定、名古屋大

 エムポックス(サル痘)感染者のウイルス排出量の変化を推定し、適切な隔離期間を検証する手法を開発したと、名古屋大の岩見真吾教授(数理科学)らのチームが26日付の英科学誌に発表した。PCR検査で陰性かどうか調べれば隔離期間を1週間以上も短縮でき、「隔離終了を決めるガイドライン作成に役立つ」として

エイズとデルタのメモワール(回顧録)~パームスプリングス(後編)【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】
2024.08.11

エイズとデルタのメモワール(回顧録)~パームスプリングス(後編)【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】

連載【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】第62話「日本から世界とたたかう――」。そんな筆者の反骨(?)精神がもっとも発露したのが、2021年夏の、新型コロナウイルス「デルタ株」の研究のときだった。* * *■反骨精神の結晶・デルタ株論文<

ウイルスに感染してもなぜ発症しない? 特殊な免疫を持つ、謎多きコウモリに学ぶ
2024.07.30

ウイルスに感染してもなぜ発症しない? 特殊な免疫を持つ、謎多きコウモリに学ぶ

 空を飛ぶのに鳥ではなく、小さくて毛が生えているのにネズミではない。単に気味が悪いと思う人もいれば、新型コロナウイルスのような病原体をもっているかもしれないと心配する人もいる。だが公正を期すために言えば、狂犬病のイヌの方がはるかに多くの人命を奪っているし、カモやブタはインフルエンザウイルスを媒

新型コロナ「第11波」到来で考える、大手メディアの仕事とサイエンスコミュニケーションの大切さ【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】
2024.07.17

新型コロナ「第11波」到来で考える、大手メディアの仕事とサイエンスコミュニケーションの大切さ【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】

連載【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】第57話新型コロナの「第11波」が押し寄せている。大手メディアは、7月12日頃からようやく感染拡大について報じているが、その兆候はすでに6月半ばから見られていた。新型コロナの波が来るたびに同じことを繰り返さないために何をすべきか? 現

エイズを「根治」する術と、それに挑んだ男たち(前編)【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】
2024.07.13

エイズを「根治」する術と、それに挑んだ男たち(前編)【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】

連載【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】第55話今回は、筆者のもともとの専門であるエイズウイルス研究の話。エイズはいまだに「根治」することができない病だが、実は研究レベルでは「根治する方法」は存在するという。人類史上初めてエイズを克服した男、通称「ベルリン患者」のエピソード

牛由来の高病原性鳥インフルエンザ ヒトに高い感染力か 東大チーム
2024.07.09

牛由来の高病原性鳥インフルエンザ ヒトに高い感染力か 東大チーム

 牛に感染したH5N1型の高病原性鳥インフルエンザウイルスは、ヒトへの感染効率が鳥由来のウイルスよりも高い可能性があると、東京大新世代感染症センターの河岡義裕機構長らのチームが発表した。マウスやフェレットに強い病原性を示すことも確認。ウイルスが変化した可能性があり、ヒトへの感染拡大が懸念される

ネアンデルタール人のDNAからウイルスの痕跡を発見…彼らの絶滅の謎を解明する手がかりに(海外)
2024.06.16

ネアンデルタール人のDNAからウイルスの痕跡を発見…彼らの絶滅の謎を解明する手がかりに(海外)

ネアンデルタール人は、現代で言う風邪や口唇ヘルペス、および一部のがんを引き起こすウイルスと同じウイルスに感染していた可能性がある。古代の人類は、これらの未知のウイルスを「遠くの親戚」に持ち込んだ可能性がある。このような古代のウイルスを理解することで、ネアンデルタール

【子宮けいがんとワクチン】子宮けいがん激減、発症ゼロの国も──イギリス在住研究者に聞く
2024.06.09

【子宮けいがんとワクチン】子宮けいがん激減、発症ゼロの国も──イギリス在住研究者に聞く

子宮けいがんとそれを防ぐためのHPVワクチンについて、イギリス在住の江川長靖氏(ウイルス学者・ケンブリッジ大学病理学部、専門は分子ウイルス学)に聞きました。イギリスでは2008年から、Year8(中学2年相当、12歳、13歳にあたる)女性を対象に学校集団接種という形で、HPV(ヒ

科学者・中村桂子 かつて病気といえばまず感染症を考えたが…百日咳、ポリオ、結核。今や「感染症は重大な病気」と捉えない時代になったワケ
2024.06.01

科学者・中村桂子 かつて病気といえばまず感染症を考えたが…百日咳、ポリオ、結核。今や「感染症は重大な病気」と捉えない時代になったワケ

新型コロナウイルスが令和5年5月8日に「5類感染症」に位置づけられてから、1年が経過しました。令和6年3月末には治療薬や入院の公費支援が終了し、猛威をふるったコロナ禍から徐々に日常を取り戻しつつあります。そのようななか、JT生命誌研究館名誉館長の中村桂子さんは「ウイルスとは何かを考えることが、

ウイルス学者が警鐘、温暖化で解けゆく永久凍土から目覚めた「未知のウイルス」がもたらす脅威
2024.05.25

ウイルス学者が警鐘、温暖化で解けゆく永久凍土から目覚めた「未知のウイルス」がもたらす脅威

フランスのエクス・マルセイユ大学の名誉教授で、ウイルス学者のジャン・ミシェル・クラブリーは10年ほど前に、1グラムの永久凍土(凍結状態が複数年継続する北極圏の土壌)を解かして3万年前のウイルスを復活させ、アメーバに感染させることに成功した。そして最近の研究では、シベリアの7地点で

「次のパンデミック」に備えるネットワークをどう確立させるか? SNSがつないだ「絆」(後編)【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】
2024.05.19

「次のパンデミック」に備えるネットワークをどう確立させるか? SNSがつないだ「絆」(後編)【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】

この夏流行?新型コロナウイルスの変異ウイルス「FLiRT」がアメリカで広がっている
2024.05.08

この夏流行?新型コロナウイルスの変異ウイルス「FLiRT」がアメリカで広がっている